不定期日記

2001年10月30日
 今日は、いまさらながら、「千と千尋の神隠し」を見てきた。
 結構侮っていたのだが・・・これがおもしろい!
 もっと小難しかったり抽象的な映画かと思ったら、むしろ誰にでもわかるよう、共感できるよう丁寧に作られたいい作品でした。
 ただ登場する風景は、いまどきの子供には完全にファンタジーだったかもしれませんが(苦笑)。
 しかし田舎と京都の古い(それこそ戦前の)屋敷の両方で暮らしたことのある北沢には、かなり原風景に近い景色の連続で、よけいにグッときたのかもしれません。序盤の舞台となる「油屋」の女中の寝泊まりしている部屋なんかは、モロに京都の実家の印象そのまま(15年ほど前に建て直されて、いまは跡形もないけど・・・)。そして後半の田舎の風景は、幼少に育った岡山の風景を思い出したりしました(厳密には、だいぶ違うけどね)。
 また話運びの巧みさもさることながら、アクションのテンポのよさ。特に階段を駆け下りるシーンでは、「そろりそろり」と降りる千尋の恐怖感あるしぐさに「わかるわかるその気持ち」と共感しつつも、「でもやっぱり、かつてのテンポのよさは感じなくなったよな、宮崎さんも・・・うはーっ」って感じで、静から動へ移っていく。あの不意打ちっぷり、そして客を引き寄せる間。参りました。
 まあいつも正反対の意見を出す加藤ヒロノリと刈谷圭司が双方ともに絶賛してたので、いい映画なんだろうとは思っていたけど・・・不覚にも感動してしまいました。おもしろいって言われると、普通はひねくれて素直に感動しない人なのにね(困ったやつだ)。
 またラストの余韻の残し方も、イイ。また劇場へ足を運びたくなる気持ちは、すごくわかる。正直もののけ姫にはガッカリだった人間としては、完全にしてやられました。
 以前晩年の黒澤明監督みたいになっていくのかな? と書いたけど、むしろ小難しくない方向へ進んでいたので、素直に感心してしまいました。以前の発言は、ちょっと軽はずみだったと反省(軽はずみが多いな、おいらも・・・)。
 もちろん、「あれ?」と思うところなどはいろいろあったけど、それは所詮些末なこと。まだ見てない人は、きっと年末いっぱいはやっているはずなので、せっかくだから劇場で見てみましょう。たぶん損はしないかと。
 ちなみに北沢がぐっときたのは、千尋がハクにおにぎりをもらうシーンと、ラストからエンディングへの流れ(の余韻かな?)。孤独と愛情、それにノスタルジー。このあたりが、北沢的にはツボだったかと。
 ハリー・ポッターといい、遅ればせながらでも、いいものを見るのはいい。ちょっと幸せな10月であった。
 さて、次はキャッツ&ドッグスを見ねば。でももう11月ね・・・。あふん。

2001年10月29日
 大リーグ・ワールドシリーズ、アリゾナ・ダイアモンドバックスが2連勝!
 イチロー&佐々木+マリナーズのおかげで日本でもテレビ中継してくれてるから、生で見られるこの感動。しかもシリング&ランディの2本柱(二人合わせて年間奪三振が600越え!)で2連勝。いやー、痛快痛快。この2試合で取られた点、わずか1点だもんなー。
 とかいって、ヤンキースの本拠地、ニューヨークにいったら3連敗しそうな気がしなくもないが(苦笑)。
 と、ここを見に来る大半の人にはあまり興味がない&わからない話でした。日本シリーズは、あっけなく終わっちゃったしねぇ。近鉄、残念だったね(←一応関西人)。
 ただアメリカでは、例のテロ事件の影響で、アリゾナの人間以外のほぼ大半が、ヤンキースを応援している模様。まあ当然だとは思うけど。震災のあとは、ビッセル神戸がえらく注目されたしな。一応ブルーウェーブもかな?

