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うちの実家って田舎なんですね。(シティだけど)
それで、数年前までうちの周りでもホタルがいたんですよ。
しかしだんだんと開発が進み、今ではもうコンクリートジャングル。(かなりウソ)
ホタルもここ数年みたことがありませんでした。(これは本当)
しかし突然見たくなり、(火垂るの墓をみた直後とはさすがに言えない)
ホタルの生息ポイントを親父に聞いて、兄貴と出発。
そのポイントっていうのは、かなり山奥の集落にある小川で
そこまでの道のりは家から20kmくらい離れているんです。
(だけどその間信号が2つしかないことも絶対言えない)
道中、対向車が2台もあり慎重に向かいます。
スキー場の脇を通り、橋まで来た時そこに人が立っていたので注意しつつ通過。
やっとのことで、集落にたどり着きました。
しかし既に夜0時を回っていた為、人影は皆無、しかも街灯もほとんどありません。
教えてもらったポイントにかなり苦労して到着しました。(看板発見)
車のライトを消すと、そこには・・・・・
一面の闇です、周囲に灯りがないので本当に漆黒です。
何も光っていません。
あっ、そうか親父が言ってたっけ、
ハザードつけると、ホタルが点滅につられてやってくるって。
そうしてハザードランプをつけて5分待ちました。すると・・・・・
真っ暗です。何も見えません。ホタルなんていやしません。
ん!?ちょっとまて、「ホタルが点滅につられてやってくる!?」
発光するオスが点滅でよぶのは・・・
発光しないメス。
あの野郎。(激怒)
だけど嘘はついていない、しっかりいましたものメスが。
しかし、諦めきれずにもう少しハザードをつけてみることに。
数分後・・・
向こうの方から車が一台重低音のサウンドとともにやって来て
私達の車に横付け。
やっちゃいました。(泣)
ホタルではなく
ヤンキーのお兄様方がつられてやってきちゃいました。
どうしようかと涙目になっていると、窓がス〜っとおりて感動の御対面です。
「あんたらここでなにやってんだよ。(怒)」
いきなりですか。(汗)
「いや、ちょっとここら辺にホタルがいるって聞いたから来てみて、それでホタルでも呼ぼうかなと思って、ハザードランプつけていたんですけど。」(マジ泣)
もう駄目だなと思って、アクセル踏んで急発進で逃げるしねぇと覚悟を決めていたその時、
「あ〜、それなら夜の8時〜9時ぐらいに来て、
ハザード点けないでいればいっぱい見れるよ。
はいっ?いました、ここにいました、好青年が。
自然を愛する心優しき日本男児が。これで日本も安泰です。
しっかりとお礼を言って立ち去る私達。
本当に命拾いしました、奇跡の生還です。
帰り道、兄貴と生きている喜びをアツク語り合いながら、さっきの橋のところまできました。
すると、行くときに見かけた女の人がまだ橋の上に立っていたのですが、
あんなことのあった直後だったので気にも留めず、異様に喉が渇いていたので
橋を渡りきった所に自販があったので、そこに止まりました。
ジュースを買おうとして、ふとわきの方を見ると看板がたっています。
車のライトに照らされたその看板には
「長い人生で一度や二度の失敗はいくらでもある。
もう一度命の尊さをじっくり考えてみてください。」
みたいなことが書いてあります。(多分そんな感じ)
はいっ?どういう意味でしょう。
この看板の近くには、高さ80mの橋。
あっ、わかりました、「投身」てやつですね。
もう、いやっ。(本泣)たった今生きる喜びを語り合っていたのに・・・
えええっ!!
そういえば橋の上に女の人がいましたよね。
え〜っと今は
いません、影も形もありません。
これは一大事と思い、すぐに車に乗り込み、橋の女の人が立っていた場所に戻りました。
なぜ、お花が供えられているのでしょうか?
もう駄目です、精神が崩壊寸前です。
田舎道を法定速度+40kmぐらいの速度で帰りました。
帰宅して親父が一言、「ホタル見れたか?綺麗だったろ?」
「あ〜ホタルは見れなかったけど
いろいろなものが見れたよ。」 |