平成23年 2月 21日  NO.243

雨水

1月の大雪がうそのように、2月に入って好天が続き、ほとんど雪が降りません。219日は、二十四節気では雨水とよばれ、空から降るものが雪から雨に変わる時期だそうで、まさに今の天候にあてはまっています。

ただ、今年もまだ寒さが続くこの時期に、インフルエンザが流行しており、今がピークと思われます。昨シーズンは、新型インフルエンザの流行がはじめてとあって、その病毒性の強さや、妊婦さんへの影響など、不明な点も多く、その対応に医療現場が混乱したりもしました。しかし、1年がたって、いろいろと検証がなされ、ある程度のことがわかってきて、今シーズンは比較的冷静に対応されていると思います。妊婦さんへの抗ウイルス薬(タミフル、リレンザ等)の投与に関しても、さらなる症例の積み重ねから、より安全性が確かめられてきており、妊婦さんがインフルエンザにかかったら、妊娠のどの時期にあっても、抗ウイルス薬を投与することが推奨されています。ですから、タミフルやリレンザが処方されたら、ためらわずにお使いください。

25日に、4534gの大きな男の子が生まれました。4000g以上の赤ちゃんは、当院では年に数人生れますが、4500g以上となると、これまで2人しかおらず(4876gと4554gの赤ちゃん)、今回は3番目の大きさとなります。

そして、この3人とも正常分娩で(帝王切開でなく)うまれています。私自身の経験としては、5200gの赤ちゃんが最高で、もう20年以上前のことになります。さすがに、この時は帝王切開分娩でした。