 しかし今度の戦争は、いろんな意味で21世紀という時代を象徴する戦争の幕開けみたいだ。
 ハイテク兵器による空爆、テロ反対の空気からあっという間に敵を孤立させる情報戦。手紙による炭疽菌テロ攻撃(最近ネオナチの仕業という見解も出てきてるけど・・・)。
 しかしなんにせよ、どうにも泥沼の戦いに発展しそうな雰囲気がプンプンだ。
 それに関わる日本の動きも、実に不気味。対テロ対策特別法案の可決に伴い、自衛隊が海外へ戦闘艦に乗って旅に出る。個人的には、断固海外派兵には反対なのだが・・・世論の半分は派兵を支持しているらしい。
 ノリ的には、確かにテロを憎む気持ちそのままに、敵本拠地に乗り込んで戦いに参加すべし! という気持ちもわかる。しかし日本には、捨ててはならない大きな理想がある。
 それは、「永久戦争放棄」だ。
 たとえそれが敗戦国として押しつけられた理想でも、せっかくここまで守ってきたのだから、捨てるべきではないと思う。きれい事かもしれないけど、自ら戦いに赴くべきではないし、同盟国であっても軍事的支援を行うべきではないと思う。たとえまた「金だけかよ、この腰抜け」と世界世論から叩かれても、金銭的支援に留めるべきだと個人的には考えているのだ。
 なぜなら、自国を守る以外には、戦争を放棄しているんだから。
 それを「自衛隊を軍と呼ばないのは、自衛隊に失礼」的発言をする小泉首相こそ、自衛隊に失礼なんじゃ? と思った。自衛隊は軍じゃないから、意味があると思うのだ。
 もちろん国防に関して、自衛隊にもいろいろ問題はあると思う。しかしそうしたことを放置して他国に隊員を派兵するのは、なにやら順序が違うんじゃないだろうか。「対テロ特別法案」と聞いたとき、初めは国内でのテロに対して、警戒を強化する法案かと思った(SWATとかSASみたいな組織を日本でもより本格的に組織するのかと・・・)。それがまさか、海外派兵のための方便とは・・・この派兵が原因で、日本もテロの標的になったら対処できるのか? そこまで対策に含まれているのか? 世界世論に媚びを売るより大切なことが、あるんじゃないのか?
 そんなことを考えてしまう。
 実際、自衛隊機で運んだ物資は、非常に非効率なものだったらしい。しかもパキスタンに届けたテントは、パキスタン製。なにか気のきいたシャレのつもりだろうか(同じ経費で、50倍ぐらいテントが買えるらしい・・・このあたりも、金銭的支援を中心にした方がいいと、考える根拠だ。アフガンは遠い)。
 ともかく、せっかく日本は戦争を否定する憲法がある唯一の国なんだから、同盟国支援も結構だが、もう少し戦争というものについて、慎重に考えてほしいと思う。テロは断固許すべきではないともちろん思うが、日本には日本の対応のしかたが、あるはず。軽はずみに、拳を振り上げるべきではない。特に自ら拳を振り上げないと誓った、国なんだから。
 あとはそういうことをはっきりと言える、強い外交能力の獲得を、強く期待したい。

 ・・・難しいこと、書いちゃった。きちんと資料当たったわけじゃなく、北沢の雑感なので、一意見として見てください。
 それとそろそろ、「魔法帝国の興亡」は読み終わったかな? 感想待ってるよー。

2001年10月17日〜25日
 25日、無事、退院しました!
 おかげさまで術後の経過は良好。まだ飛んだり跳ねたりはできないけど、2本の足で歩けるというのは、とてもよいことだと再認識。早くランニングとかできるようになりたいな〜。
 それではせっかくなので、入院中の出来事を簡単にまとめて書いてみましょう。

○17日
 入院日。以前入院していたのと同じ8人部屋に決まる。今回は窓際。なんだか勝手知ったるなんとやら、といった状態だ。
 看護婦さんもほとんど顔見知りで、「あら、今日はどうしたの?」みたいなノリ。しかも手術は18日なので、17日はすることなし。朝の10時に入院して、荷物広げて、病院食の昼飯食べて、やり残した仕事を始める。
 が、これが結局長引き、夜中の11時ごろまでかかる。そのときお気に入りの看護婦さんと話し込み(仕事しろ、二人とも)、彼氏がいることが判明して落ち込む。けっこう仲はいいのだが、そうなると手の出しようがない北沢の悲しい性分であった。
 それからメールで書類を編集部に送ろうとして・・・持ってきたモバイルのマニュアルが、間違っていること判明。結局その日はバイクで転倒した暴ヤン二人となぜか深夜まで最近の暴走族事情について語り合い、1時ぐらいに寝た。手術の前日に夜更かしするのも、なんだかなぁと思う夜だった。

