六王国の戦火フレーバーテキスト集

〈火〉
パイロ・ホーネット

「やばっ、見つかっちゃった!」
「うかつに動くなよ……こいつは怒らせると、ちょっと厄介だからな」
――アーヴィン英雄伝

オルクス猟兵隊
「おいっ、これが儲け話だってのか!?」
「倒せば丸儲け。がんばってやっつけてね、アーヴィン」
――ニナの領収書

オルクス火炎放射隊
「炎の呪文に気をつけろって、フィーアが言ってるわよ!」
「そういうことは、取り囲まれる前に教えて欲しいもんだぜ。ま、いいけどな」
――ブラッド血闘録

オーク暴虐傭兵隊
 迫り来るオークの一団。アーヴィンは震えるわたしを抱えて駆け出しました。
「心配するな! もうおまえを奴隷になんてさせやしないっ」
――フィーアの日記

ファイア・ウルフ
「取り囲まれた!?」
「任せな。こういうのは得意なんだ」
 そう言って前に出た巨漢の男は、驚いたことに狼たちの頭を優しく撫でていた。
――アーヴィン英雄伝

トマホーク・マンティス
「あのカマ、いくらで売れると思う?」
「そういうことは、倒してから考えろ!」
 じゃあ逃げないで戦ってよ。
――ニナの領収書

フォービ
「なによこいつ、あちちちっ」
「筋肉に力を込めろ! そうすりゃ燃えやしねぇ!」
――ブラッド血闘録

オルクス鉄豚騎兵隊
 アーヴィンへと殺到する、ラクダに乗ったオークの騎兵隊。
「おまえだけでも逃げろ、フィーア……っ」
「絶対いやですっ」
――フィーアの日記

首狩りラクシャーサ
 虎頭の怪物が、次々と兵士たちの首を刎ねてゆく。
「下がれ! こいつは、俺がしとめる!」
 その叫びに、怪物はニタリと笑った。
――アーヴィン英雄伝

ラヴァ・エレメンタル
「いいか、熱が伝わる前に拳を戻せば、火傷はしねーんだぜ」
「なるほど……」
「わーっ、やめろフィーア!」
――ブラッド血闘録

〈水〉
アーヴァンク

 獣の牙が、ブラッドに突き立つ。
「ははは。こいつ、甘噛みしやがって」
「血が出てるぞ、ブラッド」
――アーヴィン英雄伝

リザードマン国境騎兵隊
「はい、約束のブツよ」
 ニナさんがなにかを渡すと、リザードマンの兵隊が道をあけました。
「蛇の道はヘビ……っていうかトカゲ?」
――フィーアの日記

リザードマン滑空部隊
「あれ、ずっとついてきてますけど……」
「お金で解決できない相手って、あたし嫌いなのよね」
 ため息と共に、あたしは懐に手を伸ばす。
「恨まないでよね、そっちが悪いんだから」
――ニナの領収書

ボッグ・エレメンタル
「なにがただの沼だ! 思いっきり怪物の巣じゃないか!」
「エヘ。やっぱり情報料ケチっちゃだめね」
「いいから早く引っ張り出してくれ!」
――ニナの領収書

イクチオ
「晩メシ釣ってきたぞ」
「おいしそう……」
「どういう感覚してんのよ、あんたたち」
――ブラッド血闘録

アシッド・キューブ
「早く助けなさいよ、ブラッド!」
「丸裸になるまで、見ててもいいんだぜ?」
「……助けてくださいブラッド様」
――ブラッド血闘録

ティアマト
「おまえか? 我を呼んだのは」
 とてつもなく大きな海竜神の姿に、わたしの体は金縛りにあったように動かなくなってしまいました。
――フィーアの日記

〈土〉
エレクトリック・ビーンズ

「この弾け具合が、なんとも……」
「食うなぁっ!」
 おめぇのヒジのが、よっぽど痛ぇよ。
――ブラッド血闘録

ハイエルフ精霊防衛隊
「俺の命を賭けてもいい! 頼む!」
 必死の説得に、ハイエルフたちもついに折れる。
「わかりました。お力添えしましょう」
――アーヴィン英雄伝

ハイエルフ精霊攻撃隊
「じゃああと真珠三個! これでどう!?」
 積み上がった宝石の山に、ハイエルフたちもついに折れる。
「わかりました。お力添えしましょう」
――ニナの領収書

