平成14年7月の日記 
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平成14年7月1日

わーい。ばーちゃるねっと店長氷見16歳鈴木輝一郎センセのサイトに紹介&常駐しとるでー。ふふふ、これでキイチローセンセのファン層の獲得に成功するかもですぜ。はやく次の新作が発売されろー(新刊が出たばかり。ちなみに私は5年くらい前からファンで、ちょこちょこ感想メールを出してたりします。
徐々に本の種類も増やしていくのでよろしくー。欲しくても買えないあんな本なんかも紹介してみたりしようかなぁと思ってたりするんで、買ってみるとイイです。

7月に入りましたねぇ。とたんに蒸し暑いのは地球の仕様ですか。 し よ う で す が な に か? なんて感じに一人2ch突っ込みをしております。もう暑いのサイテェッ。私は低気圧に弱いので梅雨時はちょっと嫌なんす。

近況ですがいろいろあったけど、私は元気です。ということにしておいてくだしぃ。いろいろとご心配をおかけしますた。

そう言った見地からすると、掲示板に現れた大学時代の友人の広島野球党は私のことを良く理解してるなぁ。ちなみに彼は広島カープのファンの中でもなんだか良く分かりませんが、人気があるみたいです。2chに名前が晒されているくらいですから。

 79 名前:投稿日: 01/09/12 23:00 ID:q23jrV.E
もしもRCCをカープの選手に置き換えたら・・

青=粗いさん(パワーは凄いが、穴だらけ。賛否両論で注目の的。将来の主軸!)
若=キムタク(たまにファインプレー、たまに暴走。なんだかんだいって息長そう)
ダスキン=カーサ(可も無く、不可も無く。)
広島野球党=西田(明るいキャラが売り。隠れファン多し)
M=古場(数少ない大人な投稿者?でもあまり見かけない)
ともろう=北別府(知識が豊富で冷静に周りを見れる。)
ラスカル=達川(口は達者だが、内容は技術より気持ちで打ちました的。)
ちゃしぶ=玉木(連投で火だるまになる場合もあるが、気持ちもわからんでもない的)
並盛=横山(違和感。)
さっぱり意味がわかりませんが。とりあえずRCCってなんですか。

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平成14年7月3日

あー、今日は休みだったのですが、終日寝て過ごしました。もうぐっすり。

で、まあ、なんというか、オフ会してみたいんす。大規模なもんじゃなくて、こじんまりと安い酒をボーとしながら飲みたいなぁ、と。悲しいかな夜しか空いてないんで、参加できる方は限定されたりすると思うんだけど、一人とか二人とかそんな感じでどうでしょう。まあ、なんつーかできるかどうかも怪しいですけど。東京まったくわからんので、知っている人大歓迎。(ヲイ

今日は18時くらいにメッセとFFXIでチャットを4つくらい掛け持ちして死にそうでした。休みの日に何をやってるんだか。

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平成14年7月4日

京極です。禿げしくワラタ。ネタ元は曾孫引きで佐藤タンの日記。いろいろとありがd。

さて。オフ会は引き続き募集してますよ。どうぞよしなに。

初級シスアド試験っつーのがあるんですが、ちょっと参考書を見たら面白かったので勉強してみようかなぁ。と。ココ最近の辞職騒ぎの中で(辞職しないんだけど)、なんのスキルもない自分に驚いた。あたしの資格っつったら小学校教員免許しかないの。この職業で身についたスキルは人に頭を下げる事、得たものは微妙に強力な人脈。

まあ、こんな客観的に判断できないスキルで誰かが必要としてくれると思うほど人生の経験値は低くないんで、とりあえずどんな資格でも取っておこうという感じ。需要は全くわかんないんすけど、ないよりあったほうがいいやん? 資格って。この方面は嫌いじゃないしなー。

まあ、たぶん、すでに仕事を持っている人が必要とされる資格かと思うけど気にしないよん。なにごとも一歩一歩や。必要ないかもしれんけど、どっかで役に立つ事もあるやもしれんし。自分に自信ってモンも欲しいから(うあ、キモイ表現だ)、とりあえずとってみるかなぁーレベル。うわ、なんかキモイ。自分で言っててキモイ。んなこと、一人でやれってな。ごめんナ。

もしこの資格について知っている人おったら、掲示板にご助言ください。「辞めた方がいいですよ」とか「まったく役にたたんですよ」とかもオッケー。「むずかしいですよ」とかも。「余裕っすよ」とか「ああ、とれんヤツはバカチョンで間抜けッすよ」とか差別表現を気にせず使う人も結構好きです。

――って、私がサイトで宣言した事を今まで一つたりとて実現した事があったか、と。

――追記。なんか問題簡単なんで、クソの役にも立たない資格っぽいですなぁ。コレで役に立つなら強引に取得しようっと。

『サイバラ式』 西原理恵子&銀玉親方 角川文庫 読了。 西原理恵子という人に興味を持ち始めつつある昨今、作品を読めば読むほどわかりにくい人だなぁと思った。ただの擦れた姉ちゃんだけではない、根っこのトコロだけがピュア。みたいな感じかなぁ。銀玉親方風にいうと目線がいつまでも低い人、らしいのだけど。私の趣味で読んでいるので評価は気にすんな。

