不定期日記

2001年12月23日
 本日は、東京は池袋のイエロー・サブマリンさんにて開催された、女性限定のモンコレ・トーナメントの第2回にゲストとして参加してきました。
 23日という微妙な日付のせいか、人数は第1回よりも少なくて残念だったんだけど、熱気は十分。10人によるトーナメントで、結局決勝戦は第1回と同じ顔ぶれが対決という、すでに貫禄さえ感じさせる勝負だったらしい(ガンスリしてて、見てないし(^^;))。結局は2連覇達成で、トーナメントは幕を閉じた。
 北沢もガンスリンガー(参加者の挑戦を受けて戦う係)をしたり、召喚術師タッグ戦に参加したりと、楽しませてもらいました。ガンスリでは妙に好調なダイス目のせいもあって、無敗(一部、小学生のお嬢さんに危うく負けかけたりもしたけれど……(^^;))。しかし召喚術師タッグ戦では、ディータで参戦、1回目はアレックス相手に1試合中に同時が7回出て惨敗。2回目はウォルフ相手にメタ負け(ウォルフ対策してないほうが悪いとも言う……)。最後はクラウスに8カ所支配されて完敗でした。
 いやはや、決して手加減なんかしてないんだけど、みなさんお強い。しかもおかしな運の磁場が発生するとはヒロノリに聞いていたものの、マジそんな感じでした。
 しかし前日朝まで忘年会で歌っていたせいもあって、打ち上げで酒が入ると脳が一気に機能を停止させたらしく、帰りの山手線で寝過ごし、東京駅をスルー。気づくと3駅は通過しており、しかも新幹線の指定の時間をオーバー!
 思わず顔面蒼白になる北沢。
 新幹線の指定席券って、時間を過ぎると指定席だけでなく、特急券まで無効になるって、みんな知ってる? 東京、京都間だと、ざっと7000円は失うことになるのだ。ビジネスホテルに十分泊まれる値段である。
 そもそも終電一本前に指定を取っていたので、東京駅に引き返しても、最終の「のぞみ」に間に合うかどうかわからない状態。それでも一縷の望みを託して東京駅に戻ってみれば、最終ののぞみはまだ出ていない! チケット売り場で正直に寝過ごしたチケット、指定変更できないか聞いてみたら、なんと駅員さんはとても横柄な態度ながら、差額のみの支払いで切符を交換してくれたのである。
 暖かく熱心なモンコレファンに囲まれた一日の最後に、一見横柄な駅員さんの優しさに触れ、なんだかすっごくうれしくなった一日だった。正直者はバカを見るとよく言うけど、決してそうでもないんだなぁと、ちょっと感動してしまった。
 大会でも差し入れを頂いたり、本の感想を聞かせていただいたり、やはりイベントはいいものだ(特に今回は女性限定だし(笑))。またこうした機会には、ぜひ呼んでいただきたい。
 よほど〆切でテンパってない限り、可能な限り参上するぞ。

2001年12月18日
 なにげにほわほわと、適当に生きているこの数日。〆切終わるとまあ、こんなものです。
 なので日記書くネタもないなーと思っていたので、ちょっとウチの犬の話でも。
 ウチには、”あぐり”というメスのラブラドール・レトリバーがおりまして、実は元盲導犬候補犬でした。しかし身体的理由(股関節脱臼をかましたらしい……痛そう)で脱落し、盲導犬協会から引き取ってきたわけです(基本的にタダでいただけます。最後まで飼う義務が生じますが、ペット飼う以上は当然の心得なので、犬がほしい人は問い合わせてみるといいのでは)。
 もう3年ぐらいウチにいるわけですが、そりゃもう初めてウチに来るときは、どれほど賢い犬だろうかと期待したのですが……これがすんげぇアホ!(笑)。
 一応基本命令として「シット(座れ)」「ダウン(伏せ)」「ウェイト(待て)」とトイレのしつけは出来ていたのですが、なんというか落ち着きはないわ、新しい命令はさっぱり覚えないわ、食い意地は張ってるわで、もうアホさ全開(笑)。個人的にはそのアホっぷりも可愛いのですが。
 母親が1月がかりぐらいで「お手」を覚えさせましたが、結局それ以外なんもできません。

