はやぶさ本原稿作業記録 < 今月のはやぶさ君2010年12月 (2011年6月6日再録)


■ 今月のはやぶさ君 --2010年12月22日

メリクリでございます。皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は、今週のジャンプの「銀魂」なにやら既視感を覚えてドキドキしております。
どんだけベタなんだと。

ぽつりぽつりと、ハゲましのお便りありがとうございます。
なかなかお返事できないでおりますが、大変ありがたく思っております。


さて、肝心の原稿の進み具合ですが、少し動きがありました。
一巡しました。

自分、今回のまんがは
「コマ割り&セリフ&人物」を最後まで入れて、
その後始めに戻って「ベタ&背景」を入れる
という方式を採っております。
(「1人アシスタント方式」と自分では呼んでます。)
それの、一巡目「コマ割り&セリフ&人物」が最後まで終わりました。
これでようやく折り返しです。はやぶさで言ったら、やっとイトカワに着いた感じ。
がんばります。

ページ数は、この間の「サンプルリターン成功」の分を付け加えたのと、
補足情報のテキストを増やしたこともあって、
表紙込み228ページになってしまいました。大丈夫かな。刷れるかな。


あ、そうそう!誤解のないようにお知らせしておきますが、
私は微粒子がイトカワのものじゃないって思っていたわけではないですよ(笑)
もちろん、お使いが成功してた方がいいに決まってますが、そうじゃなくても
どっちでもいいと思ってました。
もし入ってなかったとしても、はやぶさの奇跡を越えた功績が減ずるわけではないので。
ただ、こんなに早く正式発表が来ると思ってなかったので、そこが想定外でした。
実際、川口さんも「微粒子は逃げないんだから、発表は初期分析が終わってからでも・・」
ってスタンスだったそうですね。NASAに「十分だろ(笑)」って言われて発表となったそうな。

でも、もしこれが入稿ギリギリの時期の発表だったら、原稿に反映できなくて
悔しい思いをしたかもしれないので、感謝しております。
はやぶさ君、欲張りだから(笑)「ちゃんとお使い成功したってことも描いてよね!」って
ことだったのかもしれない。
しょうがないなあ〜。にやにや。デレデレ。


で、結局予定より3週間ほど前倒しできたので、現在は時間をもらって
クオリティ低い所の修正に回しております。前倒ししておいて良かった・・!

例を出すと

修正前


修正後


まあ、修正前だって一生懸命描いてヨシと思ってのことだし、
またデッサンの狂いに気付いて追加修正するかもしれませんが・・。
でも、ホント時間取っといてよかった・・!
1週間ほど修正に回して、あとの2週間は前倒しで背景に入りたいと思います。
ほっといたら全部修正したくなるので、時間区切って優先順位をつけてやってます。
このあたりのメソッドは、完全に仕事モードです(笑)
全部役に立ってます。ありがとうありがとう。


上で書いた「1人アシスタント方式」なのですが、
自分はこれで結構メリット感じてます。前のまんが原稿描いたときに思いついて始めたんですが、
他の方ももしかしたら結構やってるのかな?
メリットとしては
・時間と労力の分配を均等にできる(始めの方で頑張っちゃって、後半時間が足りない・・となりにくい)
・とにかく、「はやく形をつけてしまいたい」という欲求に答える。→焦りが減る
・背景は、人物よりは手の抜きようがある(トーンで済ますとか)ので、最悪の場合も時間の調整が利く
・時間をおいてもう一回ページを見直す形になるので、デッサンの狂いに気付きやすい
このへんでしょうか・・。
なんにしろ、まだ折り返し地点なので、がんばります。
背景も、気合入れて描かないといけない所がいっぱいあるので・・。


あ!そうそう。一つ個人的に明るいニュースがありました。
今年出られなかった擬人化オンリーが、来年9月も開催されることになりました!
http://www.gijinka.jp/
やったーvvv
これで、5月にたくさん売れ残っても希望が持てるvvv



このコマ、なぜか個人的にツボってしまった。
朝イチで仙道に迎えられるなんていいなあ〜(笑)


はやぶさ君は、包帯っ子になりました。


はやぶさ君は、博士大好きです。
そういった意味では、普段自分が作る仙越と何ら変わりはない。


ついに、最後のイオンエンジンが停止・・!
はやぶさ君の運命や如何に!?


最後のほうは、もうセリフを見ただけで自分で泣いちゃって
ペンを握るどころではありません・・。
ティッシュまみれになりながら描いてました。



<その他のこと1>
アマゾンからこんなんが届きましたよ!

うおおおお!カワヨス!!!公式はやぶさ君!
  
ちゃんとイオンエンジンやサンプラーホーンもついてます。

解説ブックレットまで!(もったいなくて開けれません)
多分、イベントで本を売るときには机の上に飾ってると思います(´∀`)


<その他のこと2>
そして、この本も届きました。
待ってました!真打登場!!てなもんです。
いやー、良かった!泣けた!!涙腺燃料漏れ。
近頃は、本を買っても新しい情報がなかなか得られなくなってきてたんですが
この本にはいっぱいありました!秘話です。秘話。
NASAにハッタリかますシーンは、カッコよくて痺れました!なんとなく糸川教授を思い出した。
文章も非常に読みやすくてオススメです。
ですます調で静かに淡々と語るような文体は、講演で語ってる川口さんの姿がそのまま浮かぶようでした。
表現力豊かで、いい意味で工学技術者の方の本とは思えません。
「待つことしかできない「はやぶさ」。呼びかけることしかできない我々。その間には、3億キロの距離がありました。」
「呼びかけは、届いているのかもしれないし、いないのかもしれない。
植物状態に陥ったわが子の怖いほど澄んだ瞳に吸い込まれていくように……。」
おおお。
「単純に驚いた後で、胸がキュッと締め付けられる感情がこみ上げてきます。」
あの冷静そうな川口さんにそんなこと言われちゃうと、こっちもキュッとなるよ!!!
的な。
良かったらお手にとってみては(´∀`)
レビューの高さは伊達ではないです。

川口さん、↓でもいいこと言ってます。
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20101221ddm004070004000c.html
「はやぶさは『国民は本当に役に立つものだけを欲しているのか』という問いを投げかけた。
『国民が欲しているのは、国の明るい展望ではないか』と」
そのとおりだ!!!


<その他のこと3>
イオンエンジンいっぱい描いてたら、駅の水飲み器が中和器に見えた。

末期です。


<その他のこと4>
姉が、宇宙開発切手シートをプレゼントにくれました。
ありがとうありがとう。
  
はやぶさ!!!!!


<その他のこと5>
今、渋谷でプラネタリウム映像「HAYABUSA」の最新バージョンを
全国に先駆けてやってるというので、バイト帰り(夕方4時くらい)に寄ってみました。
プラネタリウムはビルの上のほうにあって(屋上からドームが出てる)
ビル入り口の受付のお姉さんに
「プラネタリウム何階ですか?」って聞いたら
「12階です」って教えてくれたので、エレベータに乗ろうとしたら・・
受「あ!でも、もう19時の回しかチケット残ってないですよ!」
週「えっ、平日なのに!?」
受「はい・・平日でも大体2時間前にはチケット完売してしまいます」

そうかそうか、そんなに人気ならしょうがない。にやにや。デレデレ。
また今度行きます。


ではまた。皆様よいクリスマス&お正月を!

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