不定期日記

2002年1月28日
 昨日、関西(および関西近県)の作家さんがたと、飲みに行った。
 幹事というか発起人というか、中心は「スクラップド・プリンセス」などで有名な、榊一郎さん。結局20人近くの人が集まり、有名だったりこれから有名になりそうだったりするいろんな作家さんが一堂に会することとなった。
 正直、北沢はビビっていた。事前に聞かされていたメンツだけでも、ファンタジア大賞やスニーカー大賞などで受賞経験のある人ばっかり。SNEというだけでコンテスト応募すらせずに小説書いている北沢は、そうしたステータス(なんだろうか……?)にはなんとなくコンプレックスを感じてしまう(^^;)。それでなくとも、SNEの入社試験すら受けてないからなぁ(SNEには、何人かそういう人がいます)。
 なんだか作家人生、ひたすら裏口って感じだ(爆)。
 しかしそうやって作家さん同士が集まることなんて滅多になく、また関西でとなると、北沢的には初めて(一応、榊さんは定期的にやってらっしゃったそうで。今回初めてお招きいただきました)。だからそれぞれの編集さんとの付き合いかたの違いや、「○○文庫の××さんって、△△だよね〜」みたいなきわどい話まで入り乱れ、かなり新鮮な飲みだった。
 基本的に出版社主催のパーティなどだと、3次会4次会になっても編集さんがひとりぐらいは付き合ってくださるので、そういうきわどい話は滅多に出ないんだよね(笑)。そういう意味では、完全な無法地帯だったかもしれない。なにせ大阪だし、作家だけだし(あ、一応編集さんもひとりいたなぁ(^^;))。
 なので、最初はビビっていたものの、みなさん大変気さくかつ社交的な方ばかりで、楽しく過ごさせていただきました。実は珍しく体調不良だったため、積極的に「朝までいくぜーっ」ってモードにならなかったのか心残りでしょうか。っていうか、そういうノリになるかどうかわからなかったから、心の準備してなかったし……。
 次やるときは、体も心も朝まで用にチューンしていきますので、そのときはよろしく……って、誰に向かって言ってるんだろうね(笑)。
 ともかく、楽しい一日なのであった。

2002年1月24日
 あんまり特筆すべきことのない日々。原稿書いて、ゲラ見て、編集さんと電話して、ちょこっとディプスやって、とそんな感じ。ある意味普通の日々と言えるんじゃないだろうか。
 しかし原稿の出来には、いつも一喜一憂してしまう。自分では、やっぱりそのときの気持ちでおもしろく見えたりそうじゃなく見えたりするらしい。書いてるときは「感動だ! 泣ける!」とか思ってても、読み返してみれば案外普通だったり、古い自分の本引っ張り出してくると、意外なところで感動したり(自分の本で感動するってのもどうなんだろう……(^^;))。
 エルリク3「影の名は幻夢王」も、最後のチェックが終わったので、あとは編集部へ送るだけ。どうやらちゃんと出そうです。改めて読んだ感じでは、おもしろそうです(^^;)。いろいろドッキリ・シーン(いろんな意味で……)満載なので、お楽しみに。
 って、日記で宣伝してるし(笑)。
 でも日常的には、この2〜3日でうれしいことや悲しいことが連続して起こり、気持ち的には浮き沈みが激しい日々でした。こうした気持ちが、うまく作品に生かせるといいけどね。
 とりあえず、北沢はがんばってます。えいえいおー。よし。

2002年1月21日
 今日、加藤ヒロノリの勧めに従い、エニックスのネットゲーム、「ディプスファンタジア」なるものを買ってきた。
 まだインストールすらしていないが、グラフィックはなかなかよさげ。うまく日本人向けながら本格っぽい雰囲気を出している。加藤の話では、システムも微妙なバランスの中でうまく機能しているらしいから、楽しそうだ。
 もちろん加藤のやつは、人に勧めておいていち早く飽きる天才なので、いつ放置されるかはわからないが……。
 とりあえず、いまやっているソード・ワールド短編を仕上げたら、本格的にやってみようかな、と思っているところ。もちろんその次には、マインレイヤーも控えているわけだが。
 しかし最近カウンターの動きが早くなってきたけど、書き込みがまったくない(ーー)。もう少し、コンテンツ増やしたり、デザインかっちょよくしたりせんといかんなー、と思いつつ、ままならない今日この頃。早めに、なんとかしたいもんです。
 それと昨日、大阪城ホールでモンコレを含む富士見のカードゲーム(以外もあったが)イベントに参加してきました。たくさんの参加者でにぎわい、ぱっと見、いい感じのイベントだったと思います。新作フルメタTCGもたくさんの人が遊んでいて、まだまだTCGは元気があるなぁ、と感じたものです。あとフィギュアで戦う「メイジナイト」もけっこう盛況で、すでに自分でペイントする人もいたようです。アナログゲームバンザイって感じですなぁ。
 そんな中、北沢はいつも通りガンスリンガーとして挑戦者を待ち受けた。20日の成績、推定12勝4敗。もうちょっと勝ったかも。逆に、加藤はぼろぼろに負けていた。こういう日もあるもんだ。
 2月をはさんで、すぐにJGCウェストもあるし、また次の機会に、遊びましょうねー。