『コイズミ学習ブック』 1巻 こいずみまり 白泉社 読了。 なんつーかあれですな。エロエロな学習ブックですよ。まあなんつーか、学生時代とかだったら為になったかなぁ、と。まあ、いいですよ、なんでも。それなりに面白かったです。それ以上に、誰かやらしてください。

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平成14年7月5日

あー、疲れた。なれないことはするもんではないです。絵描きさんの集中力って凄いなと思いました@トップ画製作。たった15分で死にそうです。このヘロヘロ感が萌えませんか? ウソですごめんなさい。実は西原理恵子の漫画の模写をして自分の特徴を入れただけです。さすが美術2の成績(10段階評価)だけはあると思いませんか?
斬鉄さんではありませんが、自作のトップ絵を載せてみたいと思うのは人の情ではないですかッ(逆切れ)。 とりあえずこんな感じではあるかも。

それはそうと、tacさん、情報ありがとうございましたー。シスアド初級はそれなりの努力をしなければ合格しない試験ではあるけれど、取ったからといって即時的に役立つような資格ではない、と。ふむふむ。参考になりますた。ありがd。

もう来ねえよ!ウワァァァン!のニュース速報より
                 ┌─┐
                 |も.|
                 |う |
                 │来│
                 │ね│
                 │え .|
                 │よ .|
      バカ    ゴルァ  │ !!.│
                 └─┤    プンプン 処女じゃネエのかよ!?
    ヽ(`Д´)ノ ヽ(`Д´)ノ  (`Д´)ノ    ( `Д)
    | ̄ゆ ̄|─| ̄う ̄|─| ̄か ̄|─□( ヽ┐U
〜 〜  ̄◎ ̄  . ̄◎ ̄   ̄◎ ̄   ◎−>┘◎
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020705-00000003-spn-ent


松本、鼻フックとか好きなんだよね。いや、別に良いんだけど(;´Д`)ハァハァ 。

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平成14年7月6日

……お互いが止まっている状態で前の車が発進、私が続けて発進。前の車が急ブレーキ。発進してた私はコツンとぶつかった。人身にするかしないかの交渉を今日行ってきたのだけれど。

100万請求された。

目ん玉が飛び出ました。そりゃ人身にしてもらうしかないだろうよ。点数はなくなるよ? そりゃ免許も欠落するよ。仕事だって辞めることになると思うし。

ということで、なんともならない事態に発展したので、オフ会中止してイイです? もうね、だめだ。ダメ過ぎ。大人の階段降りまくりじゃい。

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平成14年7月7日

さっさと人身にしておきましたよ。保険屋頑張れよ。ゴルァ。

今回のポイントはですねぇ。人身扱いにしないために(免取りになるのでクビ)、直接の対話で示談にしようと思ったわけですよ。昨日の記述通りコツンと当っただけで別に深刻な怪我している様子もなかったし。まあ、医者は診断書を出すわけですが。
とりあえず、私は病院代をすべてまかない、慰謝料を10万くらい考えておったわけだ。最初はですね、相手も納得していたんですよ、それくらいの話で。

だ、が。被害者は知り合いの保険屋にアドバイスを求めた――

そしたらねえ、保険屋は『100万くらいは取れるよ』とアドバイスをしてくれたらしいんですわ。で、私は108万くらい請求されたというわけ。まあ、ここまでは良くある話。私がお間抜けなだけ。

で、さっさと人身扱いにして保険でまかなう事に決定したんですよね。だから、お金のことは心配しなくていいの。まあイロイロと累積しているのでヘタすると『免取り、1年間の免許欠落』という事態なんだけど。何度も言うようにココまでは私の自業自得。言い訳するつもりもありません。

ただね。アドバイスした保険屋がなんでウチの保険屋(僕の担当の同僚)なんだ? ああ? 顧客が必死に示談で済まそうとしているのに、横槍で煽りをくれるとはどういうことだ? 企業倫理はどうなってんだよ。しかも100万て。警察のおっちゃんにして『常識を知らん金額』と言わしめる値段だぜ。なにせ警察のおっちゃんは「これくらいなら当事者間で話したらどう?」と相手に言ってくれたというのに。保険屋だって俺が払うんなら文句ねえだろ? 意味がわからん。今日は電話に出たのが日曜日ということもあって対応しきれないみたいだったけどなぁ、もうねえ、死にそうだわ。

自業自得、だということはわかっているけどね。やりきれない気持ちってあるじゃんかー。コツンで人生変わります。参った。みなさん、運転は気をつけて。つまらぬ事故ほど人生を変えて腹立たしいものはありませんので。

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平成14年7月8日

落ちついた。ふひー。

明日は一応、東京出張なので更新はなし。オフ会中止したのはホントですのでよろしくー。いや、一人も集まらなかったからじゃないんだよ? 信じてください。事故もネタじゃないんだって。といえば言うほど泥沼なのでほくそえんでおこう(なぜ?)。

