はやぶさ本原稿作業記録 < 今月のはやぶさ君2011年1月 (2011年6月6日再録)


■ 今月のはやぶさ君 --2011年1月19日

新年になりました。
昨年は、はやぶさにハマって休止宣言したり、
ご心配をおかけいたしました。とりあえず生きてます。
自分にとって去年を表す漢字は、間違いなく「隼」ですな(笑)
今年もボチボチよろしくお願いいたします。
2011年が皆々様にとってよい年となりますように。


さて。
原稿の進み具合ですが、背景に入ってボチボチです。
とりあえず、イベントのことや印刷のことをちょっと調べられるくらいには
余裕が出てきました。

背景の作業に入った当初は、
「作業効率化のためにできるだけ使いまわしできるように計算して描こう!」って
思ってたんですが、そのために
「どこのページで共用できるんだ?大きさは?見えない側まで描かなきゃ、云々」
っていろいろ考えてたら、考えるばっかりでアタフタしちゃって
全く進まなくなってしまい(´Д⊂ヽ
(効率化のために作業が遅くなるという逆効果)
考え直して、「とにかく目の前のコマ一つ一つ描いていくだけ」
ってスタンスに改めました。
難しいことを考えるのはやめました(笑)
とにかく、ガムシャラでも何でも手を動かさないことには進まない、ということを
すごく実感しました。
きっと、取り越し苦労ばかりで身動きが取れなくなってしまうのは自分の悪いクセなのだろう。
そんな経緯を経て、今はまた地味に1コ1コ描いています。

あ、使い回しを全くしていないわけではありません(笑)
未来を見越そうとしてアレコレ考えることはしないけど、
既に描いたもので使えそうなコマがある場合はちゃっかり使ってます。オホ(´∀`)
まだ手元にないものを使おうとするのと、既に手の中にあるものを活用するのとは、
(一見似てるけど)心的負担が全然違うもんなんだなーと思いました。

スケジュール的には、背景も人物と同じ時間配分で計画してます。
(1週間で20ページ)
背景の分量は、人物と違ってページによって変動が大きいので
(ほとんど描かなくていいページと、精密な何かをいっぱい描かないといけないページの差が激しい)
進められる分量はちょっと予見しにくいかも?って思ってたんですが、
今の所はなんとかスケジュール範囲内に収まってます。

初めの方のページで、細かい背景をいっぱい描かないといけなくて
「こんなの終わらないよー!!!」って半ば絶望していたんですが(笑)
話の入りの部分は、状況説明のためにやっぱり
たくさん背景を描かないといけないのは必然みたいで。
そこを過ぎたらだいぶ楽になりました。

思うんですが、背景を描くのって家事労働と似ているような。
キレイにキッチリなされている間は空気と同じでほとんど目に留まらないけど、
(パースが狂ってたり雑だったりして)不自然だったり汚かったりすると
途端に気になりだすという・・。
時間を気にしなくてよければ、背景も達成感があって楽しいけどね。なかなか。


イトカワ。
公式の写真を使うわけにはいかないので、必死こいて模写しました。
ここで説得力出せないと、話の地盤が薄くなる、と思って。

試しにダンナに見せたら、「写真みたい!」って言ってくれました。
しかし・・ダンナに自分の絵を見せる日が来るとは、変な感じだ・・(´∀`)
半分夢みたいで、あんまり現実感がありません。

宇宙研外観。

これが

こうなって

こうなる

ただ、毎度こんな描き方してたらどんだけ時間があっても足りないということに
早々に気付き、今は背景は
↓この程度のゆるさ

宇宙空間のシーンは、星空のパターンで塗りつぶしてるだけなんですごく楽ですが(笑)
管制室(博士がいるところ)のシーンは、ゴチャゴチャした機材を描かなきゃいけなくて
時間が掛かります。正直テンション下がる(笑)

