03,小話をひとつ(1500yenby O・G 氏

 ある人がいました。

 青いヨタハチに乗る人物です。

 ある日、その人は知人と自衛隊の某基地に行きました。

 目的は、臨時勤務をしている知人の先輩隊員を訪問するためです。

 その某基地に到着し、営門(警衛所)をくぐり、立ち入り申請を出し、ヨタハチに乗り、約70mの直線を可能な限り迅速に走り抜けました。

 ここで皆さん、0〜70mでどの位スピードが出るでしょう?考えておいてください。

 さて、70mの直線を抜け、知人と知人先輩隊員と基地内喫茶店で雑談している時です。

 そう営門を出て10分程度過ぎたでしょか?

 グレーの作業服及び白いヘルメット及びイカツイ顔の警衛隊、これが10人程喫茶店に、まるで暴力団に対する「出入り」態勢で入って来ました。

 なんだ???と私は思いました。

 すごいんだもん「ダダダーーーーーーー」という感じで・・・・私がそう思ったと同時に、その白いヘルメット軍団の長と思わしき人「そこの青い変な車の『所有者』だれだ−−−−!!!」とおっしゃるではありませんか!!

 俺だよ・・・・(汗汗汗・・・・・)

 私言ってしまいました「ワタクシデアリマス。」・・・怖いんだもん・・・。

 半ば強制的に警衛所に連行され、「貴様我々の前で、80km位出してただろ!!!貴様!!!この基地内が20キロ制限と知っての愚行か!!」とのお叱り。

 でも自衛隊とは難しい・・・「愚行」とは・・・。

 自衛隊員の訓練も厳しいと思うと共に、民間との隔壁を無くそうとする方向でいる自衛隊の中で、隊内の規律を維持及び指導等する警衛隊も大変だなと思ってしまった一日でした。

PS:色々な質疑応答の中で「80kmもでませんって。音がちょっとうるさいだけです・・・」と言うセリフによってか、お泊まりも無く釈放されました。

 本当に私のは出ません。皆さんのは出ます?

 課業終了!!

02,小話をひとつ(500yen) by O・G 氏

 それは約12年程前。

 あるヨタハチを持っている人がいました。その人は、一日に50kmは走らないと気がすまない人でした。

 ある時は、世田谷にガソリンをわざわざ入れに行き、ある時は深夜、昼夜を問わず秩父の峠に行っていました。

 そんなある日、深夜の秩父の峠(定○峠)での出来事。

 その日は土曜日、平日は閑散としている深夜の峠も、土曜日となれば俗に言う「走り屋」がたむろしていました。

 その中で、その人も一生懸命、峠のコーナーのパイロンとなりながらも走っておりました。

 でも、もちろん、峠で休憩中も敬遠して誰も話し掛けてくれません。

 そんな時、赤色等をまわしながら来ました。パトカーです。

 やばいと思いました。暴走行為で良くて注意されるのはもちろんのこと、最悪キップを切られます。

 はじの車からチェックが入り、キップを切られていきます。もちろん逃げる人もいます。でもパトカーが追っていきます。

 私に対する警察の方のチェックの番が来ました。

 緊張・・・・

 私に対して警察の人は言いました。 「あなたは関係ないのだから早く帰りなさい」

 それだけ言い、きびすを返して次の人にチェックに行きます。

 私悟りました。

 端から見ても、この「暴走行為」に参加する資格がない車なのだと。

01, 小話をひとつ(2000yen) by O・G 氏

 ある人物がいました。その人物は一日一回、ヨタハチで50km位走らないと気が済まない人でした。

 そんなある日、世田谷にガソリンを入れに行きました。

 その帰り道での出来事。

 環八と川越街道の交差点で信号に捉まり留まった際、、非常にガソリン臭いなと思い、まわりを確認したところ、前にセブン(前々期型)が留まっていました。

 「セブンはガソリン喰い」という先入観から前の「セブンのガソリンが濃い」と思い、信号が青
になるまで待ちました。

 信号青と同時にセブンは全開で視界の遠くに行きましたが、ガソリン臭さは消えません。

 もしかして、ガソリンのにおいの元は私?と思い停止し、エンジンルーム下を確認したところ、真っ黒いガソリンの海が・・・・

 一瞬何があったのか解らなかったのですが、エンジンを止め、エンジンルームを確認。

 キャブに繋がるフューエルホースのはずれでした。

 なんだと言う感じでした。

 しかしながら、側溝に海のように溜まっているガソリンをそのままには出来ません。
 
 まわりを見まわすと道路反対側に交番がありました。交番には「砂」があるであろうという考えから交番に行き、砂を要求しました。

私 :「すいません。車からガソリンがもれてしまったので、申し訳ありませんが砂を頂け
    ませんでしょうか?」

巡査:「ないです。消防署に電話して砂を持ってきてもらいましょう」

 その5分後、反対車線から大きい消防車2台及び救急車1台、真っ赤なバンが1台が赤色等お
よびサイレンをけたたましく鳴らしながらやってきて、通過いたしました。

 「フーン火事か・・・・」私は思いました。

 でも、10メートル先でその真っ赤な軍団はユーターン。私、やばいと思いましたが、私の前を通過。ほっとしたのもつかの間、私の前を通過した後、急停車、約15人ほどの銀色の軍団と化した消防隊員が各々の真っ赤な車からすばやく降車、そのまま私に向かってダッシュ。

 私に向かって「怪我人はどこですが」「火災はどこですか」等聞いてきます。

 怪我人はおろか、火災もありはしません。

 仕方ないので(15人も動員したこともあり)ガソリンが漏れたことを伝え、消防団員の目をガソリンが海のように溜まっている個所に誘導するよう指をさしました。

 無いんです・・・・・

 ガソリンは私が交番に行っている間及び消防隊員がくるまでの「ロスタイム」の間に蒸発してしまっていたのです。

 それでも消防隊員の人は、一瞬間を置いた後、冷静に「このあたりですね・・・」といいながら砂を撒いていました。

 以上でございます。