不定期日記
2001年11月27日
エルリク3、ようやく最後まで書き上がりました!
おひ〜、なんだか苦労したよう。最近眠気がひどくて、枚数書けなかったのよね・・・キーボードに顔つっこんで寝てることしばしば。そのまま目さまさなかったらどうしようとかいろいろ考えたけど、どうにかなりました。
〆切は1週間ほどオーバーしましたが。
あとは見直しして、編集部に送るだけという状態。まあこっから直しだのゲラだのなんだのといろいろあるんだけど、話を最後まで書くと、気分いいんだわ、これが。
一応1月末発売予定ですが、諸般の事情で2月にずれ込むかも、です。正式な日取りは、公式発表まで待ってね。
しかしあっという間に、もう今年が終わりそう。光陰矢のごとし。ミレニアム・フィーバーなんてこないだだったような気がするんだけど・・・1年たったのね、もう。
あと、トップ絵もいい加減ダイヤモンドバックス優勝から何かにかえなあかんなーと思いつつ、ネタがない(自分で絵を描くほど、ヒマもナシ・・・腕もないが・・・)。というわけで、もし絵心のある人で、「トップに使ってもいいですよ」ってステキな人がいたら、募集します。テーマは・・・まあうちのHPらしければなんでも(笑)。モンコレでもマインでもHTTでも、ダイヤモンドバックスでも(笑)。お礼は、たいしたことできないとは思いますが、よければ送ってください。
さて、今日はひさしぶりにゆっくり寝るぞ。おやすみー。
2001年11月21日
やばいです。原稿あがってません。ピンチです。
まあもともと無茶なスケジュールだったわけだけど、ちょっと押し気味だなぁ。間に合うかなぁ。不安だよう。
とかいいながら、実はすごいものを衝動買いしてしまいました。
なんと、エレクトリック・ドラム!
もともとドラムマニア(ゲーセンにあるコナミの音ゲーね)が好きだったのですが、9月に発売されたPS2用ギタドラがエレドラに対応したこともあって、ついに買ってしまったのです。
いやあ、大金(印税がちょうど出た)持ってるときに、安売りを見かけるといかんね(^^;)。フルセット10数万円するところを、10万円以内で買えました。いよいよ部屋(仕事場)は怪しい空間になりつつあります。
いかに音の出ない(ヘッドホンで聞ける)エレドラとはいえ、夜中は叩けませんが・・・けっこうストレス解消にはよいですな。原稿が詰まると、ビシバシ! としばく。まだほとんど機能は解析してないけれど、ドラム単体でもいろいろ遊べそうで、早く仕事終えて本格的に叩きたいぜ。
しかしひとつ、気にくわないことがある。PS2用のギタドラ4th&3rd、なぜかドラマニ2nd以前の曲が(ほとんど)入っていないのだ。実は2以前の曲が好きなのに〜。アクロス・オブ・ナイトメアとかジェット・ワールドとかユー・キャン・ディペンド・オン・ミーとかワザとか叩きたいのにー。どういうことやコナミ、アペンド・ディスクだぜ!
隠し要素であとから出てくるってんならまだいいんだけど、見るからに入ってなさそうなんだよなー。ほとんどコナミ・オリジナルの曲のはずだから、版権とか関係なさそうなのに。ぶーぶー。ドラムとギターを同じゲームにほりこんだ影響かしらん、と思いつつ、真相は闇の中。
もし以前の曲の出し方知ってるひとがいたら、教えてちょー。気になって夜も眠れないんじゃよー(大げさ)。
さて、仕事に戻るか・・・。
2001年11月17日
気がつけば、1週間以上日記を書いていないことに気づく。
うーむ、修羅場ってくると、もうさっぱりやね。
現在、エルリク3を執筆中。はっきりいって難航してます。ええ。
でも編集さんに圧迫かけるかもしんないけど、1月発売は守ってみせるぞー。いままで一度も落としたことがないのが、自慢だからな。まさにこれぞ、難航不落。
座布団一枚?(トルヤトラレルヤ)。
まあそれはさておき。
みなさん、いろいろご心配をおかけしましたが、先日ついに、医者から完治を宣言されました!
