●アクセス ●コースレイアウト ●受け付け ●走行準備 ●走 行 ●上達・攻略 ●走行後 ●撤収(料金制度)
東京都中央区の晴海埠頭です。昔の晴海国際見本市会場跡地にあります。大型カー用品店「オートウェーブ」に隣接しています。(ラジコン雑誌に広告などは出していません)
東京都中央区5−3−53 TEL.03−3532−1234
下の地図中で「★」で示されている場所になります。
オートウェーブと広大な駐車場を共有しているため、駐車できないということはありません。オートウェーブの係員が誘導してくれますので、それに従って駐車します。
すぐ前の道路がバス路線になっています。停留所からコースまでは少し歩かなくてはいけません。
東京レジャーランドは敷地内の最も奥になります。1Fはオートウェーブの作業ピットですが、その2F部分が東京レジャーランド店舗となります。入り口はオートウェーブの売り場入り口と、作業ピットの間にある入り口を使います。目の前に階段がありますが、その右にはエレベータもあるので荷物が多くても安心です。
オートウェーブには休日がありますが、東京レジャーランドは年中無休です。また、休日の前日20〜24時くらいの間は混雑しますが、それ以外はそれほどでもありません。一人でゆっくり走らせたいならば混雑時間は避けた方が良いでしょう。
このコースは、テクニカルで攻めがいがあり、でもクルマにダメ―ジを与えない、というのが特徴です。
緩急の差をつけて、リズム良く走りましょう。細かい切り返しセクションでは、クルマのセッティグバランスによって挙動が異なることを実感できるでしょう。腰を据えてセッティングにトライするのも良いかもしれません。
また、コース上に多くのパイロンが設置されていますが、これによりクルマに大きなダメージを負わないようになってます。多少目障りかもしれませんが、クルマが壊れにくいといのは大きなメリットです。上達すれば、パイロンがあろうがなかろうがスイスイ走れるようになります。
このサーキットには、東京レジャーランドより正式に委任された「サーキットアドバイザー」HOSODAさんがいます。毎日朝から晩まで常駐というわけではないのですが、主に夜、見かけることができます。本人もラジコンを走らせています。
コースの修復を行ったりもしますが、ラジコンやクルマのセッティングなどの相談にも応じてくれます。もしもラジコンについて悩み事があったら、HOSODAさんに アドバイスを求めてみてはどうでしょうか。
入り口の階段を登りきると右側に進みます。UFOキャッチャーなどが置いてあります。ちなみに左側はカラオケBOXとゲームセンターです。音ゲーやダンスゲーなど大掛かりなものもいっぱいあります。
さて、晴海のピット席は指定制です。で、その受け付けをする前に、、、受付カウンターの奥に、ラジコンピットが掛かれたボード(下写真中央部)と、そこに番号札が貼り付けられていると思います。番号札がないピットは既に誰かが使っているという証拠です。番号札があるピットが空いているということです。そこで好みの番号を決めちゃってもいいのですが、通はその前に実際にピット席まで足を運びます。周りの様子を見た上で、本当に気に入った席を見つけて、もう一度受け付けに戻り番号を係員さんに伝えます。何も遠慮は要りません。
「ラジコンの10番ください」の一言でOK!
