小沢一郎の「政治とカネ疑惑」は、政権交代に批判的な「検察のデッチアゲ」だと「週刊朝日」山口一臣編集長も言っています 『毒蛇山荘日記』(2010.8.26)

 

文芸評論家・山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』

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10-08-26

小沢一郎の「政治とカネ」疑惑は、政権交代に批判的な「検察のデッチアゲ」だと、「週刊朝日」山口一臣編集長も言っています。

以下は、山口一臣編集長今日の「ツィート」(http://twitter.com/kazu1961omi)からの引用です。

http://twitter.com/kazu1961omi

 

kazu1961omi 端的にいえば、いま言われている小沢氏に関する「政治とカネ」は一部検察官が自らの保身と出世のためにデッチ上げた虚構に過ぎないということです。民主党代表選の直前に、村木厚子さんの裁判無罪判決が出て、検察がどういう組織なのかがハッキリします。小沢陸山会事件は、村木裁判と表裏です。

6分前 TweetMe for iPhoneから

 「小沢事件はデツチアゲ…」と、ここまで明確に言い切る記者も珍しいが、ともあれ、「週刊朝日編集長山口一臣が、小沢事件の真相について、「一部検察官が自らの保身と出世のためにデッチ上げた虚構…」であると断言しているにもかかわらず、菅直人は、愚かにも、早速、この「政治とカネ」問題を、「代表選」の切り札にしようとしているようだが、日本国民民主党党員も、むろん民主党議員たちも、そこまで馬鹿ではない。菅直人は墓穴を掘っているとしか見えない。

首相は26日午前、首相官邸で自らの再選を支持する当選1回の衆院議員14人と会い、代表選について「命を懸ける覚悟で臨む」と強調。この後、仙谷由人官房長官や阿久津幸彦首相補佐官ら4人の首相補佐官と昼食を共にし、代表選の戦略を練った。

 首相は同夜、「政治とカネ」の問題で強制起訴の可能性がある小沢氏の立候補について、記者団に「国民、党員がどう判断するかにかかっている」とけん制した。

思わせぶりな言い方だが、菅直人等がこの問題で勝負しようとしていることは明らかである。ところで、同じ朝日でも、昨夜、報道ステーションに出ていた「星浩」とかいう政治記者の言うことは「ひどい」の一語に尽きる。星は、小沢事件の真相には一言も触れず、西松建設水谷建設に関係する小沢事件そのものが、検察恣意的なデッチアゲ事件であることを黙殺して、検察でさえ不起訴とした小沢疑惑なるものを、あたかかも事実のごとく、つまり、小沢一郎を、「政治とカネ」問題を抱えた疑惑の金権政治家であり、しかも「これから起訴されるかもしれない政治家・・・」と話していたが、これは検察マスコミが仲間(グル)であることを、端的に物語っている。小沢事件は、すでに明らかになっているように、「週刊朝日編集長山口一臣も言うごとく、「一部検察官が自らの保身と出世のためにデッチ上げた虚構…」である。さらに言えば、星浩のごとく、新聞社テレビ局政治記者たちが意識的に、検察情報を鵜呑みにしているかのように話していることからも分かるように、検察マスコミの合作であり、利害関係を共有する者たちによるデッチアゲ事件である。 星浩等は決して「検察の暴走」問題や、「検察側からのリーク報道」問題、あるいは米国の日本に対する「植民地支配」問題は、口にしない。その代わり、デッチアゲが明らかであるにもかかわらず、情報弱者層を狙って、洗脳すべく、小沢一郎事件なるものの真相探求はそっちのけにして、イメージとしての小沢一郎事件こだわり続ける。たとえば、星は、ネチネチと小沢事件批判を展開した後で、菅直人陣営に対しては、小沢の「政治とカネ」疑惑を徹底的に追求していけば、代表選にも勝てるだろうと忠告するかのように話していたが、まさしく「語るに落ちる」というものである。小沢事件の真相解明より、小沢事件のイメージを煽ることに専念する。それがB層の情報弱者たちには有効だと考えているからだろう。現に、マスコミ情報を信じるならば、「小沢一郎復権に反対が八割」という調査結果が、その有効性を証明している。しかしこの調査結果がどこまで信用できるものなのか、はなはだ疑問である。さて、星浩等が、かたくなに「官房機密費」疑問に一言も触れないところを見ると、星浩あたりも「官房機密費」と深く関わっているに違いない。しかしマスコミも、「週刊朝日編集長の発言を見るまでもなく一枚岩ではない。いずれ朝日新聞政治記者星浩という男の正体も、NHK政治記者影山日出夫場合と同じように、密かに暴露され、発言を封じられるだけではなく、存在そのものが消される時が来るに違いない。報道ステーションその他のテレビ番組に登場して、小沢批判を繰り返す星浩の顔を見たら、「官房機密費」を連想しながら、その小沢批判の話を聞いた方がいい。