何でもやると横浜市長 将来の国政転出に意欲 東京新聞(2009.7.28)

 

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009072801000541.html 

 

 

「何でもやる」と横浜市長 将来の国政転出に意欲

2009年7月28日 20時41分

 2期目途中での辞任を表明した横浜市の中田宏市長(44)は28日午後、市役所で記者会見し、今後の政治活動に触れ「この国に残された時間は長くない。国を改めるためには何でもやる」と将来の国政転出に意欲を見せた。ただ、8月の衆院選や10月にも予定される参院神奈川選挙区の補選への出馬は見送るという。

 辞任理由について「2期(で辞任)ということは初当選から意識していた。期限を区切ってやらないと良い仕事はできない」と述べた。

 辞任時期に関しては(1)市長選を衆院選と同時にやることで経費を削減でき、高い投票率も期待できる(2)新しい市長が来年度予算編成に取り組むことで財政の無駄を減らせる―などを理由に挙げた。

 後継指名はしないとし、次期市長には「持続可能な財政運営をしてくれる人がいい」と期待を表明。後継には複数の市幹部や女性の元幹部が浮上している。

 中田氏は「国民運動に全力を注ぎたい」として、松山市の中村時広市長や東京都の山田宏杉並区長と設立する政治団体を中心に活動。大阪府の橋下徹知事らとの「首長連合」も「衆院選後の国政の検証で活動を継続させる」と説明した。

(共同)

 

(写真説明)  辞任を表明し、記者会見で将来の国政転出に意欲を見せる横浜市の中田宏市長=28日午後、同市役所