ばんざーいばんざーい。
もうこれで、元の体です。実はチタン・プレートが1枚入ったままですが、それはそれでいいそうです。骨も一部へこんでいますが、影響ないそうです。なんとなく元の体とは違う気もしますが、完治とはいい響きだ。
それと、昨日SNEで、召喚術師戦のスイスドロー4回戦が行われ、北沢は2勝2敗で7位(だったかな?)であった。いままで負けたことのない相手に2敗しているので、なんか悔しい。特にラストの1戦は、同じ召喚術師同士で負けてるし(エルリク対決)。スト2’のころから、同キャラ対戦は苦手なんじゃよー(適当な言い訳)。
しかし感じたのは、ウォルフの強さ。召喚術師戦のときは、きっちりウォルフ対策しておかないと、いかんね。よりメタ・ゲーム(ゲーム始める前から駆け引きが始まっているゲームのこと。つまりデック構築の流行の読みや対策など)としての側面が強くなっている感じだ。そろそろ召喚術師戦の全国大会も始まる頃だし、みんながんばって腕を磨けよー。普段通りには、いかないぞー。
さて、ではオイラも、仕事に戻るか・・・。世の中きびしいのう。
2001年11月8日
今日は、「ロック・ユー」という映画を見てきた。
中世の馬上槍試合(ジョウスト)をテーマにした騎士道(?)物語で、平民の従者が主が旅の途中に死んだため、身分を偽って最強最高の騎士を目指して成長していく・・・という、筋書き自体は熱血青春スポ根もの。
しかし異色なのは、タイトル通り全編通してロック・ミュージックがBGMに使われているというところ。しかも冒頭のジョウストのシーンでは、観客が全員で柵を叩き観客席を踏みならし、クィーンの「ウィー・ウィル・ロック・ユー」を合唱している!中世なのに!
どこだかの映画評論にも書いてあったけど、これが不思議なぐらい、情景にマッチしているからおもしろい。風景や衣装、甲冑などは極めて本格的なのに、そのノリのいいテンポ。荒唐無稽だけれどリアルに感じる、ある意味これぞファンタジーである(そしてもちろん、ラストに流れるのは「ウィー・アー・ザ・チャンピオン」!)。
またジョウストのシーンが迫力満点でかっこいい! 重量感ある甲冑を着て馬にまたがり、お互いに槍で突き合う。実際に13世紀ごろから行われていた競技だが、役者死んでるんじゃねーのと言いたくなる大迫力だ(わざと槍は砕けやすくなってるんだけど、その弾けぶりがまた気持ちいい!)。
そうしたディティールのかっこよさも見所だが、キャラクターもまたいい。主人公の騎士を目指す青年は夢を諦めない、運命に屈しない不屈の精神を持つハンサム・ガイ。最初は田舎の青年という感じだが、だんだん騎士っぽくなっていくのは見ていてわくわくする。
仲間も個性的なのがそろっているが、やはり途中で仲間になり、紋章官として同行するようになるチョーサーが個人的にはかなり好き。
実はこのキャラ、実在の人物をモチーフにしている。「カンタベリー物語」の著者で、その若き頃という設定なのだ(・・・なのだ、といいつつ、北沢はカンタベリー物語を読んでないけど・・・)。しかしそんなことは、あんまり関係なくて(オイ)。
試合をする前に、お互いの従者や紋章官が、主の経歴や活躍を観衆に告げるわけだけど、このチョーサーのやり方はもう、完全にプロレスノリ(ウ〜〜〜ルリック・フォン・リキテンスタインッ!)。中世のころにそんなわけねーだろと思いつつも、思わず笑い転げてしまう。映画館すいてたから、思わず声を出して笑ってしまった(だって俺の前に誰もいないんだもん)。
とにかくユーモアのセンスにあふれ、軽快なリズムでストーリーは進み、主人公の想いに感情移入し、その物語にハラハラする。ストーリーの組み立ては、はっきりって典型的なパターン。伏線の張り方なども、教科書通りといった感じだ。だがこの映画は、「王道」という言葉がなぜ「王の道」なのかということを教えてくれるぐらい、おもしろかった。
やはり定番のストーリーでも、定番だけにいいものはイイのだ。
敵役の騎士もいい味出してたし、なによりヒロインのお姫様のわがままぶりは、結構意表をつかれるシーンもあったりして、よかった。ムカつく人はムカつくかもしれないけど、北沢はムカつきながらもつい好きになってしまう、とても印象的なお姫様でした。やっぱりお姫様は、わがままかつキュートでないとね(笑)。
騎士だのお姫様だの鎧だのトーナメントだのが好きな人は、ぜひ見よう。お話として普通に(いやかなり)おもしろいし、ラブ・ロマンスも適度に盛り込まれているので、カップルで行っても大丈夫。普通に娯楽映画が好きなら、絶対大満足間違いなしだ。
ただ、京都じゃ11月9日(つまり明日)で終わっちゃうんだよね・・・もし幸運にもこれを今晩中に見れた人は、明日の帰りにでも見に行こう! あの迫力は、劇場で見る価値あるぞ。
千と千尋〜といい、いい映画を立て続けに見られて、幸せ気分。この気分のまま、がんばって原稿をやろう・・・げふ。
2001年11月5日
アリゾナ・ダイアモンドバックス、優勝!
