平成16年4月26日 NO.66

今回のゴールデンウィークは、曜日とのかねあいもよく、文字通りの大型連休となりました。あとは、天候次第です。それぞれの体調にみあった 無理のない計画で、日頃のストレスを解消すべく、エンジョイしてください。

妊娠中の食事について(V)
シリーズでお送りしている、妊娠中の食事も今回で最終回です。今回は、あまり好ましくない食べ物、嗜好品についてあげてみました。
まず、アルコールについてですが、これは妊娠中の摂取量が増えれば増える程、赤ちゃんに対して悪い影響が出る(胎児性アルコール症候群)ことが明らかになっています。少し飲んだからといって、あまり心配する必要はありませんが、日常的に飲んでいる人は やめる様にして下さい。
次に、インスタント食品ですが、これは調理の手間がはぶけ 非常に便利ですが、カップめんなどは塩分が多く、カロリーも高く、また、ビタミン・ミネラルはほとんど含まれていませんので、あまり おすすめできません。自分で栄養を考え、手間をかけて調理するのが一番です。
栄養ドリンク剤は、ビタミンが多く含まれ、一見 栄養補給によさそうですが、カフェインやアルコールが含まれているものが多く、また 糖分も多く含まれていますので、さけた方がよいでしょう。
コーヒーについては、これに含まれるカフェインの量が問題になります。たしかに、コーヒーの飲みすぎはよくありませんが、薄めのコーヒーで 1日1〜2杯程度は問題ありません。
以上、妊娠中の食事について3回に分けてお送りしました、まずは食事について、カロリー量、栄養素などの意識をもつことが大事です。そして、妊娠を契機に 自分の食生活を見直すことで、将来的にも生活習慣病の予防につながっていきます。