◆ A氏を泥沼にドップリ浸かれさせたヤツら























初 代 (昭和42年式
 期 間 1979〜1982 

 それまでの中古のフロンテクーペ(昭和49年式 GX-CF)からの乗り換え初めて手にしたスポーツカーです。

 1967年(昭和42年)式で関自番号は1886号車、色は赤/黒。

 小さい頃の憧れと「世間とは違った、何か変わった車に乗りたかった!」と言うこの気持ちが今も続く泥沼への第一歩!
 
 パワープラントが「空冷2気筒、水平対抗OHVエンジン」だなんて事は購入の意志を決めてから知ったことです。

 当時のA氏はラジエターが無いからメンテナンスが楽だろうぐらいしか思い浮かびませんでした。ましてオイルエレメントが何処にあるかも知らなかったアキレタやつでした。
 
 この車の最後は「哀れ」の一言です。私の不注意により短い一生で終わらせてしまいましたが、非常に思い入れが強かった車です。















二代目 
(昭和40年式)

 期 間 1985〜1989

 約2年間のブランクを経てようやく手に入れた二代目は'65年式で、周囲からは「ラムネ色!」とか「レースのカーテン!」と言われていたヤツです。

 入手した時点では朱色に近い赤でルーフも同色でした。

 この車は初期型('65,'66)のスポーツ800な為、運動能力が'67年式より反応がクィックなので少々手こずりました。

 この初期型は軽量化に最も重点が置かれている為、後の'67年式以降よりボディは剛性が結構低いです。

 このスポーツ800は入手した時点で経年変化によるボディ剛性がかなり低下していた為、ルーフを外してのオ ープン走行時ではAピラーから先方のボディがかなりブレる車でした。

 一般道路でスピンしてボディにダメージを与えたのを機にボディカラーを赤から薄いグリーンのメタ/ダークグリーンメタに替えました。

 その後、このスポーツ800はA氏個人の事情によりゲンナマに変身し、一時的に優雅な生活を体験させてもらいました。


















 二度目のブランク中に乗っていた中古の「セルボCX-G」を捨ててサムシングから手に入れたこのスポーツ800は、忘れられない初代の印象にとても近いところがA氏にはお気に入りなのです。

 純正色ではないブルーメタの関自番号1882号車

 各部分に手を入れていたボディは、剛性がまだ不足しているけれども、エンジンとシャーシの仕上がりが先の2台とは比べ物にならないほどの出来なのが特筆点!。
(レストアに携わった方々に感謝感謝!)

 そのおかげでワイディングロード、サーキット、長距離ツーリング、雑誌の取材にと活躍させて頂いておりますが、近年外装がくたびれて来て、A氏の気分は沈みがちです。

 この車両は、A氏が最も気に入っている'67年式です。外観上は前期型ですが、目に見えない部分は殆ど後期型と言っても差し支えないモデルです。


 A氏としては、懐具合と置き場所に問題がなければコイツらの多くを手に入れたい!と思っております。