*柳営茶会*

 

  武家の裏(表)芸である、武家茶道4派による茶会を毎年春または

秋に盛大に開催し、会員および一般に公開している。

 茶席ではコ川ご宗家より拝借の「柳営御物」が拝見できる。

 

 <御 家 流> 宗家 安藤綾信  幕末の筆頭老中旧磐城平藩主安藤対馬守の御子孫

     江戸時代の大名家では、将軍家御指南の石州流を修める家が多かった。

その中で安藤家は、四代目信友が細川三斎の門人一尾伊織から奥伝を許され、

また、家伝の織部流の切紙を研究し、両派を伝えて「御家流」とした。

 <小堀遠州流> 家元 小堀宗圓 小堀遠州の弟の直系旗本の御子孫

     家元の宗圓氏は、小堀遠州の弟次左衛門正行の子孫で、六代、七代は本家筋

     から養子を迎え小堀遠州の直系として一族を挙げて茶道を継承している。

 <石州流伊佐派> 家元 磯野宗琢

     片桐且元の弟の長男貞昌(片桐石州)が四代将軍家綱公に茶道の指南を申し上げ、

その道統を修めた伊佐幸琢が幕府の数奇屋を預かり、明治に至るまで代々将軍家に

お仕えしたことにより多くの大名が石州流を修めるようになった。

 <鎮信流> 宗家 松浦宏月 旧平戸藩主松浦氏の御子孫

      九州の平戸藩主松浦家に代々伝えられる数少ない正統武家茶道のひとつ。

     家康公にお仕えした先祖と、その四代後の先祖に鎮信(シゲノブ)と名乗った

ことから鎮信流と称します。

      

 第 1回 昭和605 3日 (日)    於:東京台東区 浅草寺(塔頭)伝法院

      柳営御物 お軸 家康公と豊臣秀吉の色紙、織田信長の短冊を一つにした

第 2回 昭和63529日 (日)   於:東京新宿 新宿御苑楽羽亭

      柳営御物 掛け軸 定家卿歌切

 第 3回 平成元年312日(日)    於:靖国神社神苑茶

      柳営御物 徳川家康公御筆の掛け軸 花鳥風月

 第 4回 平成2429日(日)    於:東京青山 梅窓院 (旗本青山家菩提寺)

      柳営御物 御軸 徳川家康公ご尊像」

第 5回 平成3411日(日)     於:東京青山 梅窓院 (旗本青山家菩提寺)

     柳営御物 御軸 四代将軍・家綱公御筆 春之歌

第 6回 平成 4329日(日)   於:東京台東区 浅草寺(塔頭)伝法院

     柳営御物 御軸 徳川家康公御筆 花鳥風月

第 7回 平成 537日(日)    於:港区青山 根津美術館庭園内

     柳営御物 四代将軍・家綱公御筆鶏図御軸 

第 8回 平成 61029()    於:港区青山 根津美術館庭園内

     柳営御物 八代将軍・吉宗公御筆 山水之図

第 9回 平成 735日       於:港区青山 根津美術館庭園内

     柳営御物 御軸 八代将軍・吉宗公御筆 蕪之図

10回 平成862日(日)     於:港区青山 根津美術館庭園内

     柳営御物 御軸 桂昌院様御筆 色紙 

年をへて生ひそふ竹の枝しけみ

              しけくそ千代のかけはみける

11回 平成961日(日)     於:港区青山 根津美術館庭園内

          柳営御物 御軸 四代将軍・家綱公筆によるお軸 「だるまの絵」                             

12回 平成101024日(日)   於:港区青山 根津美術館庭園内

           柳営御物 十八代コ川御宗家・恒孝様御作 竹の花入

13回 平成11321日(日)   於:港区青山 根津美術館庭園内

      柳営御物  三代将軍・家光公御筆によるお軸 雪月花

 第14回 平成12318日(日)   於:港区青山 根津美術館庭園内

  本年は日蘭修好400年に当たり、オランダ大使館より、全権公使ローベルト・

  ミルデルスご夫妻を招き、又慶喜家より徳川和子様が久々にお出席された。

    一樹庵・披錦齊 (薄茶)  小堀遠州流      家元 小堀 宗圓

            家達公御筆 交心如日月

弘仁亭     (薄茶)  旧磐城平藩伝来御家流 宗家 安藤 綾信

            家康公御筆の消息文

閑中庵     (濃茶)  石州流伊佐派     家元 磯野 宗琢

       柳営御物  14代将軍・家茂公御筆によるお軸 風静語丹鶴

    斑鳩庵・清渓亭 (濃茶) 旧平戸藩伝来鎮信流   宗家 松浦 宏月

            日蘭修好400年にちなみ菓子器にオランダ皿が使われる

 第15回 平成131020日(土)   於:港区青山 根津美術館庭園内

      柳営御物 3代将軍・家光公御筆のお軸  一行雁

 第16回 平成14928日(日)    於:港区青山 根津美術館庭園内

      柳営御物 御軸 五代将軍綱吉公御筆 風月

 第17回 平成1561日(日)     於:港区青山 根津美術館庭園内

      柳営御物 家康公御筆によるお軸 「権現様御筆ひるも風も」

 第18回 平成16314日(日)    於:港区青山 根津美術館庭園内

    一樹庵・披錦齊 (薄茶) 小堀遠州流      家元 小堀 宗圓

        床 五代将軍・綱吉公御筆 色紙

          これもまた千代のけしきの知る木かな

                   おひそふ松のふたばながら

    弘仁亭     (薄茶) 旧磐城平藩伝来御家流 宗家 安藤 綾信

        床 四代将軍・家綱公御筆 「柿本人麻呂の図」

    閑中庵     (濃茶) 石州流伊佐派     家元 磯野 宗琢

        柳営御物 五代将軍・綱吉公御筆によるお軸 「富士山の絵」

   斑鳩庵・清渓亭 (濃茶) 旧平戸藩伝来鎮信流  宗家 松浦 宏月

19回 平成171113()     於:港区青山 根津美術館庭園内

      柳営御物 御軸 二代将軍・秀忠公御筆 色紙

     「古今和歌集」巻十三の恋歌 壬生忠岑(みぶのただみね)の詠んだ

        「有明の つれなく 見えしわかれより 

                あか月ばかり うき物はなし」

20回 平成1849日(日)     於:港区青山 根津美術館庭園内

   柳営御物 御軸 三公集成「家康公・信長公・秀吉公 筆 和歌張交軸

21回 平成19930日(日)     於:文京区音羽 護国寺茶寮

   柳営御物 御軸 三代将軍家光公御筆古歌色紙「きくやいかに」   

    席割り:  月光殿     (濃茶) 旧平戸藩主傳來  

                         鎮信流宗家  松浦 宏月

          月窓軒・化生庵 (濃茶) 旧磐城平藩主傳來

                         御家流宗家  安藤 綾信

          艸雷庵     (薄茶) 小堀遠州流家元  小堀 宗圓

          不昧軒・円成庵 (薄茶) 石州流伊佐派家元 磯野 宗琢