強豪ニューヨーク・ヤンキースと3勝3敗で迎えた、ワールドシリーズ第7戦。先発は予告通りシリングVSクレメンスとなった。
そして当然のように、すさまじい投手戦。シリングは5回まですべて3者凡退(1回に2塁打を打たれたものの、3塁タッチアウト)。クレメンスは快調に三振の山を築いてゆく。
試合が動いたのは6回。好投クレメンスから守備でもファインプレーのフィンリーがヒット。続く昨日3安打のボティースタの2塁打でついに1点をもぎ取った!(暴走したボティースタは、3塁タッチアウトだったけどね・・・)。
シリングなら、いける! そう思った7回表。BSニュースの間なので詳細は見てないが、いきなりノーアウト1、2塁のピンチ。1アウトの間に1、3塁となり、そこへマルチネスのタイムリーであっけなく同点。思わずもだえる北沢慶。
この頃から風が強くなり、雨も激しく降り始めた。開閉式ドーム球場のバンクアン・ボールパークは、なぜか屋根を閉鎖せず続行。いかにも波乱含みの雰囲気が球場を支配する。
1点は取られたものの、クレメンスは極めてすばらしい投球で、ランナーを背負うものの追加点は与えない。実にそこまで、10奪三振! そして8回表。シリングの低めに入った球を、ソリアーノがホームラン。
ついにヤンキース逆転。ニューヨークでの4戦、5戦目の悪夢が蘇る。しかも回は8回。ヤンキースは当然、セーブ王マリアノ・リベラを出してくるだろう(この人、8回から登板するんだよね・・・すげえよ)。ポストシーズン(つまりは地区優勝後の決勝トーナメント)で連続27(だったかな?)セーブというとんでもない記録を持つリベラには、我らがDバックスも3セーブを与えている。
正直、北沢は意気消沈した。もうTVを見るのがつらかった。案の定8回裏は上位打線がピシャリと押さえられ、反撃の糸口すらない。
しかしDバックスも8回表からピッチャーは交代し、バティスタで1アウトを取った後、なんと昨日先発のランディ・ジョンソンがリリーフ! 負けているとは思えない球場全体からの声援。やはり南国アリゾナの熱気はすごい。その声援に押されるように、ランディは確実に9回表、ヤンキース打線を切って取る。
ビッグ・ユニット(巨大な物体)ランディ・ジョンソン。実に身長208cm。
そして、運命の9回裏。
打順は下位、7番マーク・グレイスから。隣で見ていた母親が「もう終わりやな」と冷たい一言を告げるが、俺はグレイスを信じていた。
すると、ベテラン39歳のグレイス、見事にライト前ヒット! リベラからノーアウトのランナーだ。そして続くは、今日ノーヒットのミラー。当然ここは送りバントだ・・・が、球は真正面に転がり、ピッチャーゴロ。2塁フォースアウトかと思いきや・・・リベラ悪送球! なんとノーアウト1塁2塁になったのだ!!
このあと9番ランディ・ジョンソンに代打ジェイ・ベルが送りバント失敗で1アウト1塁2塁は変わらず。打順は1番に戻り、ここのところ好調のトニー・ウォマック。
北沢の脳裏には、最悪のゲッツー試合終了という展開も浮かんだが、必死にそれを振り払う。そしてそんな心配を吹き飛ばすような、ウォマックのタイムリー・ツーベースが炸裂! なんとあのリベラから、1点をもぎ取った!
続くラッキーマン、クレイグ・カウンセルがデッドボールで満塁。そこで登場するのは、レギュラー・シーズン57ホームラン&オールスター・ホームランキングのルイス・ゴンザレス!
いやが上にも盛り上がる球場。ファンの声援に放送するカメラも揺れている。
だがゴンゾー、ここのところ調子が悪い。前の試合で腕にデッドボールを受けているのも心配だ。しかも本日、ノーヒット。
1アウト満塁だということもあって、ゲッツー用に内野は前進守備。
そこへ、ゴンザレスの一発!
前進守備のショートの頭を越える、レフト前ヒット! 当然3塁ランナーはホームイン!
劇的な逆転サヨナラ勝利は、まさしくダイヤモンドバックス打撃の看板、ルイス・ゴンザレスの手によって締めくくられた!