○18日
 手術日!
 前回の手術は全身麻酔で、しかも予備麻酔の段階で抵抗の余地すらなくオチてしまった麻酔に弱い北沢は、半身麻酔である今回こそ手術室の取材ができるとやや興奮。
 しかし大誤算が、ひとつあった。
 なんと、メガネもコンタクトも取り上げられてしまったのだ!
 半身だから大丈夫だろうと高をくくっていたら、申請しないとだめだったらしいのだ。前回は、持ち込んだのにね・・・。
 そんなわけで、結局手術室はぼんやりとしか見えない。しかも膝の手術は内視鏡(というか、CCDカメラ?)で中を覗きながらの作業なので、モニターに映る膝の中身を、見せてもらえるのだが・・・それもぼんやりとしか見えない!
 残念。
 しかし手術室には有線が流れていたり、妙に先生や看護婦さんたちが和気あいあいとしていたりと、どうにも思っていたイメージと違う。ドラマとかに出てくるのは、基本的に緊迫したシーンだけだからね。どっちかというと、床屋で散髪されるノリだった。
 でもまあ、モニターに映る膝の中身を見ながら、「この白いのがきみの靱帯や。お〜、ちゃんとくっついてるわ」とか言われながらの作業というのも、妙で笑える。自分の靱帯プルプルさわられたり。でもなんだか「ごり、ごき」って感触が伝わってきて、結構痛気持ち悪かった。
 しかし実は、本当の最悪の事態は術後だった。
 寝不足のせいで、結局途中で寝てしまったのだが・・・麻酔がよく効く体質ゆえ、術後あるものが出なかったのだ!
 ううう・・・20代もラストシーズン突入だってのに、あんなとこに管、通されて、無理矢理出さされて・・・痛いやら恥ずかしいやら。
 思わず惚れちまいそうだったぜ、看護婦の内田さん。

○19日〜21日
 土日だったこともあり、見舞いが何人か来てくれる。かつての入院仲間や古い友人が中心だが、遠方からの意外な人物の見舞いもあって、ちょっと幸せだった。読者からお花も届いたし(時さん、ありがとう!)。
 ただちょっとだけ困ったのは、見舞い品。
 なぜかみんな、超巨大な見舞いばかり持ってきてくれる。中でも最大級だったのは、氷を詰め込んだジュースの詰め合わせ箱。発砲スチロール製なのだが、これがデカイ! 来る看護婦さん全員に「なんなの、これ?」と聞かれる始末。最終的には、そのあまりの大きさにベッドのサイドテーブルとして活用させていただきました。
 それと土曜日(だったかな?)はアメリカ大リーグの、マリナーズとヤンキースの移動日で試合がなかったため、北沢の応援するダイアモンドバックス戦がBSで放送された(なんと病院のテレビはBSが入るのだ)! しかも先発はナ・リーグ最多勝投手のカート・シリング! これが鮮やかなピッチングで9回1失点完投。なんとプレーオフ3登板で、3完投1完封2失点というすさまじさ。思わずテレビに釘付け。入院中で朝が早かったから見れたと思うと、ちょっと幸せだった。
 その後Dバックスはとんとん拍子に連勝し、ワールド・シリーズに出場決定! チーム発足以来わずか4年目にしてのワールド・シリーズ出場。しかし残念ながらマリナーズは負けてしまったので、仇はDバックスがとるぜ、ヤンキース!

○22日
 術後、まだ封を切っていなかったカルドセプトを始めていた(病院にドリキャス持ち込む剛胆な北沢)。
 が、しかし。
 このゲーム、北沢には向きません。はっきりいって、入院中に手を出して正解でした。
 知らない人のために簡単に説明すると、カルドセプトとは、トレーディングカード・ゲームとモノポリーがくっついたような、双六風カードゲーム。そして移動はサイコロ(8面体のようなのだが、ステージによっては9とか出る・・・ナゾだ)。
 相手の領地に止まると魔力(金みたいなもの)を取られ、敵が自分の領地に止まると、金が奪える(戦闘して勝てば、その土地を奪えるのだが・・・)というゲームで、一定額魔力(金)をためると勝利という内容だ。
 が。
 俺はすぐに敵の領土に止まるのに、敵はなぜ止まらん!? なぜ敵は5以上を振りまくるのに、おれは1ばかり振る!?
 はっきりいって納得がいかん。高額領地に1を連続で振って立て続けに踏み込み、脱落した瞬間の理不尽な悔しさ。そして投了というシステムがないため、絶対に勝てない状況でも続けさせられる不愉快さ。
 しかも移動などの巻き戻し処理ができないため、うっかりAボタンを連打してしまって致命的な移動をしてしまっても、やり直しがきない(できるのかもしれんが、見た目にはわからない)。カードを選ぶ局面で、カードテキストが読めないなど、インタフェースの不備も気になった(あとで読めること判明)。本当に何作も出てる良作ソフトなのか?
 加藤とか会社の人間他多数の業界人がハマっているだけに、ツボな人にはツボなんだろうけど・・・あれ病院じゃなければディスク叩き割ってたぞ。
 とりあえず精神衛生上まことによろしくないので、カルドセプトはもうしないことに大決定。もうしないと入院中3回も誓ったが、今度こそ本当にしません。対戦しようと誘ってくれていた人たち、ごめんね。北沢はもう耐えられません。こんなわたしを許してください・・・って、自殺の遺書みたいやな。