2002年1月19日
 ようやく、エルリク3のゲラを編集部に送り返した。これで、北沢の仕事は基本的におしまい。あとは校正さんと編集さんが最後のチェックを入れて、問題が見つかったらそれをちょこっと直す程度。
 なんだか今回、時間がかかったなぁ。その分、いいものになっていることを祈りつつ(苦笑)。書き終えた直後って、おもしろいかどうかってよくわからないんだよね。なんだか書き終えたっていう満足感でいっぱいっていうか。で、本になって読み返してみて、「ああ、ここはおもしろいなぁ」とか「ここ、もっとこうすればおもしろかったのに」とかいろいろ思うわけだ。
 なので、いつも本になったときは、うれしい半分後悔半分という複雑な精神状態になる。もちろん本になったうれしさのほうが圧倒的なんだけど、本ってあとあとずっと残っていくからね。失敗やなんかも全部、履歴されてしまうから、どきどきもんだ。
 それと著者の楽しみのひとつに、実はイラストがある。編集者や出版社によっても違うんだけど、モンコレ・ノベルは基本的に下書きとか見たことないんだよね。だから、どんなイラストがどこにつくかは、いつも不明。チェックせんでええんやろか、とよく思うけど、なんとなく慣れてしまった(^^;)。
 なので、今回も四季さんのイラストがどんなになるか、非常に楽しみにしつつ、本が送られてくるのを待つつもり。発売は2月20日の予定だけど、著者のところには10日ぐらいに見本がくるから、あと20日ほどの辛抱だ。
 さて、それじゃ次の仕事でも、進めるか。2月3月は、忙しくなりそうだなぁ。

2002年1月15日
 今日、ついにPSOで、アルティメット(最高難易度)のラスボス、ダークファルスを倒した!
 最終形態にはシフタ(攻撃力増加)をかけた上でさえダメージ0だったが、仲間のがんばりもあって、ついにラスボス中のラスボスを倒すことに成功したのだ。
 思えば、PSOのVer.1が発売されたのが、2000年12月。そのほぼ発売日から始めたので、実に1年以上の月日が流れたことになる。途中Ver.2が出たとはいえ、これほどひとつのゲーム、ひとつのキャラクターを長く遊んだのも初めてだ。しかも一緒にボスを倒したのは、夏の友達の結婚式で誘った、昔の友人たち。初めてTRPGをやった仲間である。
 難易度が高いとはいえ、流れるのはいつものエンディング・テーマ。得られる経験値もしれており、出てくるアイテムもショボかった。だがただのコンピュータ相手ではない、仲間だから感じられる感動が、確かにそこにはあった。
 彼らがPSOを始めた当初、すでに90レベル超えだった北沢のキャラが指導し、育てた連中はいまやレベルを追い越し、こっちがお荷物。そんな連中と一緒に、しかしラスボスは倒すことができたのだ。
 長かった、冒険の日々。レア・アイテムの出なさや、ゲームバランスの悪さに何度もやめようと思った。だが仲間たちが誘いにくる。そして冒険に出る。正直、作業のように感じていた時期もあった。
 しかし仲間たちと苦難を乗り切るという感動。それを得ることで、すべて帳消しになる気分だった。
 ネットワーク・ゲームならではの、感動。これからはネットじゃなければならない、などと世迷い言を言うつもりはない。けれど、ゲームにはまだまだ可能性と感動が秘められている−−そう実感することができた。

 ……ただこれで、PSOに対するモチベーション(やる気)がどうなるかが、少し心配だ。満足して、やる気を失う可能性もあるから……。
 ともあれ、我が分身KEY−R01A。長旅、ごくろうだった。
 再び旅に出る日まで、しばしの休息を……。