 そんな愛すべきアホ犬に、母がクリスマス・プレゼントを買ってきました。一辺が10cmほどのサイコロで、1の目のところが穴になっていて、中にドッグフードを入れられる代物です。これを転がすと中からえさが出てくるわけですが、なんと難易度調整ができる優れもの。転がし方で出たり出なかったりするわけですな。えさをほしがるあまり、自然に賢くなるというアイデア商品なわけですが……。
 どうやらうちのアホ犬の理解の範疇を超えていたようです(笑)。
 根気よく4、5日えさを入れては転がしていると、ようやくえさが出るらしいということは理解したんですが……すぐに壁に押しつけて、転がせなくなります。
 手前に転がすこと覚えろよ!(笑)。
 しまいに噛み砕こうとガリガリ噛みだすんだけど、んなことできようはずもなく。いまやすっかりえさの貯金箱と化しているのでありました。
 いずれ少しは賢くなると信じているのですが……まあアホっぽいところも可愛いので、どっちでもいいかってとこです。
 でもできれば、えさやるとき以外も、素直に言うこと聞いてくれるといいんだけどなぁ。

2001年12月15日
 メタルギア、終わりました。
 えー、まあ、なんというか……最後までやってみると、微妙に人に勧めるのがためらわれることになってしまいました。途中おもしろいんだけど、ラストがね……。
 しかも! ここからネタバレだ。
 いいか、ネタバレだぞ。
 ネタバレだからな。
 まだクリアしてないのに、とか言っちゃだめだぞ、ネタバレだから。
 あー、EE、死んでしまいました……しかも12日の日記書いた直後に。
 プレイヤーの過失で死んだのかと思ったら、どうやら固定イベントらしいですわ。なんというか、猛烈にやるせない気持ちになりました。
 しかも限りなく、犬死にっぽいんだよなぁ。展開的には十分重要な役目を果たしてから死んでいくんだけど、そのあとの展開のせいで、かなり台無しになるし……殺す必要あったのかなぁ。EEの飼っていたオウムが彼女の言葉をしゃべり出すシーンとかはぐっときたけど、でも主人公である雷電くんは無反応だし。まあ特殊部隊の人だから、感情をあらわにしなくても不思議じゃないけど、でももう少しなにかあるだろう……ここは、ユーザーとのシンクロ率が一気に低下する、別の意味でも悲しいシーンであった。
 加えてその直後にスネークが裏切ったフリして気絶させられ、拷問室へ直行。「テロリストどもめ、俺がきっちりカタにはめてやるぜ!」とか思ってた盛り上がり台無し。しかも拷問室からの脱出はフルチンなので、ナニを手で隠しているからアクションが制限される……って、おまえ自分の命守るのとチンコ見られんようにするのとのと、どっちが大事やねん! とか画面にツッコミ飛びまくり。
 見るからに、「大風呂敷広げて複雑なプロットを考えた挙げ句、まとめきれずにちゃぶ台返し」という典型的パターン。しかも微妙にボリュームが小さいところあたり、制作時間も足りなかったって感じがする。作家業を営む身としては、そうなってしまうプロセスは容易に想像できて同情すら覚えるが、ユーザー的にはツライものがある。ラストシーンも、まったく納得がいかないし。
 ……どうにもPSで名作だったソフトは、PS2で続編が出ると、評価を下げている(個人的にだが)気がする。リッジ5とか、エースコンバット4とか、このメタルギア2とかね(ちなみにリッジ4とAC3は世間的評価は低い。北沢的には高いのだが)。
 映像表現が拡大することでおもしろくなる部分もあるけれど、ちょっとゲームの本質について、改めていろいろ考えさせられる今日この頃でありました。

2001年12月12日
 またしても、10日以上(おおかた2週間……)更新していない。
 なんのことはない、〆切で詰まっていたわけである。
 えー、例のエルリク3の直し作業が、予想以上に難航して、結局今日完了するというていたらくなわけだ。しかも〆切を生まれて初めて(自分で自覚しつつ)破ってしまった。情けない。
 それが原因かどうかは自分では判断がつかないんだけど、エルリク3の発売が2月になるのは間違いなさそうです。またしても、前巻から8ヶ月も開いてしまう……。待ってくださっている方、ごめんなさい。平に謝ります。