『電脳やおい少女』1巻 中島沙帆子 竹書房 読了。まあ、普通のヤオイな方の四コマ漫画。正直やおいと銘打ってなかったら買ってない程度の作品。なんつーか、I love escalaterの方が面白いや。まあ、んーと、私あたりの半端者が見て楽しむ程度ではないですかねぇ。801の人から見たらヽ(´∀`)ノ この程度の顔文字で感想を誤魔化されるところでしょう。 つまりその程度の良くあるはなしっつーことです。

『ヤングキング15号』 少年画報社 7/8発売 読了。 まあ聖☆高校生っすよ、奥さん!いいですなぁ、一月待った甲斐がありましたよ。相も変らぬオモシロさです。来週号はオカマを掘られた主人公と、オカマを掘った圭クンとが再び絡む話らしいです。もう圭クンったらこんなティンコだからなぁ。。聖クンのお尻が心配です(脚色あり
太ももよりも太いのは犯罪です。

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平成14年7月11日

テレビ版サトラレ。評価カス。サトラレという漫画に流れる作者の意図を理解していないな。その前にサトラレという存在も理解していない。サトラレがあの程度なら、つまり、相対的に見て不利益だから病院が排除しようと考える程度なら、国家が莫大な費用を払って保護する必要はないんだよね。その費用の数倍も有益――つまり人類にとって飛躍的な進歩を遂げる可能性を持つほどの存在だからこそ、人は人権の名の元にサトラレを保護するのであろうに。オダギリジョーが出てなかったら間違いなくみてないよ。まあ、テレビドラマだから、主人公を情けない存在に貶める演出を平気でするんだろうね。そうしないと映像的、演出的に起伏がないと判断するだろうからさ。原作者にはこんな芸当はできないし、できる作者だったらこの漫画は売れてないと断言しよう。
最後にサトラレの存在的定義は、原作の中ですでにされているので長くなるが引用しておく。

――引用開始(『サトラレ』第一巻 佐藤マコト 講談社 引用p213-215)――

『不思議な経験でした。彼の怒りや苦悩や悲しみが、本当にダイレクトに伝わってきて、まるで彼の経験を追体験している錯覚におそわれ、気がつくと、感情移入と同時にとても純粋な親近感を覚えました。ですが、彼は決して善人というワケでもありません。まさに、人の心の一つのサンプル。自分勝手で卑怯で情けなくて痛々しいほど弱々しい。悪意やエゴがまるだし。そうかと思えばいざという時のすさまじい善意――それら全てが心の一部分である事、一人の人間の心の振幅の範囲内にあるんだということがわかりました』

『当たり前の事――人間とは本来そういうものです。プラス面もマイナス面も持ちあわせている。しかし、それらを全部含めて考えれば、多くは愛すべき同胞です。けれど、それを飾り立てたりする分かえって見えなくしている。――だが、彼らはまるみえです。愛さずにはいられないでしょう?』

――引用終了――

物語の根幹に愛がある原作から、愛という部分をブサイクに切り取って代わりに嘲りや滑稽さを前面に打ち出したテレビ版。漫画版サトラレが支持される理由はその独特の設定にあるだけではないと思うのだが。

まあ、テレビなんで仕方がないか。

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平成14年7月12日

 仮想オフレポ 第1話

キミが永田町駅七番出口に姿をあらわしたのは夜の10時を過ぎた頃だった。

その日が来るまで、僕は胸の鼓動が高鳴るのを抑える努力もせず、メールでキミと打ち合わせを重ねていた。
『俺ね、東京出張なの。会えない?』『会おうよ!』『俺、10時過ぎないと会えないんだけど』『いいよ、あたしも仕事終わるのその時間だし』『赤坂まで来てくれれば、ニューオータニのバーで飲もうぜ』『んー、オサレしなきゃー』『してこいー、ウソウソ。いいよ、べつに普段着でー』『ほんとー?』
そんな会話を前日から幾度となくこなしてきた。

半年以上、同じテキストサイターとして切磋琢磨してきた二人である。気持ち的には同志であり仲間だ――ネットの上では。だが、現実的に会うとなると違う。お互いに大人の男と女、意識しないというのはウソになる。

『今、渋谷ー。後10分くらいかな』『どんなカッコだ?』『白のブラウスに青のスカート。わかるかなぁ』『迎えに行くな』『うん』

会話、会話、会話――お互いの不安を解消するかのように僕らはメールを交わしつづけた。僕にもコンプレックスはある。相手に受け入れてもらえない苦しみも痛いというほど繰り返してきた。なまじ半年間に渡って友情を育んできただけに、あって拒絶されたら辛い。

そして、キミが永田町駅7番出口に姿をあらわした。僕は瞬間的に理解した。ああ、キミが目の前にいるのだと。一度も会ったことはないが、僕のキミへの想いが僕の心にキミだと解らせた。