2002年1月14日
 今日は家族で、新しい車を買いに出た。
 今年車検で、もう7年も乗っている家族共有の車を、買い換えるためだ。僕と妹の二人がぶつけたりしまくった結果、かなりベコベコなので、買い取りも難しい代物(笑)。
 それにしても、家族4人で車に乗ってお出かけってのも、何年ぶりだろうか。そう言う意味では、妙に新鮮な一日だ。たとえまた3日連チャンで酒を飲み、寝不足でフラフラしていたとしても(爆)。
 で、結局決めたのが、トヨタの新型車「アリオン」。なんと安彦良和デザインです(ウソです、すみません)。
 試乗まではしなかったけど、普通のセダン型にしては、収納スペースが広くて便利そう。なんと車内にスキー板さえ格納できるのは、かなりいい感じだ。犬を載せるためのオプションまであるのが、なかなかよし。
 最終的に色をどうするかでもめたんだけど、結局父親の鶴の一声でシルバーグレーになった。個人的にはかなりいやなんだけど(笑)、まあ無難だからしょうがないか。北沢の父親は、わりとそういう性分の人だし。
 多数決だと、母、妹、北沢の3人が赤に投票していたのだが。
 でも新車っていうのは、わくわくする。納車は来月予定だけど、楽しみだな〜。新型DVDナビもついているので、ドライブが楽しそう。問題は、いついくねんってことだけど。
 あー、はやく自分で自分の車買える身分になりたいもんだ。滅多に乗らないけど、好きなのよね。お仕事がんばろう。

2002年1月12日
 なんだかんだで、日記すらつけられない今日この頃。
 エルリク3の追い込み中です。いまの作業が終われば、完パケ。おおむね問題なく、発売日には出るはずだ。
 ただ今回、ちょっと問題なのは、タイトル。(仮)から大きく変わってしまったので、ひょっとしたらネットで情報を得ている人々には、混乱を招くかもしれません。特に、SNEの告知も前のままなもんで……。
 とりあえず、トップでも訂正をしておきましたが、「友の名は魔獣皇子」改め、「影の名は幻夢王」となりました。たぶん、もう変わらないと思うけど……大丈夫かなぁ。念のため、雑誌や富士見の公式HPでの広告を確認してから、注文とか予約とかしてくださいね。完璧に確定すれば、改めてここでも告知します。

 あと最近、こばやしひよこさんの薦めに従い、PS2の「ICO」というゲームを始めました。男の子が、女の子の手を引っ張って、お城を脱出していくゲームだけど、雰囲気は抜群にいい。けど、ムズイっすよ、ひよこさん(T T)。やや詰まりがちなところに忙しくなって、現在序盤で止まっております。仕事が一段落したら、再開かな。
 もう少し進んだら、コメントしてみたいと思います。

2002年1月6日
 昨日は、加藤ヒロノリ所長率いるカテウ研究会の、「モンコレを10倍楽しむ会」に参加してきました。
 スタッフというよりは、ゲストに近い立場での参加だけど、いろいろと楽しくて、やっぱりイベントはいいよなって思える一日でした。
 まあゲストっぽいとはいえ、運営のしきりをしていないというだけで、机や椅子を運んだり、受付やったりしたんだけど。
 そんな中、北沢はガンスリンガーを担当しました。まあいつものやつだね。ノーマル・デックを7つ(一応Aレギュを+1)と、召喚術師を5つ用意して、対戦した回数は推定12戦。勝率はたぶん9勝3敗か8勝4敗。勝っても負けても気持ちのいい勝負(おいらに負けた人は、気持ちよくないかもしんないけど……(^^;))対戦ばかりで、非常に楽しませてもらいました。
 しかも、最後にチーム戦最強チームと対戦することになり、久々に真剣勝負の緊張感を味わえたのも、いい経験でした。もっともそれ以前に、なにやら怪しい体験も平行でさせられていた気もしますが。
 そのあとはいつも通りの打ち上げに参加。勢いで加藤宅になだれ込み、2次会となるも、珍しくヒロノリがダウン。やはり大会のしきりはかなり消耗するらしい。ごくろうさん。結局明け方までしゃべったり酒飲んだりゲームしたりして、それから軽く寝て、帰宅。そんなわけで、日記は翌日に書いているわけですな(笑)。
 しかし今回の10倍会、人数自体は少し減ったものの、なにやら女性参加者の姿が多かった気がする。偶然か、それとも女性プレイヤー人口が増加しつつあるのか。なんにせよ、華やかでいいよね。差し入れをくださった方、ありがとう。読者の方ともたくさんふれあうことができて、たくさん活力を頂きました。北沢にとって、これこそイベントの楽しみだからね。すっごく堪能させていただきました。
 次のイベントとなると、3月のJGCウェストかな? もし機会があったら、また遊びましょう。
 それでは、また。

