P国民は騙されている 小沢強制起訴の虚構 日刊ゲンダイ 日々坦々の資料ブログ(2011.2.16)

 

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P [国民は騙されている 小沢「強制起訴」の虚構]

テーマ:小沢事件

 

2011-02-16

【第17回】会議に1回も出ないヤツ、議決書押印をサボったヤツもいた

[国民は騙されている 小沢「強制起訴」の虚構] (日刊ゲンダイ2011/2/16)

 

検察審査会の最大のいかがわしさは、一切中身が公開されないことだ。

 

「オープンでクリーン」を叫ぶ菅首相は、小沢元代表のことをいかがわしい政治家のごとく扱っているが、少なくとも小沢は何度も記者会見を開いたり、官邸に呼ばれれば出向く。しかし、検察審査会は、何も発しない。データも出さない。「オープンでクリーン」から一番かけ離れた存在だ。そんな機関が、匿名で他人の起訴を決め、人生を左右しているのだ。暗黒裁判以外の何ものでもない。

だいたい、本当に11人の審査員が存在するのかも怪しい。

それが顕著に表れたのが、「平均年齢34・55歳」の“衝撃”だった。

 

東京地検特捜部の小沢不起訴処分を受けて開かれた東京第5検察審の議決が明らかになったのは、昨年4月と10月の2回。2回とも「起訴相当」の議決だったから、小沢は強制起訴処分になったのだが、4月の11人と10月の11人の平均年齢が小数点第2位まで同じだったのだ。もちろん、メンバー11人は4月と10月時点では全員入れ替わっている。にもかかわらず、平均年齢がソックリ同じなんて、数億分の1の偶然。実際にはあり得ない。

 

だから、昨年10月の2度目の議決以来、「おかしい」「1回目も2回目もメンバーは同じなんじゃないか」と猛烈な批判にさらされた。当然、国会でも問題になり、参院予算委の筆頭理事・森ゆうこ議員が再三、事務局に資料請求をした。だが、よほど後ろめたいことがあるのか、審査員11人に関する年齢などの個人情報は極秘のまま。ようやく明らかになったのが、会議日時や出席者の人数など最低限のデータだった。

 

2回目の「議決」以降に分かった検察審査会のズサン内幕

 

しかし、そこでも驚くべきことが分かった。民主党関係者が言う。

2回目の『起訴相当』議決を決めた東京第5検察審は、7〜10月にかけて計8回の会議を開いている。このうち、会議に一度も出席していない審査員が2人いました。実は審査員全員が出席して開かれた会議は一度もなかった。それだけではありません。9月14日の議決日に2人、議決書を作成した10月4日に3人が欠席している。つまり、議決した審査員11人と、議決書に押印した審査員11人は同一ではなかったのです」

 

検察審は、11人の正規メンバーのほかに、さらに11人の補充員を用意している。欠席者がいると、補充員が代理出席するのだが、それまでの会議、議論にほとんど顔を出さなかった者がいきなり議決に参加したり、議決書にサインするなんて、あまりにいい加減すぎる。

 

昨年10月時点では、こういったデータは隠されていたから、何も報道されていない。「平均年齢の疑惑」も、何度か修正されたため、大マスコミはウヤムヤにしてしまった。初歩的な疑惑にフタをして、それで、いかがわしい検察審が出した強制起訴処分だけは金科玉条のごとく扱って、小沢を犯罪人扱いなのである。おかしくないか。(つづく)

 

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