「よー」

僕は勤めて明るく、僕とキミの不安を払拭するかのように声をかけた。たぶん君も僕を瞬間的に理解していたね。

「あ、あ、はじめまして」

頬が恥じらいに染まり、ぺこりと頭を下げたキミの印象は僕の心に雷鳴を落とした。

「あ、はじめました。飲みいこうっ」

恥ずかしさから、とりあえず落ちつく場所にいきたかった。彼女を先導するように赤坂ホテルニューオータニのタワー館4階のオリエンタルな雰囲気溢れるバーにたどり着いた。周囲は米国系のビジネスマンや、これからホテルで決めようとしている男女が、穏やかな笑顔で酒を酌み交わしている。僕は席につくと、メニューを彼女に見せながら言った。

「あ、俺、マイタイ。んーキミは?」

マイタイという酒がどんな酒か知らないが、この時の僕の気持ちはお酒の種類などとは関係なくすでに決まっていた。

――君と一夜を伴にしたい、と。

そうして長くて甘い夜がはじまった。

(続く)

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平成14年7月13日

 仮想オフレポ 第2話

 カチン

静かにグラスをあわせる音がバー・トレーダーヴィックスに響き渡る。ボクはグラスごしにキミの表情を何度も盗み見た。はじらい、とまどい、よろこび、いろんな色が浮かびきえていく。くるくると表情を変えながらもキミは言葉をドンドン紡いだ。

「最近、テキストサイトあんまり見る気ないんだ。今の私は●×廃人だし」

彼女はいつもメッセで語るネトゲーの名前を出した。

「あー、まあ、俺ももともと飽きっぽいんで、今、テキストサイト云々は正直どうでもいいなぁ。今のサイトで知りあった……うーん、仲間?みたいな。そう行った人達とよろしくやってられればいいなぁ。それだけで俺はテキストサイトやっている価値があるな、って思うし。もう正直アクセスアップなんかどうでもいいや」

「ん。そう!そんな感じ。正直、めんどくさいよねぇ」

ほんの少し笑ったのは彼女はボクを「ニル君」とか「氷見ちゃん」とか「京極たん」とかいろんな名前で呼ぶことだ。とりあえず「ニルは止めてね」と伝えておいた。それは僕がネカマ時代にだました男のハンドルネームだから、と。

「それにしても――」

ボクが顔をしかめた。「このマイタイってお酒、マズー」

「えーそうなの?私のお酒けっこう(゜∀゜)イイ!よ、飲む?」

彼女は2ch用語を使いながら屈託もなく飲んでいたストローを僕に向けた。ボクは思わず恥ずかしくなってしまい、彼女のグラスを持ち上げグラスの淵からほんの数滴彼女のカクテルを啜った。甘い。まるで彼女の唇を連想させる甘さだ。

――この時点で僕の息子はすでに第2次成長期。

「お、俺のも飲む?」

やや声が上ずりながら、彼女に聞くとウン!と軽くうなづいて、僕のストローをなんの躊躇いもなく口に含んだ。

「まあ、こんなもんじゃない?私は嫌いじゃないなぁ」

そうかな、と差し返されたストローをおずおずと口に含む僕。心なしかマイタイが美味しく感じられるから不思議だ。僕は一気に飲み干してしまう。ストローから唇を離すのが惜しかった、ということもある。

そんなやり取りを続けながら、僕は胸のポッケにさし込んだ携帯を覗き見た。

――もう、0時だ。たしか終電が0:25だったな……

僕のほんの少しの表情の変化に彼女も気づいたようで、自らの時計の時刻を確認する。

「もうすぐ、終電だね」

彼女の声が少し翳っている。ああ、と僕は返事もせずにどうしたものかと首をかしげた。お互いの間に今宵初の沈黙が発生した。

――だが、そこはそれ、さすがは一流ホテルのバーである。伊達に高額な飲み代を要求していない。

「お客様、なにか追加の注文は?」

バーテンが静かに僕に声をかけた。僕は即座に彼女の瞳を盗み見る。そしてほんの少しの勇気を振り絞ってバーテンに告げた。

「ああ、こういった洒落た酒じゃなくて、ウィスキーのロック貰えるかな?」

「かしこまりました――」

とバーテンは静かにうなづくと彼女の方に目を向けた。「お連れ様は?」

「あ、あたしは……甘いのあります?」

彼女が焦って注文する。そして僕の目を見て照れたようににっこりと微笑んだ。

僕は照れを隠すかのように少しおどけながらいった。

「よーし、パパ、部屋に連れこんじゃうぞー」

彼女は僕の台詞を聞いてないかのように笑っていた。

(続く)

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平成14年7月14日

 仮想オフレポ第3話 (完結)

BARトレーダーヴィックスを後にした僕達は、赤坂ニューオータニ・タワー館のエレベーターに乗りこんだ。ちなみにBARから部屋へはエレベーターを乗り継がなければならない。とりあえずロビー階に降り立った僕は周囲に知り合いのいないことをすばやく確かめた。実はウチの会社は年間1300人を赤坂ニューオータニに宿泊させる日本最大の団体でもあるので、ホテルマンはそれらを取り仕切る僕の顔を知っているという罠。あまりヘタなことは出来ないのだ。