例えば晴海のピットは全席喫煙OKです。タバコが嫌いな方などは隣の人の喫煙状況などを確認した上で席を決めると良いかもしれませんね。
番号を告げると、係員の方から番号札にレシート(開始時刻)を付けて渡されます。これであなたのピットは決まりました。番号札をピット机の右上にあるマジックテープの所に取り付けて手続き完了です。
さて、ここまでであなたは既に、妙な違和感を感じていると思います。受付のすぐ前にはパチンコ台やらスロットマシンがズラッと並んでいます。大きな競馬ゲームが3台もあります。その先もっと奥に目を移すと、右側に卓球コーナーがあり、左側にはビリヤードスペースです。その間に挟まれるようにカーペットが敷き詰められたラジコンコースがドーンと広がっています。大音量のBGMが流れ、1時間もいれば今流行のJ−POPシーンが分ったような気分になるでしょう。
でも・・・まぁ、こんなラジコンコースもあっていいなー、と思えるようになると思います。まずコース全体年中空調完備。非常に快適です。2000年12月にコースが約30%拡張され、カーペットも新品張り替えされました。十分攻めがいのあるコースです。更に、ピーンと張り詰めた雰囲気の中、一言も口をきかずに黙々とラジコンをするサーキットが多いですが、ここでは思う存分独り言を言っていいのです。誰も気にしないし、そもそも聞こえない。変人だと思われないんですよ(コリャエエ!)。大声で笑ったり絶叫しても全然変に見えない。なにせ卓球で最高に盛り上がっている人達がすぐそばにいるんですから。
ただ、だからといってラジコンに集中できないかといえば、そうじゃないと思います。BGMのおかげでクルマの走行音は聞き取りづらいですが、その反面、自分の世界に入り易いです。静かなサーキットでは僅かな雑音でも気になることがありますが、ここでは雑音が雑音じゃなくなるんです。逆に集中できます。
まぁ、人それぞれ、気持ちの持ち方次第ですけどね。嫌いだという人はやっぱり嫌いだろうなぁ。。
さて、一通りのものをピットの広げましょう。電源、充電器、工具箱、クルマ、プロポ、などなど。カバンなどは机の下か、席の横、あるいは後ろに置いておきましょう。ただ、できるだけ他の人の通行の邪魔にならないように注意が必要です。お互い気配りを忘れずに。
充電をしていなければ先ず最初に充電をします。時間を賢く使います。
【バンド札】
そして周りを見渡すと、、、プロポのバンド札がお立ち台(操縦台)の横に掛けられてますね。プロポの電源を入れるときには、必ず自分のプロポのバンドと同じバンド札を持ってきてからにして下さい。クルマを走行させる時はもちろん、ピットで調整のためにプロポの電源を入れる時もバンド札が必要です。
バンド札がないということは、他の誰かが使っているということです。その時には絶対に自分のプロポの電源は入れないこと。絶対に守ってください。
逆に、走行を終了したら、あるいはピットでの調整が終わったら、直ちに、必ずバンド札をもとの位置に返してください。次、再び新しいバッテリで走行させる時に改めてバンド札を取ります。自分独りでバンドを占有する人は極悪人です。みんなのコースですから、みんなで楽しむように心掛けましょう。
【車 高】
走らせる前に、クルマの車高を確認しましょう。クルマの底面と路面との間が5mmくらい必要です。これには2つの理由があります。
まず1つ目の理由は、きちんとクルマを走らせるためです。路面のデコボコやコーナリング時の横Gで、走行中絶えずクルマは傾きます。その時、路面にクルマの底面(シャーシ)が擦れると、唐突な挙動となり、スピンしたり、全然曲がらなかったりしまいます。そうなると操縦していても面白くないし、上手くもなりません。壁にぶつけて壊してしまうのがオチです。
2つ目の理由は、路面(カーペット)の保護のためです。タイヤ以外の部分が路面に触れると、カーペットがあっという間に痛んでしまいます。カーペットが傷むと補修しなくてはいけませんが、その費用は使用料として我々に跳ね返ってきます。もしかしたら、その費用を捻出できずコース閉鎖となる可能性があります。最近各地のサーキットが立て続けに閉鎖されていますが、この晴海コースも例外ではないということです。
【タイヤ】
タイヤも確認してみましょう。ホイルとタイヤの接着は完璧ですか? 剥がれているようだと、瞬間接着剤で接着しなおします。
タイヤが剥がれていると、クルマがちゃんと曲がらなかったり、急にスピンします。楽しく走らせることが出来ません。面倒くさいようですが、1回走らせるごとにチェックすることをお勧めします。
晴海で一般的なツーリングカーを走らせる場合、グリップが良いタイヤは
Pitシミズ ミディアムナロー インナーメッシュ(G32)
PS-0069(オイル面タイプ)24ロープロ
です。定価は1袋2本入りで\1,000です。2袋必要になりますね。
晴海店内のパーツ売り場でも販売しています。残念ながら定価販売ですが消費税は掛かりません。安く買いたい方は、秋葉原のフタバ産業やスーパーラジコン、洛西モデルなどで3割引で購入できます。寿命は良い方だと思います。23Tでの本格走行でも、20〜30パック(バッテリ20〜30本分)は走らせられるような気がします。540モータではもっと長いでしょう。(もちろん走らせ方にもよります)
インナは同梱されているスポンジをそのまま使います。常連でバカっ速の人も、みんなこのセットです。
このタイヤは、コーナリング時に「キュッキュ」と音がするので、グリップ状態が分りやすいです。速く走れるようになると、コーナーごとに鳴るようになります。音を鳴らさないように走らせる必要はありません。鳴って当然です。
ただし、タイヤにグリップ剤やCRCなどの潤滑剤、クリーナーを付けるのは禁止となっています。(クリーナーもダメなようです・・・)
注意しましょう。
【ボディピン】
走行中に壁にぶつけたりすると、ボディピンが飛んでなくなってしまうことが多いです。私もいったい何個なくしたことやら...
