横浜 中田市長辞職 市政投げ出した 残念 意見さまざま 横浜市議会議員大田正孝氏ホームページより(2009.7.29)

 

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横浜市議会議員大田正孝氏ホームページ http://www.ota-masataka.com/index.htm 

 

 

横浜・中田市長辞職 「市政投げ出した」「残念」…意見さまざま

 投稿者:鈴木友則  投稿日:2009年 7月29日(水)10時29分32秒

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横浜市の中田宏市長(44)が辞任を表明した28日、中田市長は会見で「市の財政再建にめどがついた」など、これまでの実績をアピールして理解を求めた。その一方で、市議や市職員、市民からは「投げ出しだ」「熱心だったので残念」など、さまざまな意見が聞こえてきた。

 ■辞表提出

 28日午後1時ごろ、中田宏横浜市長(44)は辞表を手に、横浜市議会の川口正寿議長(66)を訪れた。「市民367万人を裏切るんですか」。川口議長の問いに、中田市長は「そうではありません」と答えた。川口議長は辞表を受理し、すぐに同市選管に通告した。5分ほどで議長室を出た中田市長は、晴れやかな表情でまっすぐ前を見つめ市長室へ戻った。

 約30分後に開かれた臨時の記者会見では、あふれんばかりの報道陣が集まり、矢継ぎ早に質問。中田市長は任期途中での辞任について、市の財政再建にめどがついたことや、今秋設立予定の新たな政治団体での活動に専念していくことなどを繰り返し強調した。

 市民に対しては、「不便をかけたり、我慢してもらったりということもたくさんあったと思う。協力に感謝している。市の財政が、少なくとも次につながる状態にすることができた」と、目を潤ませて一言一言をかみしめながら話した。

 ■批判の市会

 突然の辞任表明に対し、市議会からは批判が相次いだ。

 自民党横浜市会議員団の佐藤茂団長(54)は、「これだけいきなりやられてしまうと政党や会派、有権者に時間的余裕を与えられない。(8月30日の投開票の場合)衆院選の投票日に行ったついでに、(市長選に)1票投じてくるというのでは困る」と不快感をあらわにした。29日午後に団会議を開き、推薦候補者探しに着手するという。

 ある民主党市議(60)は「投げだし以外の何ものでもない。任期途中での辞任、選択してもらった市民に対して責任を全うしていない」。公明党の仁田昌寿団長(52)も「付託した市民からは理解が得られないのではないか。率直に『投げ出し』との感を受ける」と顔をしかめた。

 ■どうなるY150

 中田市長が名誉会長を務める横浜開港150周年記念事業「開国博Y150」。9月27日までの会期で有料入場者数の目標は500万人だが、7月27日の時点で約64万人と、苦戦を強いられている。

 夏休みのかき入れ時を迎えた矢先の市長辞任。横浜開港150周年協会の担当者は、「市長自身が力を入れてやっていたので、報道で辞任を知ったときは驚いた。イベント自体に支障はないと願うが、辞任後も応援してもらえるのだろうか…」と不安げな様子だった。

 ■市職員や市民は

 市の30代女性職員は「職員に直接メールを送ったり、末端の職員の声を聞こうという姿勢があったのに」と残念がった。

 市医療政策課の男性職員は(33)は「改革派市長として誠実に業務をし、熱心だったと思う。今後は横浜市にかかわらず活躍してほしい」とエールを送った。

 一方、横浜市戸塚区の無職の女性(70)は「ちょっと無責任。やりたいことがあって市長になったのではないのか。自分では財政立て直しをアピールしているが、市の財政は厳しいと思う。次の市長には財政をしっかりして、福祉に目を向けてほしい」と批判。

 横浜市旭区の会社員、原壮一さん(49)は「びっくりした。橋下さん(大阪府知事)や東国原さん(宮崎県知事)といろいろやっていてよかったと思う。やることはやったのでは。利益を生み、横浜市が横浜株式会社みたいな感じになっていたと思う」と評価した。

 盟友の松沢成文知事は、「出処進退は最高の政治倫理として尊重する」とした上で、任期途中の辞任については「市民に理由を説明すべきだ」とコメントした。