――杞憂。

すでに時計は1:00回っている。残っているのは夜勤のホテルマンのみ。僕と顔見知りはいない。彼女を連れてロビー階→21階までのエレベーターに乗りこみ11階のボタンを押した。

「11階なの?」

彼女の問いに僕は黙ったまま頷いた。
彼女と僕はエレベーターに乗っている間、なにも語り合わなかった。しゃべらなかったわけではない。お互いに意味のない言葉の羅列で気を紛らわせていただけだったのだ。二人の心臓はゴンゴ=ボロンゴ族の太鼓の音のように、二人の空間を支配していた……

部屋につくと僕は彼女に椅子を進めた。ここはBARとは違い、時間は長い。僕は用意しておいた安物のブランデーを空けてグラスに注ぎ、彼女は部屋の冷蔵庫からジュースを取りだしブランデーで割った。

静かにグラスを合わせ僕達は語り始めた、今度はお互いの事をより深く知るために。彼女の昔の男のこと、僕の昔の女のこと、仕事のこと、つらいこと、悲しい事、苦しい事などなど。付き合い始めるかどうかわからない二人は、とりあえず自分のことを相手に知ってもらおうと必死だった――いや、必死だったと思う。少なくとも僕は必死だったよ。

「手相見てもらったことがあるんだ」

彼女がそう言ったので、僕は反射的に彼女に向かって右手を差し出した。彼女が僕の手を握って手相を見た。

「えー、んとねー、利き手である右手は今の運勢、左手が人生運なんだって」

彼女がそのような事を言ったが、僕はすでに心はない。彼女の腕が僕の腕に触れた瞬間、抑えていた欲望が突如姿をあらわした。だが、襲いかかるには僕はやや年と経験を重ねすぎた。こういう時はどうすれば良いか心得ている。

「あのさー、今、俺、欲情しちゃった」

えーと。とりあえず二人きりになった時、欲情したらそれを伝えた方が良いと思わないか? 思わないか。まあ、いいや。

彼女の瞳が2回ほど宙をさまよい答えを出した。小さな声で「ばか」と。お互いに顔を真っ赤にして照れた。なにも焦る事はない。もっとゆっくりお互いを知りながらセックスをするならしよう――そんな意思の統一が僕らの間に生まれた。

また僕達はお互いに知り合うために話を開始した。だんだん、僕の心が自分を曝け出しはじめた。それに気づいた僕は押し黙ってしまう。見にくい僕が顔を出し始めたんだ。黙ってしまう僕に罪はないだろ?

「えっとね。辛い時は話したほうが良いよ」

僕は押し黙っている。彼女はいつのまにか自分の椅子を僕の椅子の前にまで持ってきて、僕と相対して座っている。――彼女はゆっくりと僕の肘のあたりを持って呟いた。

「ね、辛い事は話してごらん」

こつん、と俯いている僕の頭に彼女の頭が軽く当る。僕はハッとして顔を上げた。彼女の顔が間近に迫ってきている。

――ごく自然に。

僕は彼女の顔に手を添えてゆっくりと頬に口付けをした。次は耳に。次は瞼に。髪の毛に。鼻に。眉に。アゴに。首筋に。唇を抜かしてありとあらゆるトコロに熱い接吻を繰り返す。

彼女はとたんに饒舌になった。全く関係ない話を矢継ぎ早に繰り出した。早い。恐らくそれが彼女の動揺と緊張をほぐす最も効果的なものであったのだろう。僕は彼女の言葉を聞きながら無言のまま接吻を繰り返した。

唇へのキスはしていない。この時の僕は、彼女の唇に僕の唇を重ねる事を躊躇った。まだ僕は迷っていただとおもう。唇にキスすれば僕は彼女とセックスをしてしまうだろう。そして僕は彼女に対して責任を取りきれなくなる――そして、僕は友達を失う。

そんな思いを抱きながら彼女を抱きかかえベッドにまで運んだ。部屋の電気を消して、横たえた彼女に再び熱いキス。耳の穴フェチの僕はしつこいほど彼女の耳を舐めたりもした。うるせーもんくあるかこのやろう。

だが、まだ唇へのキスはしていない。彼女が言った。

「避けてるねー」

「う。わかる? んとね、多分キスをしたらやってしまうと思うんで、えーと、まだ迷ってたり。頑張る理性、切れそうな欲望、まもりたい愛情みたいな。ここまでやっておいて愛情も友情もないかなぁ」

「ううん。私も迷ってるもん。うーんうーんって。――でもね」

彼女がふっと女神のようなやさしい顔をし(たように見えて)言った。「これだけでも気持ち良いよ」

服はまだ脱がしていない。僕はネクタイこそ外しているが、まだYシャツとズボンははいている。そんな状況でのキスだけで、彼女は気持ちがいいといった。「心が温まる気がするよ」とも言った。