○23日
 実は22日から、リハビリが始まっている。
 これがキツイ。
 見た目はともかく、高校以来まともにスポーツなんぞしていない北沢に、他の現役スポオツメンと同じリハビリメニューは、かなり驚異的だ。
 以前経験しているので今回は驚きはしなかったが、さすがに足上げ1000回とか言われるとビビる。全メニューを消化するのに2時間前後はかかるんだから、こんなの中学の部活以来だ。まあ前回の入院の最後のあたりは、3時間以上リハビリしてたけどね。
 とにかくリハビリして、カルドセプトして歯ぎしりして、本呼んでテレビ見てと、なにやらのんびりした生活。たまには入院もいいものだ。
 それとこの日、ようやく入院から読み始めていたハリー・ポッターの1巻を読み終わる(カルドセプトのせいで、読書の時間は大幅に削られていた)。第1〜2章のタルい展開で読むのをやめていたが、通して読むと実によくできた小説であることがわかる。むくむくと創作意欲がわく。いいものは、やはりいい。でもやっぱり、冒頭は結構しんどかった。ハリーが魔法使いとして旅に出るところから、俄然おもしろいんだけどね。

○24日
 退院前日。ついに編集さんがやってくる。
 抜糸がすんでいないので外出許可も下りなかったが、編集さんとともに裏のエレベーターから脱走。ソバ食いながら打ち合わせをする。エルリク編第3巻のことだ。
 魔法帝国の興亡の売れ行きも伺い、おおむね好調と聞き胸をなで下ろす。どんどん売れてくれると、うれしいんだけど。
 その後編集さんたちは神戸のSNE事務所へ向かうため、わりとあっさり解散。そのあと夜になってから、ともに頭を洗いあった仲の同室の男が見舞いに来てくれた。話も弾み、小腹もすいたので、また脱走して、今度はラーメンを食べにいく。実に本日、食事5回。いかんなぁ。
 しかし入院中に脱走して食べる食事は、最高にうまい。だけどわざわざ訪ねてきてくれる友人というのは、やはりうれしいものだ。特にそいつは脊椎を損傷する重症患者だったので、ひょうひょうと歩いて現れたときは感動すらした。再会っていうのは、それだけで感動する。うまく作品に生かしたいものだ。

○25日
 そして、退院。
 朝一番に抜糸して、リハビリして、病院を出る。
 わずか1週間の入院だったけど、いい休暇になった。ただ窓際のベッドは西日がきつくて昼は灼熱地獄、夜は窓から冷え込んで極寒地獄と、なかなか過酷な環境だった。おかげで風邪ひいた(笑)。入院して風邪ひいて帰ってくるヤツも、珍しかろう。
 それと、入院中に溜まっていたファンレターの返事を書いた。たいした量じゃないけど、1年近くため込んでいたため、なんだか申し訳ない。ちゃんと届いているかな? そしていまでも、ファンでいてくれてるんだろうか・・・。
 もしこのページを見ていたら、掲示板にでも書き込んでいってね。
 

2001年10月16日
 いよいよ明日、入院である。
 そして、仕事は終わっていない(オイ)。
 編集さんは入院中にやってくるというのに、仕事が終わっていないのは致命的だ。ここまでマズイ事態は、実に珍しい。
 とはいえ、これからしばらく更新できないので、ちょっとぐらいは日記を書いておこうと思ったりするからしょうがないな。とりあえず、簡単だけどそんな感じです(どんな感じだ)。
 退院は10月27日を予定しているけど、もう少し早くなるかもしれません。しばしの別れだ、セニョリータ(ダレ?)。
 もしお見舞いくれるなら、SNEの事務所宛に送ってねー(笑)。

2001年10月15日
 おや、と思うと、日記が実に1週間以上も更新されていない。
 一体先週は1週間、なにしてたんだろう・・・?

