鈴木宗男衆議院議員インタビュー:小沢一郎氏の「起訴相当」は、検察特捜部のシナリオ――「民主党 司法のあり方を検証・提言する議員連盟」第1回会合における、郷原信郎氏の講演(2010年4月28日)直後の岩上安身氏(フリージャーナリスト)によるインタビュー(2010.5.1)

 

http://tweetbuzz.jp/entry/23789031/www.youtube.com/watch?v=GZ6qZYRGUww より

 

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【岩上安身氏】 と言うことは、いったんは不起訴にしておいて、検察審査会で、起訴相当というのが出る。

【鈴木議員】 そういう、シナリオ、ストーリーなんです。

 

【ホームページ管理人のコメント】 もしそうだとすれば、「明石花火大会歩道橋事故の明石署元副署長」にたいする起訴相当議決(2009.7.30、2010.1.27)、「JR福知山線事故のJR西日本歴代3社長」にたいする起訴相当議決(2009.12.4、2010.3.26)、および、「偽装献金問題の鳩山首相」にたいする不起訴相当議決(2010.4.26)の最近の一連の検察審査会による議決も、すべて、今回の「政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑の小沢幹事長」にたいする起訴相当議決(2010.4.27)を不自然に見せないように利用もしくは世論誘導し、最終的に小沢氏を政治的に葬り去るという、特捜検察による巧妙なシナリオだった疑いが濃厚となる。

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【岩上氏】

先生。

 

【鈴木宗男議員】

はい、はい、はい。

 

【岩上氏】

あのー、おー、先生、どうも。お久しぶりでございます。

 

【鈴木議員】

はーい、どうも。

 

【岩上氏】

さきほどの、ね、あのー、質疑応答のところでのご質問で、でた発言、大変、あのー、ちょっと、ショッキングだったんで、もう一度、ちょっとそこ、お聞きしたいんですけども。検察の副部長が、石川さんに対して、検察審査会まで視野に入れてると。

 

【鈴木議員】

はい。

 

【岩上氏】

ちょっと、どういうことでしょうか。

 

【鈴木議員】

あのー、これ、2月1日。東京地検特捜部副部長、吉田正樹検事が、石川代議士に、うん、今回は起訴できないが、検察審査会で間違いなく、起訴されるんだと。

 

【岩上氏】

それ、小沢さんのことですか、石川さん。

 

【鈴木議員】

いや、小沢さんのこと。

 

【岩上氏】

小沢さんのこと。

 

【鈴木議員】

はい。そう、石川代議士に言ってるんです。その時に、この吉田ちゅう検事は、特捜副部長は、テーブルたたいて、こら、石川と。お前、水谷から5000万もらっただろうと。迫った、ちゅうんです。

 

【岩上氏】

はあー。ということは、いったんは不起訴にしておいて、検察審査会で、そのー、じつは、このー、起訴相当というのが出る。

 

【鈴木議員】

出る。

 

【岩上氏】

そういうことも、全部、お約束。

 

【鈴木議員】

ですから、検察は、そういう方向にもっていこうというのが、ありありなんです。

 

【岩上氏】

お約束だったんですか。

 

【鈴木議員】

いや、約束というか、そういう、シナリオ、ストーリーなんです。

 

【岩上氏】

今回のことは、全部、予想されたことなんですか。

 

【鈴木議員】

そういうことなんです。だから、検察官が、どういう説明をするかによって、まったく、あの、審査会の。

 

【岩上氏】

誘導できる。

 

【鈴木議員】

(審査会の)一般の皆さんが、あの、受け止め、違ってくるでしょ。

 

【岩上氏】

それで、可視化しなけりゃいけない。

 

【鈴木議員】

それと、報道によって、ね、報道で、なんか、小沢さん、やましいことしてるぞ、ちゅうことを、あんだけ流されたら、一年間流されてるわけですから。一般の、この、審査会のメンバーの人らは、どうしても、なんかあるんでないかという、受け止めをしてしまう。これ、不幸なことですね。公正じゃないですね。

 

【岩上氏】

そうすると、ここまでのは、ぜんぶ、ある意味、シナリオ通り、予定通りということ。

 

【鈴木議員】

わたしは、検察の、特捜部の、シナリオ、ストーリー通りだと。

 

【岩上氏】

はあー。恐ろしいですね。

 

【鈴木議員】

いや、もう、だから、権力の暴走、怖いですよ。わたし自身も、それ経験してますから。怖いですよ。本当に怖いと思います。

 

【岩上氏】

検察審査会は、可視化しなければいけませんね。

 

【鈴木議員】

もちろん。ほかに、取調べの可視化もせんといかんです。

 

【岩上氏】

もちろんです。

 

【鈴木議員】

それと、調書主義ですから、調書を取られる人の可視化もせんといかんです。参考人、証人になる人たちの。被疑者よりも、逆に、参考人、証人になる人の可視化をしなければ、冤罪は、これ、なくなりませんよ。検察に、やっぱり、誘導、誤導されますから。

 

【岩上氏】

はあー。恐ろしいですね。

 

【鈴木議員】

恐ろしいです。

 

【岩上氏】

あのー、ひとこと、この、今回の、おー、そのー、予定されてた、あるいは予想されていた、あー、検察審査会の結論を聞いて、あのー、鈴木先生としては、いま、どういうふうに思われてますか。あるいは、これから、どうするべきだと。

【鈴木議員】

民主主義の危機だと思ってます。権力の暴走は、怖いです。これを、きちっと歯止めをかけなければいけません。

 

【岩上氏】

与党、野党、あるいは自民党、民主党、関係ないですね。

 

【鈴木議員】

与党、野党、問わずですよ。自民党議員だって、いまは野党だけども、また、権力側についたとき、狙われますよ。

 

【岩上氏】

政党政治の危機ですね。

 

【鈴木議員】

いえ、民主主義の危機です。これは、はい。

 

【岩上氏】

分かりました。有り難うございました。また、お聞かせください。