〜快適な乗り心地をめざして〜 |
![]() |
≪お世辞にも“良い”と言えない乗り心地...≫ 判っていたハズなのですが...どうしても60km/h以下で走ると,道路の小さな段差や凹凸でボディが揺すられ,身体も一緒に上下へ揺さぶられて乗り心地の悪いカロ号です。走行安定性が向上したので,『できれば元の状態へ戻すのは避けたいなぁ...』と思う日々の連続でした。 そのとき考えていた解決策として,
を考えていました。『乗り心地の“硬さ”はサスの影響が大きい』ので,少し柔らかいサス(4-3kg/mm)へ変更するのが良さそうです。ただ,どれが良いのか判るはずもなく...(お金もないし...)時間だけが過ぎていました。 と決意して,ヘルパースプリングを物色したのが前回の話です。その結果は,ご報告したとおり大失敗(そもそも計画倒れの感が強い...(^^ゞ)に終わったのですが,今回の作業は第2弾です。 ≪テンダースプリング≫ 私自身,不勉強なのでよく判らないのですが,web上で検索する限りでは『乗り心地の向上が見られる』ようです。硬軟2つのサスを組み合わせることで,単体の場合と比べてサスの動きが違ってくるとか何とか...。合成レートの算出式もある様ですけど,レートやストローク量などの要因に左右されるそうなので簡単に求めることはできないみたいですね。調整が難しい上に数が少なく,なかなか見つかりません。そもそも競技用に用いるサスペンションです。仕様選定に始まり取付・微調整など,ど素人が手を出すには難しそうです。しかし,そこは楽天家が持つ最強の呪文『何とかなる』を唱えて作業に入りました。 今回入手したのは有名なEibachというメーカーのテンダースプリングです。Eibachは足周りに関するトップメーカー(らしい)。中古品とはいえ,私が使う分には必要充分でしょう。web上では15kg/mmなどの硬いサスとの組合せが紹介されています(車も違う,目的も違う。webではインテ等でレースの話をしていたので,殆ど参考になりませんでしたが...)。 カロ号のサスは6-4kg/mmで,どちらかというと柔らかい部類のサスと組み合わせることになります。果たしてどの様に効果が出るのか...気になります。今回は重量の関係からフロントにEibach,リアにFIGTHEXをメインスプリングの上部に装着することに決定しました。
目一杯下げても合計自然長が350mmなので,ヘルパーは圧着寸前...。 ↑の写真を見ての通り,リアは限界ギリギリまで下げています。それでも考えていたよりも車高が下がらず,結果的に前のめりの状況は改善していません...。リアは『メインスプリングの交換を本気で考えなければダメ』ということが判明しました。フロントも殆ど車高が上がらず,調整の難しさを実感しています。 それにしても,リアならいざ知らずフロントも1G状態でEibachが密着するとは思いもしませんでした。 ≪総括≫ 車高などの思惑は思いっきり外れてしまったのですが,今回の作業で最大の目的であった『乗り心地』の大幅な改善が見られました。効果が大きかったのはリアのヘルパー導入です。フロント同様に1G状態で線間密着しているのですが効果はあるようです。全体的に突き上げが小さくなって角が取れ,円やかな乗り心地へと変化しました。FIGHTEX DAMPERがしっかり仕事をしている感触です。ここまで来るのに数ヶ月...いやぁ〜がんばった甲斐がありましたよ。 |