京都まにあ
名 筆 看 板
--その2--

姉小路界隈以外でも、京都市中に名筆看板は多い。 縄手通の美術商「柳」の看板が、川端康成の筆であったり、 「河井寛次郎記念館」の看板が、棟方志功の筆になるものだったり。



もちろん寺社の看板、というか額を数えればきりがないことになるが、 町中を歩いていても、うっかり見過ごしている看板が、 美術的価値の高いものだったりするのである。
気になる看板があったら、お店の人に尋ねてみるといい。
これはどなたか高名な方の書ですか?
いやぁ、うちの初代のじいさんの趣味ですわ、というような答もあるかもしれないが、 そのじいさんが、その道では知られた人だったりするのも、また京都の町なのである。



おまけ【京都に気づかいの看板たち】

現代の派手な電飾看板たちも、京都の町では少々気づかいをしている。
マクドナルドの看板の色が、世界では京都だけ、他の町より渋いのは割合知られた話だが、 近年その評判にならってか、渋い、あるいは淡白な色彩の看板が増えている。


最近まで、京都スタンダードちょっぴり渋めの赤バックだったのだが、 ここ丸太町烏丸では、御所のすぐそばということもあってさらに気を使ったのか、 とうとう囲みなしの白文字になってしまった。

ローソンは元々落ち着いた色使いだが、八坂神社石段下では建物まで気づかい。 和風の屋根をつけて、祭事用の幕も張られて。
なおこの場所は、かつては新撰組の八坂駐在所だったらしい。


他のコンビニも、飲食店チェーンも、銀行も、ガソリンスタンドも、 けっこう京都に気づかいする風潮が広まっている。
どこがちがうのか、意外に気づかなかったりもするものだが、 自分の町の看板と見比べて歩いてみるのも、面白いかもしれない。


(この項おわり)



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