マーブル・クローバー
「この中から四つ葉のクローバーを見つけたら、アーヴィンの運もよくなるかもね」
「がんばって探します」
「いやあの、冗談なんだけど……」
――ニナの領収書

ハイエルフ四大精霊隊
「言葉でだめなら、拳で語るか」
「拳でお話……?」
「ああ。それが男のやり方ってもんだ」
――ブラッド血闘録

フルメタル戦斧兵
「エルフを説得できないと、あんたたち困ったことになるんじゃないの?」
「そ、それはそうじゃが……」
「だったらあと百。安いもんでしょ?」
――ニナの領収書

ホーンヘルム双盾兵
「ドワーフさん、どうしてそんなに盾が大きいの?」
「それはな、敵を力一杯殴るためじゃ」
 世の中、わからないことが多すぎます。
――フィーアの日記

カンフュール
 一見獰猛な獣。しかしそいつは目の前で足を止め、じっとこちらを見つめていた。
「ついてこいと、いうのか?」
 その言葉に、獣はこくりとうなずいた。
――アーヴィン英雄伝

ストーン・エレメンタル
「こいつを素手で倒せりゃ一人前だ」
「一人前……がんばってみます」
「真に受けるからやめろ、ブラッド!」
 独り立ちは、まだまだ難しいようです。
――フィーアの日記

トロール巨蟲騎兵
「俺タチノ魂、モウ誰ニモ縛ラセナイ!」
 巨大な蟲に乗って襲いくるトロールに、わたしは左腕の焼印を見せました。
「あなたの気持ち……すごく、わかります」
――フィーアの日記

フルメタル鉄人兵団
「話せばわかってくれたぜ」
 豪快に笑う、ドワーフたちとブラッド。でもどうして、みんなアザだらけなのかな?
――フィーアの日記

カルカダーン
「我が背に乗るがよい。戦場まで、そなたを運んでやろう」
 一角の巨獣の、思いもよらない申し出。
「助かる。この恩、一生忘れない」
――アーヴィン英雄伝

〈風〉
風を詠むもの

「あなたには、秘めたる使命があります……」
 そのとき、その言葉の意味がわたしにはわかりませんでした。
――フィーアの日記

ウィンド・ウィード
 荒野を、風だけが吹き抜けてゆく。
「これが、ケンタウロスの国か……」
「なーんにもない、貧乏そうなトコね」
 この女に、感傷はないらしい。
――アーヴィン英雄伝

ストームライダー
「色じかけなんて通用するのか?」
「任せといてよ。あいつら酒と女には弱いんだから。特に、いい女にはね」
――ニナの領収書

ウィンドブリンガー
「本当に大丈夫なのか、おまえ?」
「らいりょーぶらってば。あんな連中、酒さえ飲ませりゃイチコロらって……ゲー」
「うわあっ、きたないっ」
――ニナの領収書

ケンタウロス奇襲部隊
「ならば、俺が先陣に立とう」
 仲間たちをかばうようにして、立つ。
「ただしこの娘たちには、手を出すな」
「ケンタウロスは約束を守る。安心しろ」
――アーヴィン英雄伝

ホワイト・シャギー
「あいつの頭の毛を抜いてこい。それで免許皆伝だ」
「難しそう……」
「またアーヴィンに怒られるわよ、ブラッド」
――ブラッド血闘録

アイス・エレメンタル
 氷の精霊の背後に輝く、魔力の光。
「やっと見つけたわ。でもこんな氷の怪物、あたしにどうしろっていうのよ?」
 脚線美も、通じそうにないしなぁ。
――ニナの領収書

ウィンド・バラクーダ
「あー、酒のサカナが飛んでるー」
「いい加減正気に戻れ! この酔っ払い!」
 ホントに飛んでるのに。
――ニナの領収書

シルバー・ロック
 わたしの声に応えて、銀色のロック鳥が大きな翼を打ちます。
「すごーい! 一緒にひと儲けしない!?」
 ……この人のほうが、すごいと思いました。
――フィーアの日記

〈魔〉
マレブランケ

 儀式呪文の直撃を受けても、そいつは邪悪な笑みを浮かべたままだ。
「あの呪文、高かったのにぃっ」
「最初から俺に殴らせときゃ、タダなのによ」
――ブラッド血闘録

〈地形〉
風の谷の三角塔

「古えの魔法技術の結晶か。高く売れそうじゃない」
――ニナの領収書

深き森の三角塔
「エルフまでこんなものを……」
 森の中に、その塔はそびえていた。
――アーヴィン英雄伝

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