<アーシング実験>

このページは9月3日に更新されました。

●アーシングとは?

アーシングとは読んで字のごとく「アースを施す」ということです。
車はマイナス側は全てボディーアースされていますが、このノーマルのアースを強化するチューニングのことを言います。
アーシングには、点火系の強化と電装系の強化の2つの目的があります。


●アーシング実験の動機

 ある日友人が自宅を訪れた。
 「俺アーシングしたぞ〜!」
 ”アーシング??”なんだそれ?
 「知らないのか?」
 「今流行りで、車の電気系統をチューニングしてエンジン効率を上げるためのものだ。」
 「なかなか調子が良いし、燃費もUPしたんだぞ〜!」
 友人の自慢である。
 この友人というのは地元レーシングチームAGGRESSORのリーダーである。
 チーム解散を期に車をアコードワゴンに買い換えはしたが、相変わらずいじりまくりである。まあ彼が言うのだから”アーシング”とはよほど良いものなのであろう。
 で、いくらかかったの?
 「工賃込みで15,000円。」

 彼のインプレッションとしては、
 ・エンジン音が静かになった
 ・マフラーの音が静かになった(もともとやかましいマフラーだからようわからん)
 ・低・中速トルクがUPした(体感)
 ・燃費がリッターあたり0.7km良くなった
 だそうだ。

 それならあたしもやってみようというわけで、このアーシングを決意したのであった。
 しかし、その辺のショップで取りつけてもらうのはどうかと思い、ネットで勉強して自分で施工してみることにした。

 「ショップでできるならあたしにだってできる!」


●用意したもの

@ケーブル
 今回使用したケーブルは、オーディオアンプの配線に使用する電源ケーブル。
 サイズ:8sq
 容量:60A
 スリーブ:塩化ビニール(80℃耐熱) ←もっと強いものが良い
 近所のショップではこれしかなかった・・・。

Aターミナル
 24Kメッキ6φターミナル(8sq対応)


●実験に使用した車

HONDA ACCORD SiR(CF−4)
エンジン2.0L DOHC VTEC
最高出力
(PS/rpm)
180/7,000
最大トルク
(kgm/rpm)
19.6/5,500
燃費(km/L)
(10・15モード)
11.8



●アーシング実験開始!

注意:このページはアーシングを推進するページではありません。アーシングをされる場合は必ず個人の責任で行って下さい。失敗した場合、車に多大なダメージを与えるか、火災等命に関わる重大な事故が発生する場合があります。どのような事態が発生しても、あたしは一切の責任をとることができませんのでご了承下さい。


 よし!材料も準備できたからエンジンルームを開けてと・・・。
 この車、アースしっかりされてるじゃん。そりゃそんなに効果が出るならメーカーも最初からやってるよな〜。
 デスビはバッテリー直でアースされてるし、エンジンブロックも太い線でアースされてるし・・・。
 ということで、今回は1本だけ狙い撃ちでアースを追加しました。



 エンジンマウント部とボディーに太いアースがあったので、ここをバッテリーのマイナス端子に直結してみました。
 使用したケーブルがあまり耐熱性にすぐれていないため、なるべく熱を持たない位置を迂回しました。
 当然のことながら安全性を考えて、純正アースはそのまま残してあります。

(電気食ってるとこ攻めてみるか・・・。)






    

 かかった費用は概算で2,050円。作業時間は15分でした。

 さ〜て、この1本でどうなるよ?
 ちなみに友人の車には10本程度のアーシングが施されている。


●嘘かホントかインプレッション!

<体感できたこと>
・マジで低・中速トルクがすごい!1本で変わるものなの???
・アイドリングのフラツキが無くなった。
・エンジンのフケがスムーズになった。

 これだけのことが冗談ぬきで体感できました。冗談半分でやった実験に成果が現れるとは・・・。

<良いのか悪いのか?>
・ATのシフトタイミングが変わった。
 このアコードはプロスマティック※1が搭載されており、坂道などでは頂上まではひとつ下のギアが選択される仕組になっている。しかし、毎日走っている坂道で、アーシング前は4速までシフトUPしていたのに、アーシング後は3速止まりである。まあ、このプロスマティックのせいなんだが、良いのか悪いのかがわからない。もう少し様子をみることにしよう。
※1
■7ポジション電子制御4速オートマチック
スポーツ性の高い、スムーズなシフトフィールが得られる、フルダイレクト制御4速オートマチック。クラッチ圧をダイレクトにコントロールすることで変速ショックをより精密に制御でき、滑らかな加速感を獲得。また変速スケジューリングシステムには、人のシフト感覚に合った変速を行なうことで定評のプロスマテックを採用。