ボディピンをなくしたくないならば、ボディピンに針金や糸を結び、ボディに穴を開けるか、またはシャーシのどこかに固定しておくという手があります。
そうでなければ、テープなどで毎回ボディに貼り付けるという方法もあります。
でも私のお勧めは、そもそもボディピンが外れないようにすることです。それにはHPIからオプションとして発売されているボディピン(\400位かな)が良いですよ。知恵の輪、あるいは音楽のト音記号みたくなっているやつです。ただし、ボディマウント(棒)が不必要に長いと装着できません。見た目もかっこ悪いですし、ボディマウントは短く切って使っています。
さぁ、準備が整ったら、バンド札をとり、プロポの電源を入れ、マシンの電源を入れます。そして他車の迷惑にならないようにコース脇に車を置きます。そしてお立ち台へと向かいましょう。
【勝手に動き出さないように注意】
この時注意することは、プロポのスロットルに触れないこと。気付かないうちに車が動き出しコースの真中で立ち往生すると、猛スピードで走ってきた他の人のクルマが突っ込んできます。クルマが壊れてしまいます。ラジコンコースではコースの真中やスピードが乗るストレートの先で止まらないように心掛けなくてはいけません。まがりなりにも、ここは”サーキット”なのですから、順調に走行を重ねるクルマを邪魔してはいけないのです。
【お立ち台での立ち方】
さて、いよいよお立ち台に上がります。景色は良いですが、逆に見られているような気がして何となく緊張してしまいます。プロポの代わりにマイクが欲しくなる人もいるかもしれません。
やはりお立ち台での留意点があります。必要以上に前に立つと、他の人の視界を妨げることになります。見えないから相手も前に立つ。するとその人のせいでコースが見えなくなるので自分も益々前に立つ・・・ となってしまいます。これじゃ面白くないですよね。同じく前かがみになるのも迷惑なものです。
立つ位置だけではありません。必要以上にプロポを前にかざすと、そのプロポが邪魔になって視界をふさぐ事になります。また堂々巡りに陥っちゃいます。
まぁ、どちらの場合も、「不必要に」ですから、あまり神経質になる必要もないですが、できるだけ他の人の視界を妨げないように気をつけましょう。
【走らせ方】
最初はゆっくり、できるだけ壁にぶつけないように、とにかくコース通りにクルマを動かすことに専念しましょう。最初のうちは思い通りに走らせらないかもしれませんが、とにかく慣れるまで何パックでもチャレンジです。
ところで、サーキット練習では速いクルマに道を譲らなくてはいけません。初心者がうまくなるために練習する権利を持つのと同じように、上手い人もより速く走るために練習する権利があります。
そもそも、よけるのは良い練習になるんです。まず、後ろから来るクルマを察知するために広い視野を持つことになります。また、ブツけられる事のない避難場所を探すようになり、それが逆に、みんなが通る”ライン取り”を勉強することにもなります。
何よりも、ぶつけないというのが一番大事なんです。ぶつかった衝撃で自分のクルマが壊れたら非常に嫌な気分になります。同じように、相手のクルマが壊れたら、その相手もやっぱり嫌な気分になるし、自分も何となく嫌な気分になるものです。
そうなるとラジコンがつまらなくなっちゃいますよね?変に意地張ってコースをふさぐよりも、もっと楽しく、自分の練習に集中するために、よける練習もまた良い練習になるということです。よける事は負けを認めるような事とは違います。それがルールというのもありますが、上手くなるための立派な練習なのだと思います。(実際、私はそうやって練習しました)
【コース上を渡る時】
クルマが立ち往生して動かなくなったときや壊れた時には、クルマを救出しに人間がコース上を渡る必要があります。そんな時は、できるだけ他の人の迷惑にならないように注意する必要があります。
