Last Up Date : 2000.9.4
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キーボード分解清掃
〜 コンパック初代キーボード編 〜


コンパック製の106keyキーボード。コンパック製としては初代にあたるモデルです。
メカタッチではありませんが、適度な重さのタッチ感がなかなか良い感じ。
キーボード自体の重さも、最近のモノに比べるとかなり重いと思います。

このキーボードをジャンク扱いで300円で購入。
中古キーボードは銘柄に関係なく安く手に入ります。良いものを見つけたら即購入(^^)

しかし、この手の放出品は企業で使用されたものが多いのか、汚れが気になるところ。
分解清掃して気持ちよく使えるようにしましょう(^.^)

余談ですが、企業放出品の場合、特定キーが使い込まれている場合があります。
定型業務用途の機器として使用された場合、テンキーやリターンキーなどがへたっていたりします。
購入時は、キートップの印刷がかすれていないか、キーが以上に軽い部分が無いか、をチェックしましょう。


購入したキーボード。少々日焼けしているようで上だけがクリーム色になってます(^^ゞ
キーボード左上部にある「COMPAQ」のロゴが立体的に成型されているものが初代です。
2代目は平面的なシートに印刷されたロゴです。こちらも少々タッチが軽くなりますがキータッチは良好です。


まずは、キートップを外します。
指でつまんでゆっくりと引き抜きます。キーボード側には白い柱のようなモノが差し込まれ、
これにキートップが刺さっています。
黒い部分は、白い柱を支えるベースとなっています。


キートップを全て外した状態。
写真ではよく分かりませんが、黒い部分に溜まったホコリが凄いです。
やはり企業で使用されたものらしく、ホッチキスの芯が数個入り込んでいました。


裏面のネジを外して中身(本体)を取り出します。

外装のカバーはそのまま清掃工程へ。
清掃には、台所用中性洗剤を使用します。
風呂場でスポンジを使用してジャブジャブ(^o^)
アルコールで拭くよりもきれいになりますよ。オススメ。
ただし、洗浄後の乾燥をキッチリやることが重要です。
浴室乾燥の「カワック」を使用して乾燥します。


本体裏面。
シャーシには鉄板が使用されています。
これがズッシリとくる重量感の元のようです。キーボードの安定感を考えたものでしょうか?
鉄板表面に見えるブツブツは黒いベースを止めるネジ穴です。
異常に多いような気がするのですが、これ位無いと浮いてくるのでしょうかね。


黒いベースの下に挟まっているキーを支えるシート。
このボコボコがキーを上に戻すバネの働きをしています。
このシートが薄いと軽いタッチ、厚いと重いタッチになるのでしょう。
このシートと黒いベース部品も中性洗剤で洗浄しました。


シートの拡大写真。
形状にもノウハウがあるんでしょうね。


キーボードの命、フィルム基板です。
2枚の基板を重ねてあり、圧力がかかることでキーが押されたことを感知します。


2枚を分離。
黒いところがキーの位置になります。


こちらは取り外したキートップ。
これも中性洗剤でジャブジャブと洗いました。きれいになったかな。
成型が細かいので乾燥に時間がかかりました。丸一日(^^;

組み立てはほとんどパズルの状態です。
他のキーボードを見ずにキートップを正しく組み立てられるか?
ちょっと怪しいところもありましたが、なんとか組みあがりました(^o^)
きれいなキーボードに復活。貴重なキーボード(?)なので大切に使おうと思います。


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