<問題の燃費>
 燃費については現在計測中である。期待はしているのだが・・・。
 カタログ値は11.8km/lとなっているが、どうやって計るとこんな値が出るのかは不思議である。ディーラーでも「まあ、燃費はカタログ値の2割引きだと思って下さい。」と言われたが・・・。
 「だったら最初から2割引きの9.4km/lと書けばいいじゃん!」と思うのはあたしだけではないだろう。
 嘘は書いちゃいかん!嘘は。

ちょうど今は山へ出かけることが多いため正確な燃費は出せないが、一応計測結果は以下に書いておこう。

今までの街乗り平均(アーシング前)8.683km/l仕事のため1日平均40km程度走行の場合
山へ出かけた場合の平均(アーシング前)7.881km/l往復120km程度山を2回走行と上記仕事の併用
9月の平均(アーシング後)8.415km/l往復120km程度山を2回走行と上記仕事の併用
10月の平均9.223km/l仕事のため1日平均40km程度走行の場合
最近の平均(スパークブースター装着後)10.215km/l中距離1回と上記仕事の併用

 とりあえず、0.334km/lの燃費の向上は見られた。
 今後の結果を楽しみにしよう!
 
■現状報告!!
2002.11.30現在の燃費は、街乗りで9.3km/l〜9.7km/lでおちついています。
敦賀往復(200km)を1回まぜると、10.7km/lまで数値が跳ね上がります。
やっぱりアーシングとスパークブースターのおかげです。




9月3日更新分

 前回のアーシングから1月が経過しました。
 先日山へ出かけたとき、後方からパジェロ君にぼわれてしまいました。「あたしゃカブトムシ探してるからゆっくり走りたいんだよね〜。」 ん?後ろのパジェロ君も同じハンターじゃん!ということで、調子にのって「ぶっちぎれ〜!」と隣で友人が叫ぶのもあって、昔を思い出し爆走!
 パジェロ君は遥か彼方へと消えていきました・・・。(パジェロの限界までは出してたと思うけど)
 ところが、このときの燃費が 7.460km/l と最悪。 ← これでも良い方なんですよ。(アーシングのおかげです)
 
 更なる燃費の追求と、トルクアップ感がやや物足りなくなったため、今回は2箇所のアースを追加してみました。
 さてどうなるん??



 ← これが現在の配線です。


 下の画像にあるように、サージタンクに1ヶ所と、デスビ取り付け部に1ヶ所アースを追加しました。
 バッテリーのターミナルを交換するのが面倒?だったので、オーディオ用の電源分配ボックスを使用してみました。←これが結構高いんですよ(怒)
 まあ4本までつなぐことができるため、とりあえず我慢することにしました。
 あと2本何処に引くべか?




    

●インプレ第2段

 前回のアーシングよりさらにトルクUPを感じます。アクセルを軽く踏んだだけで「ドカン!」と発進する感じですね。ただ、一気に踏み込むとすぐにトラクションコントロールが作動しちゃうんですよね。これじゃあ意味無いじゃん!
 でもまあ、街乗り最中には結構いい加速が得られるので満足というところですか。はい。

 燃費については、ようやくカブトムシ救出作戦が終了したので、これからはかなり期待できそうなんですが・・・。
 これから毎月掲載していきますのでお楽しみに!


●本日のよだん

 さっきの事なんですけど、昨日AWCピクニックに行ったときに購入したCUSCOのタワーバーを取り付けたんですよ。その時に燃料パイプのボルトがはずれなくて、仕方なくディーラーへ行って取ってもらたんですよ。でね、ベテランのサービスの方が対応してくれたんですが、「これって本当に効果あるの?」って訊かれちゃいました。当然「ある!」って答えておきましたけど。
 そのサービスの方に「アーシングって自作でも車検に問題無い?」って質問したら、別に問題無いといってくれました。
 ちょっと安心。
 さてこれでもっと派手にいじれるぞ〜!