まず、「すいましぇ〜ん!」と声を出して、手の一つも挙げながら救出に向かうようにしましょう。他のドライバーも察知しやすくなり円滑に事が進んだりします。
慌てて一目散に走り出したりしないこと。ぶつかると足に怪我しますし、もしクルマを踏みつけてしまうと、とっても重い空気になってしまいます。逆に、変な余裕を見せて立ち止まったり、ゆっくり歩かないこと。マナー違反です。コース上に人がいると死角ができてクルマを見失い壊してしまうこともあるからです。
走っているクルマの合間を見て、邪魔にならない時に素早く救出しに行きましょう。
また、もしコース上を渡る人がいたら、停車するか、徐行するか、さもなくば十分注意して走行させるようにしましょう。
また、場合によっては止まっているクルマを、他のクルマがチョンチョンと押して救出してくれたりします。そんな時は「ありがとうございまーす!」と一言いうと、お互いいい気分になれたりします。
【覚えておきましょう(とっておきの裏技)】
実際にサーキットで嫌な思いをするのはつらいでしょうから、ちょっとキツイかもしれませんが、ここで書いておきたいことがあります。
特に初心者時代は、自分以外は皆うまい人に見えます。自分一人がへたで、あとはベテランに感じてしまいがちですが、余程特別なサーキットでもない限り、これは違います。
初めて走らせる人、ちょっとは慣れた人、なんとか走らせられる人・・・と実にいろいろな人達が一緒に走らせるのです。みんな思い通りに走らせられない人ばかりで、だからサーキットに練習に来るんです。なので、ビクビクして恐る恐る走らせる必要はありません。精一杯練習に集中していれば良いのです。
とはいっても、例えば「俺はヘタなんだから、そっちがよけてくれ」という考えは通用しません。よほど上手い人ならば、うまくよけていってくれますが、ほとんどの初中級ドライバーはうまく抜くことができないのです。同じく、コース上に止まっている車に気付かずに激突してしまうのです。
だから、十分安全な場所を除いてコース上にクルマを停めてはいけないし、後ろから速いクルマがきたら、スムースに抜かせてあげなくてはいけません。
これが基本です。でも、初心者時代ってそれが分っていても思い通りにならないですよね。他のクルマとぶつかっちゃったりします。その時こそ、「すいませーん!」と叫びましょう。コミュニケーションが大事なんです。すると相手も「故意に邪魔した訳じゃないんだな、まだ上手く走らせられないんだな」と思い、次からは注意して走らせてくれたりします。そうなると気が楽ですよね。
(叫ぶのは初心者側だけじゃないはずです。これを読んでいる自称エキスパートドライバーのあなたも、お互いさまであることを忘れないで下さい。コミュニケーションがとれると気持ちに余裕が生まれてきますよ。)
ということで、誰もがみな最初は初心者だったんです。臆することなくチャレンジしてみましょう。サーキット走行、楽しいですよ。
ラジコンやるからには、やっぱりスイスイと気持ちよく走らせたいと思ってきます。レースで勝つため、とか、他の人より速く、となるとそれなりに話が複雑になりますが、ここでは「とりあえず人並みにコース通り走らせる」ためのコツみたいなものを伝授します。
【お立ち台の立ち位置】
お立ち台の左右の立ち位置によってコースの見え方が全然違ってきます。例えば左端に立てばコースの左半分がとても運転しやすいですが、右側が難しい。
これをうまく利用すると良いです。真中に立って全コースを上手く走らせる、という志も立派ですが、それよりも右なら右、左なら左を重点的に練習した方が上達が早いように私は思います。右をそこそこ走れるようになったら次は左、てな具合ですね。
その時、反対側のコースを走らせる時は、ぶつけないようにど真ん中を走らせる程度にしておきます。その時はゆっくり走行でいいんです。