僕はその時決意した。今日はセックスしないと。

彼女が愛しい。たまらなく愛しい気持ちになって、ゆっくりと彼女の唇にキスをした。二人のはじめての、キス。舌も絡めないフレンチ・キス。そして僕はにっこりと微笑んだ。

「んーセックスするの?」

彼女が苦笑いしたので、僕は笑って言った。「舌をいれなきゃ理性切れないと思う」

「ばか」と彼女が笑った。僕は、彼女との友達以上恋人未満をもう少し続けようと思った。

「なんつてー」という照れ笑いに、愛と恋心と友情を秘めながら。

――追記
この数時間後僕達は眠い目をこすりながら後朝の別れを惜しむ事になる。えーと、結局は舌も入れたし乳も吸った。なんどか理性が切れかけたが、結局最後まで「殺さず」の誓いは守ったかたちに。

士道不覚悟の罪で切腹すべきだと思った。

―――――仮想オフレポ・完――――――

☆☆後記☆☆
うあ、そこまで行ってヤらんのか! とか叫ばない。いや、まあ、そんな男女の関係が合っても良いじゃないかなぁ、と。えーと、感想はいりません。妄想に感想をよこされると恥ずかしくてたまらないので。妄想でも最後までエッチしない男、京極。なんて情けない男なんだろう。


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平成14年7月15日

ども。三日間小説風オフレポを書いていたら疲れちまったい。

で、今日は休みだったので黙々とFFXI。モンクは連携命なのでひたすら鍛える。連携の成功率は90%くらい。よしよし。かなり上手になってきたなぁ。どうでもいいのだが、私のキャラはChanという。ジャッキーチェン(Jackie Chan)から取った名前が示すとおりモンクだ。FFXI仲間はチェンとは呼ばず、チャンと呼ぶ。

で、香港の人達から見ると同胞に見えるらしい。ゆえに私はよく通りすがりに声をかけられる。「Are you Hk?」と。この確率は他人に比べるとかなり高い。彼らはゲームの中ではマイノリティなので同胞意識がとても強くなるのだろう。暇ならば「I be Japanese but let's play together.」と返えそうとおもうのだが、なかなか上手くいかない。

今日はそんなホンコニアンとはじめて一緒に遊ぶ事ができた。彼はプレイ中一生懸命話しかけてくるので、僕も一生懸命ない語学力を総動員して会話をした。正直、日本人と組むよりも疲れたが、とても貴重な経験だった。

……だった。だったなぁ。。。。。。。えと、えーと、この話で面白いところはですね。えーとえーと。ああ、そうそう、ホンコニアンという名詞かな……いやいや、ちがうちがう。

……わすれまちた。

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平成14年7月17日 

FFXIプレイ日記にしようと思ったけど、あまりに仕事が遅くなったのでやめた。Poncoの冒険はまた明日に持ち越し。

きょうはなんとなくボーと過ごした一日だったなぁ。何をしているかわからない一日でもあった。何もない日は何もない日というネタで責めていこうと思う。ネタがない日ではない。何もない日というネタだよ。

たとえばアレだ。車を走らせていると普通に赤信号で苛つくような日。空を見上げると真っ青な空ではなく、少し曇りがちな日。好きな子にメールを送るのに数時間迷う日。チャーハンを作ろうとご飯を炊いたら、普段よりもかなり柔らかいご飯ができた日。財布を見たら七千円くらい入っている日。かさぶたが肘にできていたので取ろうと思ったがやめた日。エロビデオを見ようと思ってめんどくさくなって止めた日。ティンコが元気がない日。日記を更新しなきゃ、と思う日。『低気圧が東シナ海に来ると頭が痛くなる』というネタを口に出した日。貸した10万があいも変わらず返って来そうにない日。

つまり今日という日はそんな日なんだな。

それでも僕が生きてきた9531日目の貴重な一日である事には違いない。

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平成14年7月20日

信長の野望・蒼天禄を購入したけど、あまりにもめんどくさくなって放棄。友人の2世誕生祝に郵送してやろうと思った。なんか複雑になれば面白いというゲームシステムは少し間違ってんじゃねえかなぁと思う。僕の信長ベストは将星禄だな。

昨日はFFXIで公式イベントが開催された。慰安旅行に出かけて行方不明になったモーグリ達を探し出すというイベントだったが、一サーバ3000人を越える参加者にラグ(通信障害による画面や他人がカクカクする現象)が多発。しかもあまりにも難解でイベントとしても達成感が薄い。
終了時刻のAm1:00に下記のようなアナウンスがあって終了。この時点で可愛いはずのモーグリに殺意を覚えた人は多かった。

捜索依頼を出されていた21人のモーグリが、冒険者の活躍によって無事救出された!
Moogle:クポー!みんな帰ってきたクポ!
Moogle:冒険者のみんなが、沢山がんばってくれたから21人とも、無事に帰ってきたのクポ!
Moogle:本当に本当にありがとうございましたのクポー!
モーグリ捜索隊の皆さん、お疲れさまでした。以上で本 日のスペシャルイベントは終了です。次回のイベントもお楽しみに!