 燃料パイプのボルトは外れたんですが、スペーサーを入れてまたネジを付けるときに純正のタワーバーが邪魔してダメなんですね〜。しかたなく純正タワーバーを取り外してと・・・。思ったより時間かかっちゃいました。(15分程度)
 嫌な顔せずに作業をしてくださったサービスの方、ありがとうございました。m(_ _)m
 お礼といっちゃあなんですが、来月の点検をお願いしますからね〜。





●ある日の対談

 友人の自慢話のあと、あたしはこのアーシングについて電気の専門家と話をした。うちの協力会社で電気店を経営する社長である。この社長も車やバイク、ラジコン飛行機なんかが趣味で、改造は自分でやるタイプの人である。
 社長、このアーシングってホントに効果があるの?という質問に対して、
 「車の鉄ボディーアースでは、非常にロスも大きいから直接バッテリーに電気を戻してやれば効果は期待できるよ。」と帰ってきた。むむ!
 じゃあなんで最初からメーカーがやらないの?の質問に対して、
 「メーカーもやりたいだろうが、配線が複雑になるだろうし手間が増えるからね。」
 「それに車によっては大きな効果が得られないこともあるからね。」
 だった。
 でも電気の専門家が言うんだから効果に期待はできそうだ!


●それにしてもよく壊れたよこの車!

これは余談だが、新車で購入してからもう何度も入院している。
いい車なんだけど。なんで??

1回目・・・コーナーポール点灯不良
 電動格納式コーナーポール(へたくそ棒)を数回使用したら、「あれ、光ってないじゃん?」ということでディーラーへ持ちこんだ。どうやら接触不良だったらしい。無償交換にて対応。

2回目・・・運転席シートベルトフォルダからの異音発生
 冬の寒い日には必ず、運転席側のシートベルトの受け口で「カタカタ」「ギーギー」の異音が発生した。ディーラーへ持ち込んだら無償交換するとのこと。交換後も、数ヶ月後には同じ現象が発生した。ディーラーがまた交換すると言ったが、「1回換えて直らないものは絶対に直らない!」と文句を言って拒否。未だに音がする。
 この話に登場している友人も、そのまた友人のアコードも同じ現象が出ている。でもリコールにはなってない。

3回目・・・大雨の日に室内でも雨が降る
 外出中に大雨が降った。「車に乗り込み発進!」といったところで車内で滝のような雨が降り出した。傘をひらく間も無く車内がベタベタに。ディーラーに文句の電話をかけ持ち込んだ。フロントガラスのパッキンの糊がやわかったとのこと。パッキンを無償交換して車内を掃除してもらって対応。

4回目・・・高速左コーナーを曲がるとハンドルが勝手に戻ってくる
 通勤路に高速の左コーナーがあり、そこを曲がると必ずハンドルに「コツン。コツン」とショックがあり勝手に押し戻される。はじめは道路の凹みのせいだと思っていたが、別の場所でも頻繁におこるようになった。ディーラーに持ち込んだところ、「ハンドルの蛇角を検出するセンサーが故障してました。」だって!おいおい!死んだらどうするんだい!!
 当然無償対応。

5回目・・・後ろの窓ガラスが勝手に下がる
 ある日左リアのガラスを上げ下げしたところ、一番上まで閉まったところで「バキ!」という音が・・・。窓も閉まってるからまあいいかという感じで走行していたら、やけに後ろで風の音がやかましい。振り向くと開けてもいない窓ガラスが開いていく。
 当然スイッチでは閉まらなかった。
 そのままディーラーへ持ち込んだら、同様の現象が多発しているため部品が無いとのこと。部品を待って無償修理で対応。
 窓ガラスをひっぱり上げるためのプリーが熱で劣化して破損するらしい。
 現在この問題はリコールにはならなかったが、任意修理でディーラーからハガキが送られてきている。

他にもインパネの照明の接触不良などたくさんありすぎて思い出せない。
誰か同じ経験した人いませんか〜〜?




検索ページからこられた方はこちらへどうぞ


SITE
Project ×