突然私の足に何かがぶつかった。それは羊であった。
羊はメェと鳴き、私の持っている白菜を欲しがっているようであった。
急に羊の鳴き方が変わった。見ると、犬が一匹現れて、羊に襲い掛かろうとしている。
しかし、私と目が合った犬は、唸りながら後ずさりした。
対岸を見ると、物の怪たちが私を招いている。
そして私の目の前には小船が一艘あることに気づいた。
私が白菜を持って船に乗りかかると、犬が羊に襲い掛かろうとした。
私は慌てて白菜を足元に置き、犬を捕まえて船に乗ろうとした。
すると、今度は羊が白菜を食べようとしている。
私は犬を放し、羊を捕まえて船に乗り込んだ。
対岸に辿り着いた私は、羊を船から降ろした。
すると、ピンク色のコアラが空から舞い降りてきて、羊と遊び始めた。
私は羊をコアラに託し、再び舟を漕いで犬と白菜の待つ岸へ戻った。
次に私は犬を連れて、物の怪たちのいる岸へと向かった。
犬を船から降ろすと、犬は羊に襲い掛かろうとした。
ピンク色のコアラは驚いて空中に浮遊してしまい、降りて来なかった。
私は仕方なく、羊を抱いて、犬を残して船に乗り込んだ。
元の岸に戻ると、私は羊を船から降ろし、白菜を持って舳を返した。
物の怪の岸に白菜を降ろすと、ピンク色のコアラが舞い降りてきたが、それがユーカリでないことが分かると、再び空中に浮かび上がった。
私はもう一度船に乗り込んで、羊の待つ岸へ戻った。
そして羊を連れて物の怪の岸に辿り着くと、突然二百匹近い物の怪が現れ、私は物の怪の輪の中に迎え入れられた。