| 手紙 |
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| そう、その日は突然やって来た。 いざそういう場面に遭遇してみると驚くほど冷静で しかしそれが現実であるということを受け止められない自分がそこにいた。 昨日まであんなに元気だった君が突然ボクの前からいなくなるなんて・・・ 君は君自身の体のことをわかっていたんだと思う。 時折、別れ際になると名残惜しそうに帰るのをためらい ボクに半ば強引に帰されたり 仕事中にボクが電話をかけてもそれに出れないぐらい忙しかったり それでも頻繁に受けていた健康診断をもってしても 君の体に巣食う病の元凶を捜し出すことが出来ずに 気付いたときには医者さえもどうすることも出来ない状態になっていた君の体を 一番近くでいつも見ていて気付いてあげられなかった 自分に憤りを覚えずにはいられない。 いくらこんな言葉を並べてみても、もう君が二度と帰って来ない ということはわかっている。 だけど諦めきれないボクがここにいるんだ。 今、目の前で眠ったように横たわっている君 どんなに体を揺らしても どんなに体を叩いても目を覚まさない君を ボクは現実として受け止めなくてはいけないんだね。 君が「私に」いろいろな事を教えてくれ、その「経験」がいつしか「私を」 大きな人間に成長させてくれた事、心から感謝します。 君はボクの事を忘れてしまうかもしれないけど ボクは絶対に君の事を忘れない。 また出逢えるその日まで。 [クリック] |