2002年1月4日
 
あっという間に4日がすぎ、もう仕事が始まっている人もいる頃ですね。
 北沢はほどよくダラダラと、日々を過ごしています。いかんです。
 そんな中、深夜にやっていた映画を見ました。「イージー・ライダー」という、古い映画。知ってる?
 マリファナ密輸で一儲けした二人の若者が、ひたすらバイクに乗ってアメリカ大陸をわたっていくという、ある意味淡々とした映画だけど、なかなかすごい話だった。
 映画は1968年(だったと思う)に制作されたんだけど、この頃はまだアメリカでも固い価値観が生きていて、それに対する批判やアンチテーゼを込めた作品らしい(もちろんマリファナ問題や、ベトナム戦争なども背景にある)。長髪の男は嫌われ、ヒッピーは場末のホテルですら泊めてもらえない。しかもなんら危害を加えていないのに、野宿中に寝込みを襲われて死者まで出るという悲しい展開。もちろんマリファナやってるんだから、完全に同情すべき存在ではないものの、理不尽な一般市民の攻撃には、胸が苦しくなる。
 そしてラストは、衝撃的なエンディング。思わずぎょっとなる終わり方だ。しかし自由とは、本当に恐ろしいものはなにか、そんなことを考えさせられる映画だった。
 当時、この映画を見てバイクにあこがれた若者が多かったと聞いていたので、もっとお気楽な映画かと思っていただけに、かなり衝撃を受けてしまった。
 はっきりいって気持ちのいい映画ではなかったが、たまにはこうした映画もおもしろい。
 さて、明日はカテ研の10倍会だ。朝も早いから、そろそろ寝るかな。おやすみ。

2002年1月2日
 ついに、2002年の幕が開けてしまった。
 みなさん、明けましておめでとうございます。よい新年を迎えられましたか?
 北沢は、おおむねいい感じです。部屋は掃除されていませんが(げふ)。
 初詣のおみくじは、中吉。いまだ大吉を引いたことがないのが自慢。だって、大吉引いちゃうと、なんとなく怖いでしょ? あとは悪いことしかなさそうで。でも凶もやだけどさ。
 そしていい加減独身もいかんだろうと思って縁結びのおみくじを引くと、小吉。しかも試練の年だとか。どうやら今年もそういった話はないと神は判断されたようで……。それとも、すさまじい波瀾万丈の恋が待っている? それなら、全然OKなんだけどね(苦笑)。