そういうわけで昨日は更新できませんでした。

『愛のふじつぼ』 2巻 こいずみまり ぶんか社。読了。悲惨。悲惨過ぎる。ギャグ漫画なので、悲惨もギャグなのだがちょっと酷い。ラブラブまんがとあるが、ラブラブではないな。もしよろしければ救いのないこの漫画をどうぞ。

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平成14年7月21日

パナソニックのサーバ重いなぁ。この文字しかないサイトでなんでこんなに表示に時間がかかるんだろうか。ムカツクにゃ

このサイトで宣言した事は守らない (守れない) というジンクスがあるので、何かしようと思い立ったときは不言実行を心がけようと思う。だから突然イベントが開催されてたり、『あ? いきなり何を言ってるの?』ということがあるかもしれないけれど、ああ、いろいろやってんだなぁと思ってやってね。

それというのもちょっと思い立った事があって、自分で言うのもなんだけど面白いので少し根を詰めてみようということに。ただ、私がこのサイトで宣言した事は何一つ守ってない or 出来ていないと思うので (更新しないとかはともかく) 、ゲンを担ぐ上でも不言実行でいこうかと。よーしパパ頑張っちゃうぞー。

『ハプスブルク歴史物語』 倉田稔 NHKブックス。読了。収穫。世界史好きにはハプスブルク家の説明は不要だと思うが、まあ、一言で言えばヨーロッパ最大の名門である。代々の神聖ローマ皇帝を輩出し、近代には巧みな婚姻政策によって歴史を渡り歩いき維持拡大した家、もっというなら帝国である。有名なマリーアントワネットはハプスブルク家の娘である。ちなみにこの本ではマリア=テレジア、ヨーゼフ2世の中興を中心にあつかい、それ以降の落ちぶれていくハプスブルク家も説明している。ビルドゥングス=ロマンとして読むのが吉。

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平成14年7月22日

久しぶりに恋しているんですが、イロイロとままならないものですなぁ。

うわ。どうよ、この表現。恥ずかしい表現ですなぁ。「お前は高橋しんか」とか言いたくなりますぜ、旦那。もう二度と『恋をしている』などという言葉を使うつもりはありません。

あのですな。こういう風にサイトで『恋をしてるんですよ』という感じの表現するのって死ぬほど恥ずかしいじゃないですか。『セックスしたんですよ』とか『結婚したんですよ』とか『ネゲットしたんですよ』とか『彼女出来ました(2000/12/28)』(C)かまくらとかは現実にあったことのの報告なんですが、『恋してるんです』『あの人が好きなんです』『愛した人を忘れられません』みたいなのは、その人の精神的なことの報告じゃないですか。『今日、生理です』『マンコ臭いです』『チンコ包茎です』よりもプライベートだと思います。もうハズカシすぎです。

いつから人間はサトラレになりたいと考えるようになったんでしょうか。しかも自分の都合の良い事だけを垂れ流すサトラレに、です。自分の気持ちをサイト語るということは、自分にとって恥ずかしくないor誰かに聞いて欲しいと願う気持ちだけを伝える卑怯なサトラレになっているといっても過言ではありません。

そこで私は決めました。このサイトで気持ちを一つ垂れ流したら、自分に不利な気持ちも一つ垂れ流そうと。『遅漏なんでセクースするより愛撫をしているほうが好きです』とか。

うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。

もう二度とそんなこといいません。都合の良いサトラレに徹しようと思います。

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平成14年7月24日

昨日は失礼しました。まあ、いいんですが。

今日はゲームボーイアドバンスを衝動買い。で、ファイアープロレスリングAを黙々とプレイ。おもしろいのですが、なるべくならもう少し大きな筐体にしてほしいものです。私の手はそれなりに大きいのでファイプロのような連打&タイミング系のゲームはとても痛いです。もう少し何とかならないモンですかねぇ。ロープレならよさげです。

田中真紀子氏のアレですが、もうそろそろキティな方はどこぞにやって欲しいです。テレビメディアはもっともっと叩いてやるといいと思います。最近一生懸命メディアがガンガン叩いているので、ほんの少しだけ彼らを見なおしました。もっともテレビや雑誌メディア、もちろんマスメディアのみならずインターネットも2chもメディアなんてモンは碌なもんじゃないとは思いますけどね。無論、わがサイトも先のメディアを上げなくても、恣意と打算に満ちているサイト&発言ですから碌なモンではありません。

というよりもですね。ホントに問題なのは情報を受けた側のその情報の扱い方が未熟という点にあると思います。どんな情報であるにせよ、発信者の思いというのが必ず含まれています。朝日とか韓国とか北朝鮮とかわかり易いモノもあれば、そんな意図が見えにくいものもあるけれど、必ず含まれてる。それは良い悪いということじゃない(強いて言えば仕方がないこと、か)。現在の状況での情報というものの価値を考えれば、情報発進者のそういった姿勢よりも、基本的に受ける側にそれを取捨選択+正しい解釈をする責任があるのは明白だ(発信者に責任がないとは言えないけれど)。

せめて複数の情報源から情報を吟味して欲しいと思う今日この頃。特におばさん系やなにごとにも一途になり過ぎる世代の方、ついでにテレビや政府には疑問を持つけれど、好きな個人サイトの管理人の言葉を安易に信じる方。ついでに私。そしてあなた。

