「いつか来た道」 『週刊朝日』(2010.1.20)

 

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編集後記

メディアが権力の暴走を止めようとしなくなったらどうなるか。再び「いつか来た道」をたどることになるのは明らかです。

軍官僚が政党を押しつぶし、戦争への緒を開いたことを私たちはけっして忘れてはいけません。あのとき掲げられていたのもまさに"正義"の御旗でした。

時代は変わり、いまの検察官僚は当時の軍官僚と重なります。世の中を圧倒的な大本営発表が席巻するなか、はなはだ微力ですが、せめて弊誌だけでも検察に迎合することのない国民目線の報道に徹したいと思います。ご支援ください。 本誌・山口一臣

 

 

検察の狂気 これは犯罪捜査ではなく権力闘争である 検察がたどる「いつか来た道」 ひと目でわかる小沢「疑惑」の全構図 週刊朝日2010年1月29日号

 

"腹心"3人の逮捕で、検察はついに小沢一郎・民主党幹事長を迫い詰めたかに見える。だが、先の西松建設事件同様、逮捕理由は秘書の「虚偽記載」のみ。検察はメディアを使った情報・心理戦を繰り広げるが、すでにリークされる情報は「手詰まり感」が漂う。

小沢氏も16日に開かれた党大会で、ついに重い口を開き、全面対決を宣言した。

ジャーナリスト上杉 隆+本誌取材班