 しかしクリスマス前後からの年末は、非常に大変でした。なにがって、飲み会が。
 まず、21日に加藤宅にてクリスマス・パーティ。SNEモンコレ班&カテ研メンバー合同の大人数で、夜通し飲む。最後はなぜかスマッシュ・ブラザーズ大会&ガンダムDX大会となり、京都の自宅へ帰宅したのは朝の9時であった。
 そしてその夕方、18時過ぎからSNE京都組(京都在住のSNE作家はそこそこいる)と忘年会。プリオンも恐れずしゃぶしゃぶ食べ放題。さらに21時から京都の古い仲間との忘年会へとはしご。深夜1時まで飲み、それから徹夜でカラオケ。
 翌朝6時に帰宅し、30分ほど仮眠をとって、東京へ向かう。いつの間にか、23日。女性限定モンコレ・トーナメントの日なのだ。新幹線の中で爆睡するも、まるで眠気と疲れが取れない。無理矢理ドラッグ(合法)をぶち込み、イベント会場へ。ガンスリや召喚術師タッグ戦などをこなして、打ち上げ。当然酒を飲む。それも結構な量を。
 結果、山手線で乗り過ごしをかますなどのアクシデントもあったものの、深夜24時前には帰宅。泥のように眠る。
 そして翌24日、地元の友達(全員独り身)とクリスマス・パーティを慣行。一応男女比は同じなので、クリスマスを寒い気分で過ごさずにすむ。某友人たちは「クリスマスはときメモ3っすよ」とか「動物の森で過ごすっす」と寒いことを言っていたが……俺は断固としてそんなクリスマスはいやだ。
 どうにか翌25日は酒を断ち、休息。しかし朝一番から出社して、しかもブリッジの練習とかすることになって、精神的にはかなりヘバった。某サンダー誠のせいで25日は神戸に呼び出されたっちゅうのに、余裕綽々で本人は昼過ぎに姿を現したしな。やっぱり奴のボーナスは、俺たちの飲み代にすればよかった。
 そして、26日は富士見書房の謝恩会(通称忘年会……)。東京まで出向き、打ち合わせをした後にパーティ会場で飲み、2次会で飲み、3次会でカラオケを歌い、4次会で翌朝8時ごろまで飲む。編集の柴田さん、おつきあいありがとう。愛してるよ。
 そのまま17時ごろまで調布の友人宅で眠り、19時よりすっかり旧知の仲であるイラスト・レーターであり漫画家のこばやしひよこ先生と飲む。この日は焼酎一本やりで、やはり翌朝5時ごろまで飲む。人妻捕まえて朝まで付き合わすとは、我ながら修羅である。しかもその日はひよこ先生のアシスタント用タコ部屋に泊めてもらう。
 28日。この日はマインレイヤーの取材に、三鷹に向かう予定。14時に起床、友人宅に戻り、取材準備。19時に三鷹にて合流することになる。
 奥さんは北沢の読者の方で、しかもゲーマーで、さらに面識もあるから勝手はわかっているものの、取材する相手である旦那さんは初対面であり、普通の勤め人である。無礼がないよう、いろいろ普段使わない気を使ってみたりする。
 最初こそ、まあそんな固い雰囲気もあったのだが……最初の一杯目が「北沢さん、ビールでいいですか?」というところまでは普通。しかし次に躊躇なく「大3つ」と注文するあたり……酒飲み夫婦であった。少なくとも北沢の経験で、サイズを問わずにいきなり大ジョッキを頼まれたのは初めてである(笑)。
 いろいろ貴重な体験や情報を聞きつつも、それが一段落したら、すさまじいペースで飲みが始まる。さすがに1週間飲み続けではペースがあがらなかったが、日本酒の店に移行してからがヤバかった。
 北沢、日本酒飲むと、際限なく飲み出すのだ。
 しかも旦那さんとは異様に意気投合し、取材だったはずの飲み会は大盛り上がり、酒の量も増えてゆく。そこも閉店で追い出され、最後に「茶店でお茶でも飲んで締めますか」という旦那さんは躊躇なく白木屋(大衆居酒屋である……)へ突入。一瞬土佐の友人の顔が浮かぶが、もう酒ならなんでも来い状態の北沢も、大喜びで突入。
 結局解散したのは夜中の2時。タクシーで調布の友人宅へ帰還。しかしそこで緊張感がとぎれたのか、かなり支離滅裂なことを叫びながら意識を失ったらしい(友人談)。
 翌日、29日。生まれて初めて二日酔いを経験する。なるほど、これはキツイ。しかも、この日はコミケである。TRPGやTCGの取材もあるので、寝ているわけにはいかない。昼前には起き出し、東京ビッグサイトへ。
 しかし長年コミケにも足を運んでいる北沢だが、今回はかなり異常な人の出。起きてから1リットル以上水を飲んで新陳代謝を促す北沢だが、気分の悪さはまだまだ残っている。この人混みはかなり気力を萎えさせた。
 が、使命感に燃える北沢はどうにか会場に突入、時間が遅かったこともあり、電源不要ゲームしか見れなかった。本当は、オンライン・ゲームとかも見に行きたかったんだが……。
 その後、どうにか体調を回復した北沢はコミケで合流した仲間たちとともに打ち上げへ。一応自重して、ビール1杯でこの日はやめておく(それでも飲むのか、おのれは)。その日は徹夜で年賀状を書き、朝6時、コミケに友達が出て行ってから床につく。ワンルーム・マンションに男5人もいれば、一人ぐらいは寝れなくなるものだ(涙)。
 その日、昼の新幹線で京都へ帰還。車内で寝るはずが、となりのおにーちゃんと意気投合してしゃべり続ける。むう。
 その後、16時頃帰宅し、19時より入院仲間の忘年会へ。日付が変わるころまで飲み続け、そこからなぜかDVD大鑑賞会となり、翌朝6時まで映画を見ていた。ハムナプトラ、意外におもしろい。ちょっと気に入った。2はちょっとイマイチかな?
 そして、31日大晦日。SNE京都大阪組恒例の2年参りに参加。下鴨神社へと行軍開始。1時半ごろ参拝も無事終わり、恒例の飲み会へ突入。三条大橋近くの店で4時頃まで飲む。その後始発を待ってゲーセンでガンダムDXやって、ラーメン食べて帰宅した。
 実に、11日間で10日飲んでいる。アホだ。
 そんなわけで、元旦と2日は寝正月。いくらでも寝られるって感じである。
 が、すでに3日には新年会の約束が……うーむ。
 みんな、飲み過ぎには注意だ! ← この人にだけは言われたくあるまい。

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