[小沢検察審] 情報公開請求の本紙への回答は 全て黒塗りだった 日刊ゲンダイ2010年11月25日付(2010.11.30)

101125nikkangendai-ozawa.pdf

【資料】
Civil Opinions Blog 一市民が斬る!!
http://civilopinions.main.jp/2010/11/post_14.html
「日々坦々」の資料Blog
http://ameblo.jp/asuma-ken/entry-10717974599.html


[小沢検察審]情報公開請求の本紙への回答は 全て黒塗りだった(日刊ゲンダイ2010/11/25)


2回目は記録さえもなし

こんなデタラメが許されるのか。小沢を[強制起訴]した東京第5検察審査会(検察審)のことである。先月の本紙の第5検察審に対する情報公開請求の回答がようやく届いたのだが、この中身がメチャクチャなのである。

本紙が情報公開請求したのは10月18日。第5検察審が1回目(4月)、2回目(9月)の議決に至った会議について、内容と関係のない「開催日時」「場所」「回数」などを求めた。ところが、その後、何の音沙汰もナシ。検察審事務局に問い合わせると「第5検察審で検討しています」というばかりだった。自分で自分に対する情報公開の可否を審査するなんて前代未聞。しかも、一部報道によると、2回目の議決にかかった期間は1週間程度だったのに、情報公開の審査には1カ月もかけているからハチャメチャだ。

で、今月17日にようやく回答が届いたのだが、ご覧のように1回目の「審査事件票」をみると、受理日時も1回目の審査日時もすべて黒塗り。既に公表されている議決日さえも黒塗りだから、審査員のオツムは大丈夫なのかと心配になる。

驚くのは、証人等の延べ人員で「被疑者」欄があることだ。第5検察審は検事を聴取しているが、小沢からは一度も弁明を聴いていない。小沢が会見で「秘密のベールに閉ざされている」と検察審を批判したのも当たり前で、第5検察審は「怠慢」だったといわざるを得ないだろう。

さらに驚愕なのは、この「審査事件票」は2回目分が「存在しない」のである。

「(最高裁の)通達で、2回目の会議については(審査事件票を)作成することになっていません」(検察審事務局)

アホか。「起訴議決」という重大案件を下す機関のクセに、1回目分の文書はあっても、2回目分はナシなんて済まされるワケない。これじゃあホントに審査したのか確認しようがない。

こうなったら、「疑惑」まみれの第5検察審の審査員は名乗り出て、洗いざらいブチまけるべきだろう。