「疑問」

総督府が新たに作り出したVR。
ハンターズの戦闘能力を測るもので
その初運転として私達優秀〜なハンターズは集合かかけられた。
総督の10分にも続く長い説明を聞きながら
私達は総督の頭が気になってウズウズしていた。
そしてその事件は総督の説明が終わる間際に起こったのだ・・・。
「っというわけだが。
 あ、ついでに・・・いやなんでもない・・・後は秘書であるアイリーンに・・・」
「ちょっと待ったー」
総督の話を紫髪のフォニュエールが大きく手を挙げながらさえぎった。
「む、なにか質問かミュウ=ブリュンヒルデ」
「いっつもいっつも。
 あ、ついでに・・・いやなんでもない・・・って
 なに言おうとしてるのか白状してもらおうか!!」
「そうよ!今日はそのためにここに来たようなものなんだからね!!」
ミュウに続き、青い瞳のハニュエールも食い下がった。
「セリカ=ロウズよ。今日集まってもらったのはVRを受けてもらうつもりであって・・・」
「バーチャルルームなんてどうでもいいの!
 なに言おうとしてるの!それとも危険をかえりみずエネミーと戦うハンターズに
 総督府はそういう扱いをするわけ?!」
「いや、それは一個人の問題であって総督府とは一切関係は・・・アイリーンも何か言ってくれ」
「ミュウさん、セリカさん。総督も困ってるじゃないですか。今日のところはこのぐらいで・・・」
「はぁ〜愛人のくせに・・・」
セリカとミュはため息をつく。
「愛人じゃありません!ひと段落ついたら籍を入れるつもりですし、
 タイレンさんの妻も他界してもう居ないんですから私達は恋人同士です!!」
「待てアイリーンそれは一段落したら会見を開いて・・・」
「恋人発言でちゃいましたよセリカさんΣ( ̄□ ̄lll」
「ほんと・・・この二人には困り者よね・・・
でもね。私達はあなたたちの濃密な夜の営みなんてどうでもいいし考えたくもないの
総督がなにをいいかけてるのか聞きたいだけなのよ!」
総督ははぁ〜っとため息をついて思いっきり息を吸い込み
「気にするなっていっとろーがぁーーーーー」
「あ、ズラがずれた」
セリカの指摘により総督はゴホンっと声をならしハンドミラーでズラの位置を直しだす。
「とりあえず、皆さん。VRの方を先にこなしてきて頂いてよろしいですか?」
「No」
「話を聞くまでいかないもんね〜」
アイリーンはピクピクと眉間にシワをよせ
「とっとと行ってこいと言ってるのがわからんのか!このガキどもは!!」
っとセリカに顔を近づける。
「うわ・・・けっこー近くで見るとシワ多いのねオバちゃん」
「キーーー」
「わかった・・・すべてを話そう・・・」
総督はもう疲れたって顔で語りだした。
「私の娘レッドリングリコは知っておろう。
 リコタンの安否が気になるんだが、確かめてきて欲しいだけなのだよ」
「リコタンってあんた・・・」
「子離れしなよおっさん・・・」
想像ではそんな事だろうと思ってたミュとセリカは
ポケットから事前に用意していたリコのメッセージを取り出した。
『他の男性に好かれるならともかく、ブーマに好かれるなんてごめんだわ』
「リコタンを付けねらう男はどこだーーーΣ( ̄□ ̄」
「いや、男じゃないしエネミーだし」
「オスかも知れぬだろー!」
「いや、そうだけど・・・」
「にしし」っとミュは能天気に笑う。
「アイリーンよすべてのハンターに通達だ!ブーマを倒す毎に100メセタ払うと通達するのだーーーー」
「しかし、そのようなお金は上層部の許可が下りるかどうか」
「すべて私のポケットマネーで払う!」
「セリカ=ローズよミュウ=ブリュンヒルデよ!頼んだぞ!」
「合点承知」×2
それを気にブーマは森から姿を消しバートルが森を支配する時代がやってきたのであった。
ちゃんちゃん。



                                         おしまい?
あ、VRネタ書くつもりだったのに忘れてた(・x・)