 まあ、失われた記憶のことはいいとして(オイ)、ちょっとうれしいニュース。
 アリゾナ・ダイアモンドバックス、カーディナルスを下し、プレーオフ初戦をクリア!
 いやあ、最後で2対2のタイに持ち込まれたときはどうなるかとドキドキしたけど、やはり最後はカート・シリングが1失点完投勝利でキメてくれました! ランディ・ジョンソンで2回戦目は負けているだけに、「ひょっとして打線がオシメリでショボイ負け方してるんじゃ・・・」と心配しましたが、なんのその。打線はイマイチでしたが、それでも9回まで1失点で押さえ、最終回に決勝点を奪ってのサヨナラ勝ち。誰が決勝点を決めたのかはわからないけど、ホームであるアリゾナでのサヨナラ勝利、さぞや劇的だったに違いない。
 なんとかマリナーズも勝って、2対2でがんばっているので、ぜひワールドシリーズを日本のお茶の間で見せて欲しいものである。

 話変わって、昨日は名古屋でモンコレ大会のゲストに行って来ました。
 名古屋は近いから、日帰り。しかし前日久しぶりにデックを組み、ガンスリに備えたりしたものだから、睡眠がたりやしない(笑)。しょうがないやつだ。
 主催(なのかな?)の凍狼くんは「人が集まらないかも・・・」と心配していたものの、問題なく会場はほぼいっぱい。ただ奇数になったため、加藤ヒロノリが急遽プレイヤーとして入った。シールドのスイスドロー方式だったため、奇数だと不戦勝が出てしまうためだ。
 配られる、スターター1パック&ブースター3パック。ヒロノリは大人げなく、そのすべてからごく稀を引き当てていた。ひでぇ男だ。
 一方ガンスリ担当の北沢は、電車道で2連敗というていたらく。がまあ、そのあとはボチボチ勝ち、推定イーブンかそれ以上だと思う。
 それと初心者の子にレクチャーもしたけど・・・モンコレって教える要素多いね。前から思ってたけど、実際に教えると大変だ。あの少年、本当に理解してくれただろうか? あれでモンコレ嫌いになってないといいけど。
 つつがなく大会は進み、まだ発売されていない「魔法帝国の興亡」の小説なんかを賞品に出して、さりげなく(?)宣伝。わりと好反応で、うれしかった。これでみんな買ってくれると、もっとうれしいな(笑)。
 ただ見本に持ってきてた「魔法帝国〜」を大会中に読破した少年がいたのは笑った。著者の前で堂々とタダ読みかい!とか思ったけど、中学生はお金ないもんね。それより感想を聞きそびれたのがむしろ痛い。でも2〜3時間黙々と読んでたから、きっとおもしろかったんだろう。うん。
 読者と交流できるのも大会の楽しさだけど、まさか目の前で読書されるとは思わなかった(笑)。読破したきみ、ムリして買わなくていいから、友達3人以上に買わせるように(笑)。
 そのあと打ち上げに店員が巫女さんの格好をしている飲み屋に連れて行ってもらった。加藤はなにやらよからぬことを考えていたらしいが、一応普通のお店だ。しかも食事がうまいのでそっちに気をとられ、巫女さんはあまり見てないあたり笑える。でも結構いいもんだね、巫女さん。あとわざわざ店の前で待っててくれて、写真を渡してくれた井筒さんと・・・うあーっ、いままだ名前聞いてないこと思い出した・・・えーっと、いつもお世話になってるおねーさま。どうもありがとうございました。いい加減付き合い長いのに、ごめんなさいっ。今度電話番号といっしょに教えてください(←バカ)。
 えー、そして意外にも込んでいた新幹線では、加藤と二人デッキの床に座り込み、テケテケと帰る。たまにはこういうのも楽しいが、ちょっとファンには見せられんな(苦笑)。
 しかるのちに、健康のために駅から30分歩いて帰り、寝ました。仕事終わってないのにね。
 いよいよ明後日には入院。それまでに、仕事片づくかな〜?
 さて、最後の1日、がんばるぞ。

