私の洋裁は見よう見まねの自己流です。戦後の物の無い時代に必要に迫られて始めたものが其のまま
続いて家族の洋服を作り続けました。 和服も愛用して居りましたが、最近では楽しむ時間もなくな
り箪笥に眠ったままでした。 然し蚕を育てる事から始まりたくさんの人手をかけて作り上げた、絹
と言う自然の風合いは捨て難く、何とか日常生活に生かしたいと考えて、洋服にリフォームする事を
思いたちました。着物の布地は元もと幅が狭い上に裁断してあるので、その狭い幅をどうやってデザ
インの中に自然に取り入れるかが一番苦心した所です。あとは其々の持ち味をいかし、遊び心をいれ
て作りました。裁断して出た端布はパッチワークをして袋物を作ったり、小物に全て利用しました。
自由な発想で手許にある素材を甦らせると言うことが、リフォームの楽しさだと思います。