検察審査会は検察の裏金の窓口ではないのか (日刊ゲンダイ 2011/1/27) 『日々坦々』の資料ブログ(2011.1.28)

 

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検察審査会は検察の裏金の窓口ではないのか

テーマ:検察

 

2011-01-28

検察審査会は検察の裏金の窓口ではないのか

 

(日刊ゲンダイ2011/1/27)

 

小沢強制起訴議決も疑問

小沢「強制起訴」でクローズアップされた検察審査会に“仰天”の疑惑が浮上している。検察審は「裏金づくりの窓口機関」ではないか、というものだ。

 

コトの発端は一市民運動家の告発だった。国本勝・公共問題市民調査委員会代表がこう言う。

「私は03年に地元市議を公選法違反で告発しました。不起訴になったので、千葉検察審に申し立てました。結果は不起訴相当で、検察の判断通りだったのですが、なかなか議決が出ず、事件が時効になってしまったのです。おかしいと思って事務局に問い合わせると、すぐに議決書が送られてきた。しかし、告発した被疑事実の日時と議決書に書かれた日時が違うなどズサンなところが複数ある。そこで再度、問い合わせると、今度は質問した1、2時間後に『審査員11人に集まってもらった』結果として、『議決はおかしくない』との回答がファクスされてきたのです。翌日に違う質問をしたら、また同じ対応でした。11人の審査員が2日連続で、しかも1、2時間以内に集まれるものだろうか。議決書自体が事務局の『作文』ではないかと思いました」「怪しい」と感じた国本代表は、本当に会議をしたのかを確認するため、千葉地裁に情報公開請求した。審査員の旅費の開示を求めたのである。黒塗りの文書には、会議が複数回開かれたことが記載され、1カ月平均60万円ほどが支出されていた。

「毎月、同じ程度の金額が旅費名目で支払われている。これは怪しいと思いました。それに検察審が開かれる会議室に人がいるのを見たことがない。本当に審査員は集まり、旅費を支払っているのか。検察審は『裏金の窓口』じゃないか。違うというなら、もっと情報公開すべきです」(国本勝氏)

 

まったくだ。何から何まで秘密のベールに包まれている検察審は、メンバーも議事録も非公開。小沢事件でも、東京第5検察審の審査員の年齢が1回目、2回目ともにピタリ同じだったり、審査補助員の弁護士が選任されていなかった時期に会議が開かれていたり、と怪しいところが数多くある。本当にきちんとメンバーが集まり、審議し、議決したのか。「架空議決」の疑惑すら取り沙汰されている。

 

法務・検察当局が検察審の「裏金窓口」疑惑に反論するなら、ひとりでもいいから審査員をオモテに出すべきである。