井上先生のこだわり ―― 学ランのボタンの数。





 先日、ふと「学ランの袖のボタンってもしかしてキャラごとに数が違うのかな?」とコミックスを開いてみたところ、実は学ランの袖のボタンの数まで見事にキャラごとに描き分けられていたということがわかりました。

それがこちらの表です。


1つ  洋平 流川 大楠 ロン毛三井 仙道 竜
2つ  花道 木暮 リョータ 一年時三井 一年時河田
 堀田の友人(そばかすがあるキャラ)
3つ  堀田の友人(リーゼント) 柔道部の2年生1人 
 神と信長 長谷川(ブレザー)
4つ  高宮 青田 柔道部の2年生2人



上の表のキャラについては、全部のコマともすべて数はきっちり合っていました。
つまり花道、洋平、流川などの主要キャラは、連載開始時から
袖のボタンの数までしっかり設定されていたということがわかります。

「7巻で流川に腕を折られそうになった不良」についても
調べたんですが、残念ながら袖のボタンはたまたま隠れていて
描かれていませんでした。残念(^o^)





以下は、一部ボタンの数が違うコマが存在したキャラです。


ゴリ  通常はずっと3つ。2巻160ページ(柔道場を覗いているところ)
 だけ2個になっています。
 ゴリはおそらく性格的にきちんとしているのでしょうから、
 そこでいったんとれてその場でまたつけたのでしょうか(~o~)
 あるいは彩子が気づいてその場ですぐつけてあげたのか。
 (余裕あるな彩子…、花道を信じていたんでしょうかね(・。゚)☆\(^^;))
野間  6巻までは3つ、7巻以降は4つ。
高嶋
(バイクを倒された人)
 6巻までは3つ、7巻以降は4つ。
堀田  練習試合以前は3つ、6巻以降は4つ。
彦一  最初の校門前の登場シーンだけ2つで、それ以降は1つ。
 どうやら花道のダンクが「遠すぎた」のを見てコケたときに
 一つ取れたらしい(^^;)

(SDキャラが学ランを着ているのは翔陽戦の日までです)




さて、 各キャラのボタンの数を見ていくと、
ボタンの数が決まる要素は、どうやら
大まかに言って2つあるように思います。

それは、


1.学ランが短ランか長ランか。

2.体格が華奢(または、おしゃれに気を遣っていそうな雰囲気)か、
それとも体格がゴツくて、硬派で無骨なイメージを出しているか。



これらの要素から、袖のボタンの数についてまとめたのが次の表です。


学ランが短ラン

ボタンが少ない
学ランが長ラン

ボタンが多い
入学したばかりor
素直な性格で、
おそらく
学ランに手を
入れていない。
体形が華奢

ボタンが少ない
ボタン1つ

洋平
流川
大楠
彦一
ロン毛三井

ここに当てはまる
キャラは
いませんでした。
 ボタンは2つ。

木暮
一年時三井
一年時河田




体形がゴツい
(or太い)


ボタンが多い
ボタン2つ

花道
リョータ
ボタン
3つまたは4つ


ゴリ
野間
堀田
高宮
青田
柔道部の2年生



リョータが短ランなのにボタン2つというのは、リョータは体はゴツくはないとは思いますが、
華奢さは出したくない、というような狙いがあるような気もします。


野間と高嶋と堀田の3人は、はじめボタンは3つだったのが4つに増えてますが
 ボタンの数が多いほど硬派で恐く見えるということなのでしょうかね。
それとボタンの数が多いほど、どうも女っ気がなさそうに見えますよね(^^;)



神や信長が着ている海南のブレザーは、
学ランと違っておそらく最初からボタンは3つなのでしょう。
牧さんのボタンの数は描いてあるコマがなかったので不明ですが、
牧さんがわざわざ制服に手を加えるか、
あるいは牧さんが不精者でボタンが取れたまま放っておいたりしていない限りは、
袖のボタンはちゃんと3つついているものと思われます。

しかし、あるいはモテモテの牧さんは
まだ卒業もしていないうちに
いつのまにか女子生徒にボタンを取られていたりして、
袖のボタンは既になくなっていたりするかもしれませんね(^^;)


翔陽も、わかったのは長谷川が3つということだけですが、
これも翔陽ははじめから全員ブレザーのボタンは3つなんでしょうかね?
それとも藤真のボタンなどはクラス替えの度に減っていったりしてるんでしょうか(^^;)






それにしても、こんな細かいところまでキャラの設定をしてあるとは、
井上先生の各キャラへの思い入れと、
人を見る観察力というのはほんとうに驚きですね…(~o~)


今回は特にオチはなし。以上。




このページの背景画像は
C'STUDIO様制作の
画像です。


姉の部屋へ

Topへ