平成23年 9月 5日  NO.257

野田内閣誕生

自民党から民主党政権にかわって3番目の野田内閣がスタートしました。

それにしても、ここのところほぼ一年ごとに総理大臣がくるくるかわっています。当院が開院してからのこの10年をみてみると、最初の5年は、自民党政権下で小泉内閣が5年ほど続き、そのあとは、安倍―福田―麻生首相、そして民主党に政権が移って、鳩山―菅―野田首相とここ5年では6人目の首相誕生で名前を思い出すのもやっとです(アメリカなら過去4〜50年の歴代大統領を覚えているのですが)。ですから、最近の首相は、在任期間中にどんな仕事をして、どんな功績を残したか、ほとんど印象に残っていません。

今度の野田首相は、これまでの首相のような、その場しのぎのパフォーマンス的な政策でなく、地味だけれども、まともな政策をとってくれるとの期待があり、発足時の内閣支持率も高いようです。

東日本大震災からの復興という大きな課題のほかにも、円高といった難題も加わり、われわれ国民もそういった状況を理解し受け入れ、ある程度の負担を背負う覚悟もできているので、目先のことにとらわれない、数年後、数十年後を見据えた政策をとってほしいものです。