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平成14年7月25日

どっちの戦士も美しいですな。特に右の方。勝てる気がしませんよ。構えも美しい。生物対生物の様相がしっかりと描かれていますなぁ。

今週のサンデー評。とりあえず風邪の橘をなんとかしてもらえませんか。打ち切りとか。打ち切るとか。打ち切られるとか。この三択をあげますのでどれか選んでくださいよ。もうね、キモ漫画過ぎます。さっさと打ちきるべきだと思いますよ。『365歩のユウキ』を打ち切る方向にするよりも。
『勝手に改蔵』『モンキーターン』『からくり』は高いレベルで安定。まあ、現時点ではこの三作が終われば、とりあえずサンデーを購入する必要はなくなるかな。今週はからくりが一押し。フランシーヌとギイの子煩悩っぽいところが可愛いのれす。勝手に改蔵の200回記念もこの作品らしい展開だし、モンキーターンは普通に面白い。
うーん、カナタもそれなりに面白いんだけど、ギャグ系ストーリー漫画としては手法が古い感じ。高橋、青山の両作品はめんどくさいので見ていません。
メジャーはちょっと質が落ちてる。というか主人公の怪我というネタはもう要らない。ボンバーは少し空回りしているかなぁ。どうもしくっと物語がこない。亀、虎はどうでもいい。ジャぱんはガメラ。植木はウザイ、さっさと連載を終了してください。他は知らん。

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平成14年7月26日

相変わらず引き際の下手な人だなぁ。無情な日常さん。WEさんの物言い云々に冷静に対処すれば、それなりの評価も得られただろうけど、脊髄反射で反応しておいて殴り返されたら腰を引きながらパンチしつつ『捨てサイトに何を言っても不毛だから』と終止符を打つのはどうもヘタレな印象を拭い去れません。どうも無情さんは同情よりも失笑を買うタイプだなぁ。

楽しいのでそれもまたヨシですが。

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平成14年7月28日

土曜日の更新がなかったのは、仕事が終わってから新幹線に飛び乗り、旅行に出かけたためですわ。んで、今日はその旅程を終えて帰って来たわけです。一泊一日、見たいな旅でした。

ほいたら帰りの新幹線は混んでおりました。もう笑っちゃうくらいに。しょうがないので周りの迷惑にならぬよう、しゃがんでGBAのファイプロAを黙々。そしたら隣の人はちっちゃなノートパソコンであずまんが大王のアニメを低い笑い声を上げながら見ておられた。そんな彼に僕は少し引いたけど、周りから見たらどちらもオタクくせえかな、とか思ったりしてスーツのポケットにGBAをしまった。近親憎悪、同属憎悪というかんじですか。

こんな事も考えて週間文春を購入してあったので、それを広げて失地回復に努めた。失地もなにも失ってはいないが。こんな時に開き直ってオタクになりきれないのが僕の弱いところ。どうもね、友人にいわせると低いけど高いプライドが邪魔しているらしい。よくわからんが、ニュアンスで『ああそうかも』と納得した。

あら、なん化今日は極々普通の日記みたい。えへ。

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平成14年7月31日

ダイソーで捕獲してきたクリアーブックの空き箱。携帯のデジカメなので多少写りが悪いのはお愛嬌。職場の人間で私が嬉々としてこの空き箱を拾ってきた理由を理解できた人間はいませんでした。あっはっは。

それよりも皆サン、昨日のNHK歌謡コンサート見ました? 私はNHKホールで見てきたんですけどね、アレっすよ。松平健のマツケンサンバ、みましたか? 銀色で全ラメ入りのど派手な着流しに身を包み、「マツケンサーンバー」と歌って踊っている松平健に会場爆笑を通り越して唖然としてましたよ。アンタはそんな役柄じゃないだろ??? と涙がでました。

いや、私自身知らなかったんですが、これは松平健の秘蔵芸だったらしいです。ああ、イロイロな世界があるなぁと思いました。とりあえず関連サイトを発見したので敬意を込めて文中リンク。

マツケンサンバを追え

で、このサイトから辿っていくとハケーン。松平健の全ラメ金色衣装EVO@シスターレイ氏)。これですよ奥さんッ。この姿で彼は踊り狂ってたのれす。はっきりいってみてない人は人生三回分損をしたと思うなぁ。んで、このシスターレイ氏は松平健さんにインタビューまでしちゃってます。少し楽しいのでみんなも見るといいです。

とても充実した気持ちになった

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平成14年8月1日

ねここねこ。こねこねこ。

今日は暑かった。同文多数。

『ブラックジャックによろしく』 佐藤秀峰 講談社 1、2巻読了。面白いですが、アレな話だなぁ。とりあえず買っても損はないレベルには仕上がってますな。医療制度というものを真っ向から書いた漫画なんですが、まあ、そんなもんだ。青い主人公に好感を抱きながらも、一方で毛嫌いする。そんな感じなので、すこしちょと。

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