平成18年 3月27日  NO.116

王ジャパン優勝
最近はスポーツの話題が豊富ですが、今回もこれを取り上げないわけにはいきません。
第一回ワールドベースボールクラシック(WBC)で、日本チームが初代チャンピオンになりました。準決勝、決勝はちょうど休日と重なり、テレビ観戦された方も多かったのではないでしょうか。
日本チームの勝因は、王監督のもとに一丸となって優勝をめざした、チームワークの良さとモチベーションの高さが挙げられています。わたしは、さらにそれに加え、王監督が機動力、守備力を重視して掲げた“スモールベースボール”に象徴されるチーム造りにあったと思います。今大会では、メジャーリーガーを大勢そろえたアメリカなどのドリームチームは、決勝に残れませんでした。そういえば、日本国内でもホームランバッターを集めた最近の巨人は勝てません。こういった大型打線は、相手投手の調子が悪ければ威力を発揮しますが、相手投手の出来がいいと打線がつながらず、なかなか得点できません。これまで世界は、個人プレーを重視したパワーのアメリカンベースボールを目指していましたが、日本の野球が世界の頂点に立った今、細かいプレーに目が向けられ、世界の野球が変わってくるかもしれません。