沖縄そばとは

沖縄そばとは、小麦粉、かんすい、塩を主体とした黄色く、平たく、うどんより細めのちょっと縮れた麺に、カツオと豚をベースにダシをとったごく薄い味付けのスープ。
そしてその上にのる具として、三枚肉（バラ肉）やソーキ（スペアリブ）を甘く煮たものと、カマボコがのり、薬味は青ネギ（あと、紅ショウガがのる場合もある）を使ったラーメンとうどんの中間的な麺類である。
つまりそばとはいえ、蕎麦粉を使っていない麺である。（復帰時にはそばという呼称は禁止されたらしい）

　
　　　　　　標準的な沖縄そば。

そのそばにあとは好みで沖縄独自の調味料、コーレーグースーや、ヒハチ、七味などを入れて食べる。
コーレーグースーとは、泡盛に生唐辛子を漬けたもので、独特の風味と辛味が味わえる。
ヒハチというのは良く解らんが、やはり独特の風味の粉末調味料（だと思う。たぶん）


これがコーレーグースーだ！辛い

で、この沖縄そば、特産品、名産品として売る場合、全国生麺類公正取引協議会により麺について材料の種類、配合、太さ等細かい規約が定められているとの事。
そのなかで特に際立つ特徴として、仕上げで油処理している事というのがある。これは、うどんと大きく違うところで、打ち上がった麺を一度茹でた後、植物油等の油をまぶすと云う事だそうだ。（盛りつける際にまた湯がく）

あと、正統派だと木灰を湯で沸騰させたものをアルカリ度が出るまで寝かせて出来た灰水（アク）を粉と混ぜ麺を打つのだそうである。

実際に何軒か食べた感想としては、関西風うどんに似てる感じがした。特にスープ。もっと豚風味がもっとするかと思っていたが、殆どの店がカツオ風味がかなり勝っていた。
麺は歯ごたえのあるカップ麺のうどん（もちろん油揚げ麺）という感じ。これは、決して悪い意味じゃなく、あくまで感じがという事で、味はもっと旨い。
しかし、これに紅ショウガがのり、コーレーグースーをちょっと入れるとまるで感じが変わる。
タバスコのような唐辛子の辛味に泡盛の香り。これがスープと麺、紅ショウガに奇妙にマッチし、独特の沖縄そばワールドが形成される。

　
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