【ぶつけないようにと思う】
壁にも、他のクルマにも、ぶつけないように走らせることが大切です。もちろん、難しいことですよ。でも、「ぶつけるな」と言ってるわけじゃありません。「ぶつけないように」と思った方が良い、ということです。
逆にいえば、「ぶつけてもいいや」と思って走らせる人が大半だということです。
「ぶつけてもいいや」と思っていると、本当にぶつけます。ぶつけるとクルマが壊れます。壊れるとお金が掛かるし、もしかしたら壊れたことに気付かないで壊れたクルマで延々と無駄な練習(?)を重ねることにもなります。
例えばコーナーの限界を詰めるとしても、「ぶつかるならぶつかれ!」と思って突っ込むんじゃなくて、「ぶつからないはずだ!」と思って突っ込むようにした方が良いです。「ぶつからないはずだ!」と思えるためには、それなりの自信と裏付けが必要になります。それを身に付けようと自然と意識して練習を重ねることになります。
一方、「ぶつかるならぶつかれ」と思う人は、ラジコンではなく、イチかバチかの賭けを楽しんでいるに過ぎません。賭けの腕前は上達するかもしれませんが、ラジコンの方はなかなか上手くならないように思います。
難しいことを言ってるわけじゃないですよ。「ぶつけないように」と思って練習するだけです。(これが出来ない人が多いのだぁ・・・)
【スロットルを抜く】
コーナーを速く走り抜けるためには、スロットルを十分手前で抜く(減速する)練習が効果的です。「え? それじゃ遅くなっちゃう」と思われるかもしれませんが、これが肝中の肝です。大キモです。
普通はみんな”突っ込み過ぎ”です。ステアリングを目一杯に切ってるけど、ズダダダダ〜ッっと曲がりきれず大回り(アンダーステア)しちゃうんです。そうじゃなくて、十分手前からスロットルを抜いて(ブレーキは不要!)徐々に減速して、スルスルッとコーナーをスムースに曲がる練習が良いです。そのうち徐々にスロットルOFFにするポイントを遅らせて、コーナリングスピードを上げていくようにします。
ガンガンとスロットルを握って大回りするより、こっちの方が絶対速く走れるようになります。最初は遅くて良いんです。やってみて下さい。
ただし、この時は1つのコーナーに絞って繰り返し練習してみると良いです。1つ攻略したら次のコーナーへと。コース上の全てのコーナーを一度に相手にしてたら疲れちゃいますからね。
【メンテナンス】
これ、本当に大事です。人間がいろいろ操作したところで、メンテされてないクルマは思った通り走ってくれません。私も最初の頃は「どうせ初心者なんだからメンテの違いなんて感じ取れないよ」と、おろそかにしてました。が、メンテ次第で全然違うクルマになるんですよね。
ショックがスムースに動く、タイヤをキチンと接着する、可動パーツはスルスルに引っ掛かることないようにする、割れたらすぐに交換する、などなど。
パーツの取り付け位置を変えるとか、オイルを何番にするかという難しい”セッティング”の話じゃありません。そんなの組み立て説明書通りで十分です。また、高価なオプションパーツ買うくらいなら、壊れたパーツを交換した方がずっと効果的だとも言えます。
ガンガンぶつけまくってたら、メンテナンスどころじゃなく、すぐボロボロになりますね。できるだけぶつけないようにする、というのもメンテナンスのうちと言えるかも知れません。
ラジコンやめる理由の1つには、実は「メンテナンスしたくないから」というのがあるように思います。最初から、走らせること=ラジコン、じゃなくて、最低限のクルマを作ってそして走らせること、が、ラジコンだと思ってみてはどうでしょう。
バッテリが切れてきたらコース上で止まってしまう前に終了しましょう。始める時と同じく、他のクルマの迷惑にならないようなコースの隅にクルマを寄せます。その後お立ち台から降りてクルマを引き取ります。マシンの電源を切り、プロポの電源を切り、そしてバンド札を戻します。
