「意見広告の会」ニュース353(2006.7.17) (1)案内 非戦を選ぶ演劇人の会、(2)「教基法改正」への動き

 

 

「意見広告の会」ニュース353

 

*ニュースの配布申し込み、投稿は、

  qahoujin at magellan.c.u-tokyo.ac.jp まで、お願い致します。

*迷惑メール防止のため@atに書きかえています。アドレスは@に直して下さい。

*「投稿」の場合は、その旨を当初から明確にしていただけると、確認のための時間が

かかりません。ご氏名、ご所属等の掲載方法などもご指定下さい。

 

 

** 目次 **

1 案内 非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディングvol.

              8/14

2 「教基法改正」への動き

2−1 教育基本法改正へ 各地で集会

       NHKニュース 2006715

2−2  関東地区高等学校PTA連合会大会

              自由の風MN 067.11

 

 

***

1 忘れない、夏 2006

  非戦を選ぶ演劇人の会 ピースリーディングvol.

 

日時:2006814日(月)

開場 17:30 開演 18:00

会場:全労済ホール/スペース・ゼロ

(スペースゼロの地図は以下をご参照下さい)

http://www.spacezero.co.jp/access/index.html

渋谷区代々木2-12-10全労済会館  TEL 03-3375-8741(代)

JR新宿駅南口より徒歩5分、 京王線、都営大江戸線、都営新

宿線の新宿駅6番出口より徒歩1

 

主催:非戦を選ぶ演劇人の会

特別協賛:全労済ホール/スペース・ゼロ

問い合わせ:非戦を選ぶ演劇人の会

(青年劇場内03-3352-6922 平日10:0017:30のみ)

入場料金(全席指定):1500円 中高生:1000円 小学生以下:500円

チケットぴあ:0570-02-9999 Pコード:371-163(7/29前売り開始)

 

構成・演出:渡辺えり子

一部「動物たちが消えた日」リーディング

 戦時下の動物たちの姿を描く、渡辺えり子の新作。(人形とマイムと歌と音楽を交え

たリーディング)

対談「井上ひさし×渡辺えり子」

 憲法九条と日本と世界の平和について語る。

二部「日本の戦争」リーディング

 昨年12月に上演し好評をいただいた、1941年12月8日の真珠湾攻撃・開戦前

から敗戦までの人々の姿を描いた、再演。

 

出演予定者(五十音順):明樹由佳、麻丘めぐみ、稲荷卓央、宇梶剛士、大沢健、小澤

浩明、片岡弘貴、木内みどり、草野徹、小林達雄、沢田知可子、田根楽子、土屋良太、

鳥山昌克、中山マリ、西山水木、根岸季衣、野中友博、平沼寧、広戸聡、深沢敦、藤本

浩二、船津基、松元ヒロ、毬谷友子、丸尾聡、森山直太朗、山崎ハコ、結城孫三郎、渡

辺えり子、

渡辺流演劇塾塾生 他

 

演奏:小野澤篤、吉良知彦、小峰公子、近藤達郎

 

舞台美術:加藤ちか 音響:鶴岡泰三 舞台監督:金安凌平

照明:竹井崇(タケスタジオ)

 

チラシデザイン:JOYS 協力:ポスターハリス・カンパニー

非戦を選ぶ演劇人の会実行委員:永井愛、渡辺えり子、斎藤憐、坂手洋二、福島明夫、

丸尾聡、篠原久美子、西山水木、野中友博、関根信一、明樹由佳、くまがいマキ、中山

マリ、宮島千栄、小澤浩明、清木場直子、一倉梨紗、猪熊恒和、常田景子、朝倉摂、林

光、三田和代、高橋長英、加藤ちか、西川信廣、根岸季衣、松岡和子、杉浦久幸、今泉

ちえこ、金安凌平

 

会のホームページ http://hisen-engeki.com/

会のメールアドレスinfo@hisen-engeki.com

 

カンパ募集中!!(一口¥1,000より)

この会の運営は全てカンパによってまかなわれています。

郵便振込先 加入者名:非戦を選ぶ演劇人の会 

口座番号:00110-3-371079

 

関連の平和のためのイベント

おやすみ世界のこどもたち 

主催:ラ カンパニー アン 

日時:8/30(水) 19:30開演 

会場:青年劇場スタジオ結(YUI) 

問合せ:03-3352-6922(青年劇場)

