平成21年 5月 4日  NO.196

新型インフルエンザへの対応

メキシコで、豚由来インフルエンザウイルスのヒトへの感染が発生し、さらに、ヒトからヒトへの感染がおこり、メキシコ、アメリカを中心として世界各地への広がりが危惧されています。52日現在、日本国内での患者発生は認められていませんが、もし国内で患者が確認されれば、感染拡大を阻止するために、迅速に対応する必要があります。
まず、新型インフルエンザウイルスは、弱毒性で、タミフルやリレンザが効くといわれており、必要以上に恐れることはありませんが、感染が拡大し、ヒトからヒトへの感染を繰り返していくうちに、ウィルスが変異し、強毒性にかわる可能性もはらんでいます。したがって、感染を広げないことが大前提となります。

上越地域では、現時点では以下のように対応します。

新型インフルエンザが疑われる人(最近、海外から帰ってきて発熱している人など)は、原則自宅待機で、上越保健所へ連絡(TEL025-524-6134)し、指示を待つ。発熱等で病医院を受診し、新型インフルエンザを疑われた人も、いったん自宅へ戻り、保健所からの連絡を待つ。
保健所は、指定医療機関である県立中央病院と連絡をとり、調整して、県立中央病院への受診の方法を指示する。  ですから、直接、中央病院へは受診せず、自宅で待機して、保健所あるいは中央病院からの連絡を待つことになります。