座敷の畳で、大暴れする北沢! たまんねー! サイコーだぜ、ダイヤモンドバックス!
しかしなにより、この最終回、みんなでつなぎ、チャンスをものにした勝利がうれしい。まさにチーム一丸の勝利。選手たちも、飛び上がって喜ぶ。
結果、シリングの負けがなくなり、シリングはポストシーズン無敗のまま。しかもランディ・ジョンソンに勝利がつき、ワールドシリーズ3勝というすごいことになった。
さらにはボブ・ブレンリー監督は初監督で優勝という記録を数十年ぶり(正確にはわかりません・・・)に更新。チーム創設4年目でワールドシリーズ制覇という、球団創設最短優勝記録も更新した。またすさまじい投手戦だったこのシリーズ、両チーム合計奪三振数も新記録だという(ヤンキースが優勝していれば、ワールド・シリーズ”4連覇”が”3度目”という、胸くそ悪い(失礼)記録が生まれていたけどね)。
とにかく、記録ずくめの一年だった、今年のメジャー・リーグ。イチロー&マリナーズ効果のおかげでこうしてダイアモンドバックス戦を最後まで見られたのも、うれしかった。
スタメンの大半が30代という、無冠の名選手たちのチーム。そのベテランの力が結集したこの勝利は、まもなく30代の北沢にも、妙な感動があった(ちと、おっさんくさいか、この発言(^^;))。
なにかを応援するというのもいいものだと、再認識した今年のメジャー・リーグ。とにかく、最高の気分だった。
2001年11月4日
気がつけば、11月ももう4日である。
原稿は、ぜんぜん進んでいない(オイ)。
実は最近、ソフト購入から実に半年越しぐらいで、ウルティマ・オンラインにハマっている。困りものだ。
目的がないからやる気も起きない、北沢的にはあまりハマらないゲームだと思っていたのだけれど・・・目標を掲げたらおもしろくなってくるから人間わからない。
その目的というのが、ブリタニア(ウルティマの世界)を魔法を使わずに1周すること。とりあえず大陸最北の街ミノックに生まれ(最近スタートする街は選べなくなっている)、ひたすら街から街を渡り歩き、現在トリンシック(大陸南部の街)まで到着。だけど船がないと他の街を回れないことに気づき、現在立ち往生中である。金貯めて、船買うかなぁ。それとも先に、ロストランドへ行ってこようかしらん。
ウルフガー(WOLFGER)という戦士を見かけたら、気軽にお声をおかけください。
それと、メジャーリーグ・ワールドシリーズ!
個人的には大盛り上がり&悲鳴の連続。ダイヤモンドバックス、調子よく2連勝のあとの、3連敗。しかもうち2敗は、逆転サヨナラ負け。うーん、キム・ビュンヒュンが2連続でセーブ失敗とは・・・まだ若いからしゃーないか。
しかしなによりムカついたのは、京都新聞のスポーツ欄の見出しだ!
なーにが「これが本場メジャーのメイクミラクルドラマ」だ! ふざけんなコンチクショウ! 道頓堀に沈めんぞ!(ナゼ道頓堀?)
ところがところが、敵地ニューヨークからアリゾナに帰ってきた今日の試合は、なんだかこの3戦のストレスを吹き飛ばすかのような猛打爆発。22安打15得点というワンサイドゲームで、1試合中の安打ではワールドシリーズ記録となる圧倒的な勝利を収めた。ランディ・ジョンションは2点取られて、2試合完封勝利は逃したけど・・・ま、いいか。
やはりアリゾナの暑い気候がチームの肌に合うのだろうか? 実にヤンキース本拠地のニューヨークは気温11度。アリゾナは36度である。なんと気温差25度! 伊達に南北に3300キロ(東京〜フィリピン間に匹敵するそうな)も離れてないぜ。まさに大陸スケール。
いよいよ明日、泣いても笑っても、決着がつく。Dバックスはナ・リーグ最多勝投手、現在プレーオフ無敗のカート・シリングが先発。対するヤンキースは20勝3敗の恐るべき勝率を誇るロジャー・クレメンス。すさまじい投手戦が予想される。
世界では例のテロ事件の影響で、圧倒的にヤンキースの応援が多い(日本のスポーツ番組ですら、「がんばれ、ヤンキース」とか言ってやがるし。くそ)が、ワールド・シリーズ4連覇なんぞというふざけた記録を許すわけにはいかん。それにDバックスは30代半ば〜後半の選手が多いから、彼らもこれが最後のチャンス。ぜひ、勝ってもらいたい。
及ばすながら、日本の空の下から応援してるぜ、アリゾナ・ダイアモンドバックス!