“新党ごっこ”の前に横浜市民にカネ返せ 日刊ゲンダイ2010年5月14日付(2010.5.17)

 

http://netallica.yahoo.co.jp/news/122887 

 

“市民派”中田市長のダーティーな素顔

http://www.kit.hi-ho.ne.jp/msatou/nakada.html 

 

新党ごっこの前に横浜市民にカネ返せ!

2010/5/17 11:26

 

 首長経験者を中心に結党した「日本創新党」が13日、参院選の1次公認候補6人を発表した。代表幹事の中田宏・前横浜市長をはじめ、首長経験者3人は比例区から出馬。東京、大阪、千葉の選挙区で新人3人を擁立するが、いずれも無名候補ばかり。
 中田は「ウチは金メダリストを立てるつもりはない」と強がっていたが、党首の山田宏・東京都杉並区長は「当選が至上の目的ではない」「知名度は今ひとつという方もいるかも」と早くも後ろ向きな発言。自身の出馬については「現在のところ白紙。『党首であるアナタが立たないとダメだ』という声も多い」と明言を避けたが、もったいつけている場合か。
 地味な候補以上に目を引いたのが、発表会場の豪華さだ。結婚式場として人気のある東京・表参道のホール。広さ381平方メートルの宴会場の利用料は1日約95万円だ。天井にはシャンデリアがぶら下がり、120席が用意されながら半数程度しか埋まらなかった報道席を除けば、スターの婚約会見さながらだった。
「今月30日には、六本木ヒルズアリーナで、キックオフイベントを開催する予定です。週末にアリーナを使えば、基本使用料金だけで1日250万円もかかります。資金は、どこから捻出しているのでしょうか」(政界関係者)
 創新党は国会議員の参加がなく、政党交付金は一銭も入ってこないはず。スポンサーには意外な財界人の名前が浮上している。紳士服「AOKI」の創業社長・青木拡憲氏(71)だ。
「青木氏は、他の創業社長らと定期的に政治家を招いては、会食しています。とにかく政治好きで、山田氏や中田氏らとも親しかったようです」(政界関係者)
「週刊朝日」は、青木社長が新党設立前に中田氏らと密会し、「カネの心配はするな。俺だけじゃないから任せろ」と激励したと報じていた。その場では「30億円」という具体的な金額も飛び出したという。
 そんなカネを新党ごっこに使うなら、中田幹事は、大失敗の横浜開国博に使った78億円の一部でも返したらどうだ。

(日刊ゲンダイ2010514日掲載)