10月の進捗に載せた、ロリ越野君のコマ。
ベタと背景を入れるとこんな感じになりました。

基本的にベタ多いですなあ。。


博士とチューリップとの相違点を述べよ。




■イベントのこと
5月のスパコミの締切まであと1ヶ月ほどとなりました。
1ヶ月後の原稿がどこまで順調かは分かりませんが、
なんにしろ見切り発車で申し込みしないといけないことは変わりません。

あ、プチ情報。
昨日(18日)電話で問い合わせてみたら、今の所まだスペースの申し込みに
余裕はあるそうです。数日のうちに満了・・ということは多分ないだろうとは思います。
(が、検討中の方は早めに越したことはないと思います)
あと、オンライン申し込みのサークルカットは、二値化しても、しなくてもいいそうです。
(他のイベントや郵送申し込みはこの限りではありません。)

そうそう、それから。
なんと。なんとですよ。

・・・。

8月の夏コミに申し込んでしまいました・・(笑)
ビックリデスヨ。自分で。
というのは、私コミケットのやつは一般でも行ったことないのに
いきなりサークル参加なんて(笑)

しかも。しかもですよ。

・・・。

申し込みジャンルは「鉄道・旅行・メカミリ」です・・。あは。。
要するに、本家・人工衛星ジャンル、です。。
自分でも、無鉄砲だと思います。大丈夫なのかな。
叩かれまくって玉砕して泣いて帰ってくるかもしれないけど(笑)
でも、せっかくなんだから未知の世界に触れてみたい気もあって、
まあ、命までは取られんだろう。
(そういう理由で、本にはサイトURLは載せません)
ちなみに、抽選落ちる気満々です。

オンライン申し込みのとき、ジャンルの小分類に
「人工衛星」という選択肢がしっかりあるのを見て、
叫びだしたいくらい嬉しくなりました(笑) すごい!ちゃんとある!って(笑)

あ、5月はもちろん仙越で出ますよ!



■おカネと印刷方式のこと
ページが増えたのと、部数も(イベントに何回か出られるように)
ちょっと増やそうかなーと思って、見積もりを取り直しました。
自分、この原稿はオンデマンドで刷ろうと思ってて
(星空とかの細かい点や微妙な諧調が再現しやすいので)
お願いする印刷会社さんも決めてたんですが、届いた見積もりを見て

( ゚д゚)ポカーン

10の位が1コ繰り上がってる・・
オプションをいくつか追加したのもあるんですが、
やばい。完全に予算オーバーです。定期を解約しないといけないレベル(笑・・えない)

まじかよ、と思って数日間思い悩んでいたのですが、
解決は思いがけない所から。
試しの試しに、オフセットだとどうなんだろう?と思って
目星をつけてた印刷会社さんに電話してみたら・・

・・・!!

**マソ安い・・!((((;゚Д゚))))

その印刷会社さん、別に安さを売りにしてるところではないんですが、
正直こんなに違うとは思わなんだ・・。
2万や3万なら、もとの印刷会社さんにいろいろ相談に乗ってもらってるし
そのままいこうと思うんですが、さすがにそんだけ違うと・・!
ってなりまして、多分オフセットになります。はぁ・・。

思うに、オンデマンドの壁(※)を越えてしまったのかも?と思います。

※オンデマンドの壁とは・・
「音速の壁」「熱の壁」に続く、第三の壁。
うそ。
今思いつきで作った造語です(笑)
オンデマンドは、版を作らなくていいので小部数でも安くできるんですが、
部数がすごく多い場合にはオフセットの方が効率がいいらしい。
今回見積もりをもらった部数は、言っても全然多くはないんですが、
自分の場合ページ数が多いので、オンデマンドのメリットが出にくいのかもしれません。

ちなみに、その後試しに他の複数の印刷会社さんにも見積もりを依頼しましたが、
どうも、安い印刷会社さんほど「ウチは細かい点もキレイに出ます!」って言い、
高い所ほど「実物を見ないとなんとも」と言うような。
要するに、営業トークを鵜呑みにしてはいけません、ということですな。うひ。



