Windows2000 Serverで120GB以上のディスクを使うには
〜 最初から設定しておいてくれ 〜 安いプリインストールのWindows2000サーバーにはだいたい80GB程度のHDDが搭載されている。ちょっとお金を出してたくさんディスク容量のあるサーバーにした場合、200GB前後が付いてきたのではないだろうか。 このサーバーがクラッシュするとか、クラッシュ寸前でHDDを交換することになった場合、再インストールかディスクを1本交換してミラーの再構築を行うことになるだろう。 当初から大容量のHDDが付いていて、ミラーの再構築でシステムをコピーできれば問題ないのだろうが、購入時に小さなHDDが搭載されている場合や、OSの再インストールを行ってしまった場合は「120GBの壁」にぶち当たる。 実際にBIOS上では250GBと表示されているディスクに、20GBでシステム領域を作成してOSをインストールすると、残りの容量は100GBしか見えなくなってしまう。10GBや20GB程度なら諦めもつくけど、半分以上見えなくなっちゃうともったいないし問題だよね。 そこでこの領域を使用できるようにしてみよう。 手順を簡単に書いてみますので、実際に行われる場合はMSのサポートページをご覧になり、その指示に従って行って下さい。 @BIOSで搭載されているディスクの容量を確認します。(BIOSで見えている容量が限界です) AOSがサービスパック3(SP3)以降であることを確認します。(SP2以前の場合は最新のサービスパックを適用する) Bレジストリ エディタ (Regedt32.exe) を起動します。 (ファイル名を指定して実行から起動する) C次のレジストリキーを見つけます。 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Atapi\Parameters D[編集] メニューの [値の追加] をクリックし、次のレジストリの値を追加します。 値の名前 : EnableBigLba
Eレジストリ エディタを終了します。データ型 : REG_DWORD 値のデータ : 0x1 F再起動します。 これでBIOSで見えている容量分HDDを活用することができるはずです。 詳しくはこちらのページを参照して下さい。(必ず読んで理解してください) あたしは実際にこの方法で160GBや250GBのディスクを使用しています。 作業は難しくありませんが、パソコンの知識の無い方やトラブル時に対処できない方は絶対にやらないで下さい。 ※この作業を実行する場合は自己責任でお願いします。トラブルが発生した場合でも、当方は一切責任を取りません。 ※この作業はレジストリを変更します。レジストリを破壊すると、システムが起動しなくなる恐れがあります。 ※稼動中のサーバーで作業を行う場合、必ずバックアップを行って下さい。
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