他の演劇、音楽イベントの詳細は、決まり次第、随時、以下に掲載します。

http://hisen-engeki.com/

 

 

2 「教基法改正」への動き

2−1 教育基本法改正へ 各地で集会

       NHKニュース 2006715

 政府が先の国会に提出した教育基本法の改正案は、衆議院の特別委員会でおよそ50

時間にわたって審議が行われましたが、民主党などが、改正を急ぐ必要はないなどと主

張したたため、継続審議となりました。これを受けて、自民党は、党内外から改正に向

けた機運が高まっていないという指摘が出ていることも踏まえ、その必要性を理解して

もらうため、全国各地で集会を開催することになりました。最初の集会は15日、埼玉

県で党の県連大会にあわせて開かれ、河村建夫文教制度調査会長が講演を行うほか、今

月下旬にかけては宮崎県や福島県などでも開かれる予定です。自民党としては、こうし

た集会を通じて

民主党が提出した対案の問題点も明らかにするなど、次の国会で改正案を確実

に成立させるための環境を整えたいとしています。

 

 

2−2  関東地区高等学校PTA連合会大会

               自由の風MN 067.11

昨日、千葉市内で「第52回関東地区高等学校PTA連合会大会」というものが開かれ

て、参加してきました。

 

受付で配布された資料の中に、文科省の封筒があり、中にはあの資料と、改正案と現行

条文の対比表が入っていました。なんだこれは、と思いました。

 

12時10分から「大会」の議事がはじまり、2時から記念講演というのに、1時10

分ころには大会の議事はほとんど終わってしまいました。議事次第でこのあと予定され

ているのは、「文部科学省行政説明」というものだけでした。まさかこんなに時間とる

のか?と思っているうちに、説明者の「大臣官房審議官 ばんどうくみこ(漢字は不明

)」氏が登場。このあと、延々と30分近くにわたって「教育基本法改正に皆さまの御

理解を」という説明を聞かされたのです。

 

同氏は、マスコミ等では残念ながら一部の点だけがとりあげられて議論されている、と

いい、まず、教育基本法の改正がなぜ必要か、ということで、戦後の民主的な社会の形

成に役割を果たしてきたが、60年間改正されないうちに、教育に様々な問題がでてき

た、学力や学ぶ意欲の低下、体力、健康にも問題が出ている、子どもたちの基礎、土台

からつくっていくことが必要になっている、あらためて教育の目標や理念を明らかにす

る必要がある、などと説明。また、家庭の機能が低下したために学校に様々な課題が持

ち込まれて、学校の機能も低下してしまうので、家庭教育を重視する必要がある、など

と全体的な説明をしてから、さらに条文ごとに説明。特に、改正案第2条5号について

は、新聞等で一番取り上げられているが、と言って、伝統文化の尊重と、国や郷土を愛

することと、他国を愛し、国際社会の平和と発展に寄与することを、全体としてとらえ

て規定しているものである、といった説明をしました。また、第16条については、こ

れまで「不当な支配」というのは教育行政による支配も含むような解釈もあったが、昭

和51年の最高裁判決で、法に従った正当な教育行政は不当な支配にあたらないという

判断が示されたので、これにしたがって、法に従った正当な教育行政は不当な支配にあ

たらないことを明確にしたもの、というような説明をしていました。

 

私はこれまでこの「関東大会」には2年前から出席していますから今年が3回目なので

すが、これまでこんな「行政説明」などはありませんでしたし、記憶している限りでは

文部科学省からは来賓も何も来ず、何の影もなかったはずです。昨年は全国大会にも行

きましたが、たしか同様でした。ですから、私としては異様な感じを受けたのですが、

他の参加者がどう受け取ったかはわかりません。ちなみに一緒に行った教頭とPTA担

当の先生はこの説明が終わっても拍手していませんでした。当然私もですが。

 

おそらく関東だけでなく、全国の地区大会で同じようなことをやっているのでしょう。

関東大会は3200名の参加ということでしたから、全国の総数では相当な数になるは

ずですし、8月24〜25日には全国大会もありますから、そこでも同じようなことが

あるのかもしれません。また、これは高校だけのPTAですから、小中のPTAも含め

るともっと多くの数になります。文科省にしてみれば国民向けの絶好の宣伝の機会でし

ょう。しかし、マスコミの論調を意識したり、決して一般の人には理解しやすくはない

と思われる「不当な支配」の解釈論まで展開するあたり、反対意見の存在を相当に意識

していることのあらわれとも思えました。