■その他のこと

・プラネタリウムを見てきました
先月一度行って、人多杉で見られなかったプラネタリウム映像
「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」の帰還バージョン。
http://hayabusa-movie.jp/ (コピペでどうぞ)
見てくることができました。
その日はすごく寒い日で、バイト先もお客さんガラガラだったので
もしかして?と思って行ったら、運よく見れました。

以前に1回観てるので、内容は分かってるんだけど・・
予想通り号泣でしたよ。風邪気味でマスクしてたんだけど、
マスクが涙(と鼻水)でぐじょぐじょになってしまいました。
とにかくねえ!映像が美しすぎて、それだけで泣きそうに。
あの精緻さ、広大な空間の広がり、立体感、臨場感・・
「あんなの自分には表現できないよ!」と心の中で逆ギレ。
(でも、やれる範囲で頑張るけどね。)
プラネタリウムでは周りの目もあって泣くのは精一杯こらえてたので、
家に帰ってからまた号泣。はやぶさの泣ける動画とかも見ちゃう。
なんなんだろう。なんでまだこんな泣けるんだろう。
自分が今のまんがを描いているのは、はやぶさへの気持ちを
ちょっとずつでも整理するためなんだけど、
(多分、死者のために毎日写経をするようなもんだと思う)
それでも、こんだけ数ヶ月描いていても
まだ、胸が詰まるようなこの感情に名前さえ付けられずにいるのです。
「私はどうしたらいいんだ!!」って叫びたくなる(笑)
何もしなくていいんだけど(笑) そして、頼まれもせずにまんがを描いているのだけど。

でも、久々に原点に引き戻してもらったような気持ちです。
新しい気持ちで頑張ります。

そうそう、あとで分かったんですが、なんで泣けるかって言ったら
多分あのラストで流れる曲が卑怯なんだ!
まったく!けしからん!不届き千万だ!!プンプン。
サウンドトラックをチェックしてやる!
http://blog.livedoor.jp/hiromitsukohsaka/archives/51183744.html


・今読んでる本
ネットで調べ物をしていて、ふと目に留まった本。
自分自身、専門知識が基礎から不足しまくってるのはよく分かるし、
未だにフワフワした理解しかしていない所ばっかりなので、
ゼヒ読んでみたいと思ったんだけど・・
レビューを見ると「大学程度の数学知識がないと理解は無理」
みたいなことが書いてあって・・(´Д⊂ヽ
高校入学早々落ちこぼれたおつむの弱い自分には、
手に余る代物であることは明らか。
しかも、専門書だけあって、捨て身で買うにはちょっと値が張る。
他に似たような内容の入門書も見つからなかったので、
どうしようかなーと思っていたところ、ダンナから

「図書館で借りたら?どの図書館にあるかネットで蔵書検索ができるよ」

・・・!

私は、その助言に神の声を聞いた。(おおげさ)

ということで、翌日早速借りてきました。にひ。

本の紙面がどういうことになってるかと言うと・・

こんな感じ。
笑っちゃうくらい理解不能です。見たことない記号がいっぱい出てくる。
でも、数学的な証明の過程は全く理解できないけど、
日本語で書かれてる結果の部分(こういうことが言える、みたいなところ)は
微かに理解できる所もあるので、
せめてそういうところだけでも吸収したいと頑張って文字を追ってます。

(例えて言うなら・・仮に自分が目が見えない人だったとして、
花の色や姿を見ることはできないけど、花びらをちぎって根元を舐めたら
ほんの微かに甘いのが分かる・・くらいの、かそけき理解です。)

自分、基本的には「わが人生に悔い無し!」と思って生きているけど、
今回ばかりは、自分がこれを理解できない側の人間だと言うことを
残念に思った。まあ、しょうがない。

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