2001年10月7日
 今日、町内の運動会にかり出されてました。
 昨年から参加するようになったんだけど、たまにはこういう地域密着型のベタなイベントも楽しいものだ。しかもなぜか今年は参加者が多く、去年みたいにケガ人なのにリレーにかり出されたりはしなかった。理由は不明だが、町内の人がたくさん集まるっていうのは、いいよね。
 結局今年も綱引き要員として、出場。昨年は3位(全部で30町以上ある)だったので、今年こそ優勝を! とか思ってたら、尻尾を掴んでいた親父(北沢の父)が転倒、その瞬間相手にまくられ、予選落ち・・・。あと10秒もってれば、勝ってたんだけどな。残念。
 しかし今年はリレーやらなんやら脚力系の競技で上位入賞が頻発し、結果総合第5位という驚くべき結果となった。町によっちゃ、運動会の練習までしているところがあるのに、うちの町内はぶっつけ本番ですぜ? スウェーデン・リレー決勝でも3位のところ転倒して6位になってしまったので、綱引きとスウェーデン・リレーで転倒がなければ、3位は確実(3、4、5位は1点差)だったのだが・・・まあこれも時の運だ。去年10位だったことを考えると、立派立派。
 ちなみに実はこの日記、8日の早朝に書いてますが・・・ちょっと体が痛い(笑)。まあ直後の朝に痛みがくるだけ、まだ若いと思っておこう。うん。

2001年10月6日
 アリゾナ・ダイヤモンドバックス、地区優勝決定!
 ひゃっほう。
 長らくバリー・ボンズのいるジャイアンツに2ゲーム差で張り付かれていて、万が一連敗でもしたら首位転落しちゃうよ〜とビクビクしていたものの、これまでの10試合を9勝1敗というすごい勝率で勝ち続け、ついにジャイアンツを蹴落とした!
 いや〜、ジャイアンツも負けないし、ジャイアンツ負けた日はDバックスも負けてたから、ドキドキしてたんだよね。実際。しかも昨日はバリー・ボンズが脅威の年間72本ホームラン記録を(一試合2ホーマーで)作ってたから、「また勝ったんやろな・・・」と思ったら、ドジャースが逆転勝利。一気にマジック2を消して、優勝となった。
 ヤクルトもようやく優勝決めたし、今日はアメリカと日本のダブルで、ジャイアンツの優勝が消えた日となりました。うむ。
 しかしプレーオフ勝てるかな〜。日本じゃ中継してくれないから、試合も見れんしな〜。ぜひマリナーズがワールド・シリーズに出場して、Dバックスも出場して、日本のお茶の間でも試合が見たいものだ。
 ちなみにメジャー・リーグは「地区大会(全部で6つある)」→「プレーオフ(ア・リーグとナ・リーグの最強を決める)」→「ワールド・シリーズ(日本でいうところの日本シリーズ)」という段取りで最強を決める。チームが30もあると大変だね。

2001年10月2日
 10月突入!
 心機一転、新しい気持ちで仕事だ仕事!
 と思ったら、久々に原稿に没を食らった。イマイチかな〜と思っていた原稿が没になってもしょうがないかなーって感じだけど、それなりに気に入っていたんだがな・・・。まあそういうときもある。

 面倒な仕事の話は置いといて、エースコンバット4、クリアしました。
 終わった感想。「ま、こんなもんだろう」ってところか。
 時々挿入されるムービー(というか紙芝居)とシナリオがリンクし始めるミッション14(ぐらいだったような・・・)あたりから、ずいぶんと感情移入度がアップし、戦うモティベーションがアップしてくる。それでも地上攻撃を含むミッションの数は、多かったが。
 それと最終ステージ、よく覚えてないけど2と同じような内容だ。基地内へ入って内部を破壊ってーのは、最終面にはやらなけりゃならんのだろうか。よほどライバルとして登場するイエロー13と濃密なドッグファイトができるほうが、気分的に盛り上がるんだが。
 ともかくAC4の北沢的評価としては、悪くはないがよくもない、といったところ。急いだのかな〜と邪推すらしてしまう。
 2が好きだった人は、買ってもいいと思う。エースコンバットをいっさいやったことがない人も、買って損はしないだろう。点数をつければ、75点ぐらいつけてもいい。
 しかし決して3への思い入れが強いわけではないが、北沢的に4はへは高い点数はつけられない。新しい試み、空戦の楽しさへの追求が足りない時点で、あえて辛い評価をつけておこう。
 ただ今回対戦モードがついていて、それをまだ試していないのが心残り。ひょっとしたら、すげぇおもしろいかも。
 さて、次は一緒に買ってきた、カルドセプイト2でもやるか(遅い立ち上げだな〜)。
 追伸:ムービー(紙芝居だが)はそれなりにいい感じだった。けど、オチはイマイチかな?

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