消防局がリスト 購入割り当てか 横浜市長パーティー券 アサヒコム(2007.12.7)

 

http://www.asahi.com/politics/update/1206/TKY200712060368.html

 

 

消防局がリスト 購入割り当てか 横浜市長パーティー券

2007年12月07日07時36分

 横浜市の中田宏市長を支援するために05年に開かれた政治資金パーティーの券を、市の消防署員が窓口となって消防団幹部が大量に購入していた問題で、全消防署の購入依頼枚数を示すリストを、市消防局(現・安全管理局)が作成していたことが6日、朝日新聞が入手した文書などから分かった。市は強制的な販売を否定するが、消防団側へ割り当てた形になっている。出先だけでなく局ぐるみの関与となると、政治資金規正法(公務員の地位利用の禁止)に触れる疑いがある。

 また04年4月にあった中田市長の政治資金パーティーでも同様の方法で券が売られていたことが、新たに分かった。300枚の依頼に対し、「300枚弱売れた」(安全管理局)という。

 入手した文書は「横浜を発展させる集い参加依頼数」。市内21の消防団幹部の役職と人数を示し、計250枚の割り当てが記載されている。

 市安全管理局によると、この文書を作成したのは市消防局総務課の消防団係長(当時)。04年のパーティーでも同様のリストを作っていた。元係長は「消防団長会の会長、副会長に頼まれて作って渡した」と説明しているというが、市はリスト作成の流れについて調査する方針だ。

 市安全管理局は「局本部の人間が関与していたことは不適切だったが、地位を利用したあっせんではないと考えている」としている。