そしてピットに戻り、ボディを外し、バッテリをマシンから外します。
【バッテリの放電】
さて、あなたは放電器を持っていますか? もしバッテリのコンディションを良く保ちたいならば、安いもので良いので放電器を手に入れることをお勧めします。私はシンワの「LASER TWIN」を使っています。同時に2本のバッテリが接続可能で、放電終了を検知して自動的にスイッチを切ってくれたりします。これは買値\4,600位でしたが、もっと安いものでも良いと思います。
特にニッカドバッテリはできるだけ空にして保管した方が良いようです。モータを空回りさせてバッテリを使い切る方法もありますが、キチンと電流を抜くために放電器(2A程度)で少しずつ放電した方が良いと聞いたことがあります。
【エアブロー】
走行後のクルマにはタイヤカスやカーペットの繊維カスが付着して汚れています。気にならない人もいるかと思いますが、プーリーの目詰まりを引き起こしたり駆動系のスムースさを損なったりする可能性があるので、時々エアブローで吹き飛ばすと良いです。毎走行後やっても良いくらいです。卓球コーナーの横にあるので自由に使ってください。
【クールダウン】
さて、直ぐに次の走行に行きたいところですが、ちょっと休憩を入れることをお勧めします。バンドを占有してはいけませんしね。
休憩の目的として、まずはマシンのクールダウンです。特にモーターです。モータは熱が高まると磁力が弱り、パワーが落ちてきてしまいます。連続走行は熱が高まりやすいので、コンディションを保つには冷却する時間を与えた方が良いのです。その他、タイヤが剥がれてないか、マシンは壊れてないかチェックするようにしましょう。
また、人間のクールダウンも必要です。一旦リラックスして休んで、で、走行時に集中力を高めた方が練習になります。家庭でのTVゲームでもそうですが、のんべんだらりとやると、いつまでもダラダラと続いてしまいますからね。
特に、この休憩時間中に他の人の走りを観察すると、とても良い勉強になります。本当にお勧めです。何か1つでもいいからヒントを見つけることができれば、それを次の走行で試してみれば良いのです。独りで練習を続けるよりも格段に上達が早いと思います。
さぁ、楽しいラジコンも終わり、いや、人によっては悔しさだけが残っているかな? 帰ることにしましょう。
まずはエアブローでクルマ(シャシーとボディ)を掃除します。そして荷物をまとめると、受付時に受け取った番号札を持って受け付けへ行きましょう。黙って差し出せば料金計算をしてくれます。が、「どーも〜」と一言くらい付けても良いかもしれません。
料金は、最初の1時間まではとにかく\500。10分で帰ろうが\500です。
その後10分超過する毎に\80です。
例えば2時間走行した場合には、
500 + 80 × 6 = \980 です。
ところで晴海ではポイントカードが導入されています。\500毎に1ポイント加算され、12ポイントで\500分の割引となります。およそ8.3%引きですね。
ただ、Day料金やNight料金といった割安料金制度がないのが困ったところです。長く利用すると他のサーキットに比べて割高感があります。まぁ、営業時間の関係で区切りをつけづらいのでしょう。
サーキット走行がやみつきになりそうでしょうか、それとも、もうコリゴリでしょうか? でもせっかく始めたんだから、もう少し続けてみてはどうでしょう。2,3回でコース通りに走らせられるなんて、ほとんど天才です。めったにいません。何十回も何ヶ月もかけて少しづつ上手くなっていくものなんです。少しづつ上手くなるから楽しいんです。それで良いんですよ。
是非、また晴海サーキットに来てください。次は今回よりもきっと楽しいと感じるはずです。
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