 さて、こんな前フリではありますが、ゲームもぼちぼちやってたりします。一応言い訳しておくと、ゲームは北沢にとってタバコと一緒なので、ないと仕事も進みません。そしてほどよくいいゲームと当たると、執筆も快調になります。場合によっては、封印することもありますが。
 で、現在進行形のゲームは、「メタルギア・ソリッド2」と「ガンダム・連邦VSジオン」の2本。これ、1週間置きに立て続けに出たから、ある意味迷惑だ(笑)。
 基本的に、どちらもとてもおもしろい、よいゲームです。先に発売され、先に遊んでいた「メタルギア」からコメントすると、内容はやや難しい(一般の人には、かなり難しいかも)ゲームです。難易度調整も細かくあるんですが、明らかに前作より難しいと感じるんだけど……この4年で北沢が衰えたんだろうか?
 まあ原因を自分なりに分析すると、画面の構成が全体的に見にくくなったせいじゃないだろうかと思う。前作を掘り出して再プレイしたわけじゃないから適当な記憶なんだけど、今回は敵を見にくい(このゲーム、敵に見つからないよう進むのが基本)。なので隠れながら進むのが非常に困難なうえに、階段降りるといきなり敵がいたりと、なんだか序盤むかつきまくりのコントローラー投げまくり。一応前作は10人しか敵を殺さずにクリアーしたのに……すでに100人ぐらい殺した気がするぞ、今回(前回も1回目は250人ぐらい殺してるけど……ちなみに2回目も特殊アイテム使わなかったからね)。
 しかし映像表現は、まさにPS2って感じのクオリティで、ストーリーもいまのところおもしろい。慣れればそれなりに見つからずにいけるようになるし、最初で拒絶しなければ、かなり遊べますな。ただ落とし穴とかに容赦なく落とされてゲームオーバーになるのはいまだムカつくけど。
 それと、オヤジ系キャラがいいのはいつものことですが、今回は女性キャラもいいです。特にメガネ好き(爆)の北沢には、EE(というキャラ名)がかなりツボです。しかも手を引いて歩かないとついてこない(薬で歩けなくなってる)のが、いい足手まといっぷりを発揮します。最初手のつなぎ方わからずに、羽交い締めにして引きずってたけど(爆)。しかも「△ボタンで手をつなげ」って言われて○ボタン押して、ワンパンチくれてしまったり……ごめんねEE。
 しかしポリゴンの性能向上はすごいなぁと思ったのは、このEEが登場してから大きく感じてしまった。ひょっとして撃ち殺したりもできるのかな……と思ってセーブしてから銃口を向けたんだけど、引き金が引けない! 前作のヒロインは間違ってマシンガンで撃ち殺したり(オイ)、勢い余って首の骨折ったりしたのに(オオーイ)、できませんでした、今回。
 たかが架空人物のポリゴン人形なのに、恐るべし。まあ銃を構える際に主観視点にしてるから、よけいそう感じるんだと思うけど。
 結局麻酔銃は撃ったりしましたが(オイオイ)。でもそれで一つ発見。なんとEEは寝言言います。芸コマ!
 ミリタリー好き、スパイ好き、かくれんぼ好き、狙撃好き、アクション好き、オヤジ好き、メガネ萌えは買っても損しないと思われます。

 そして、「ガンダム」。
 こっちが大本命のヤバイゲームですわ。特にPS2オリジナルで追加されたミッションモードは、無駄にもくもくとやりこむため、時間がかなり消費されます。その分長く遊べるとはいえるんだけど、〆切抱えている人間には悪魔のゲームでありました。最後3日ほどは、封印。
 ただ通信対戦は、面倒かつ金がかかるのでやってない。ブロードバンド非対応なのも、理由の一つ。やはりドリームキャスト版がほしかったなぁ。残念。
 ゲーム自体の出来はかなりいいので、ガンダム好き、対戦好き、ロボ好き、アクション好きはまずハズレなしでしょう。若干気にくわないのは、格闘ボタンを押すと、モビルスーツがやたら格闘ゲームみたいな技を繰り出す点。かなりアニメのガンダムを意識して演出入れているだけに、興ざめだ。なんとしてもやめてほしい(旧ザクなんて、テツザンコウ出すし)。

 とりあえず原稿終わったので、メタルギアをのんびりクリアする予定。はあ、長かった。
 あ、それと「ハリー・ポッター」の映画見てきました。原作ファンは、きっと満足できます。原作読んでない人にはちょっとわかりにくい(原作のダイジェストっぽいのだ)けど、映像的にきれいなので、十分満足できるかと。
 次は、シュレックを見に行く予定。しばし休暇だ。ほんの2〜3日だろうけど。
 気がつけば、今年もあと少しで終わり。来年もいい年にするために、あと少しがんばろう。

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