あまりにも適当な絵の作り方
その1オマケ.線画をなめらかに
プーレ「時々、すごくなめらかな線の絵を見かけたりするけど、あれってなんだろう?」
リトラ「ああ、パスって言うんだよ。ゲームで言うと、ポップンミュージックの絵なんかがそれっぽいな。
後、フラッシュでも見かけるぜ。ベジェ曲線っていう線を使って書く絵のことだな。
実は二次関数とかの仲間を使ってるらしいから、計算式で線を出してるらしいけどよ。」
プーレ「へ〜。どうやったら書けるかな?」
リトラ「イラストレーターってやっぱり何万もするソフトを使うか、
フォトショップの正規版にくっついてる機能を使うかが有名だろ。
けど、きれいに描くのは難しいんだぜ。慣れがいるらしいし。大体時間かかるんだよ。」
プーレ「うわっ……。いきなり買うのは勇気がいるね。」
リトラ「一応ただのもあるけどな。今回使うのは『インクスケープ』っていうソフトだ。こいつはただだぜ。
ただ、外国のソフトだから公式サイトが全部英語なんだよな。」
プーレ「……とりあえず、右上に大きくダウンロードボタンが書いてあるけどね。
でも、変なところを押しちゃうのが怖い人は下から落とすといいよ。」
窓の社(ダウンロードページ直通) http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/piccam/paint/inkscape.html
リトラ「で、インクスケープっていうソフトには『ビットマップをトレース』っていう機能があるんだよ。
こいつは、インポートで読み込んだビットマップ画像をパスに変換するんだぜ。」
プーレ「へ〜。じゃあJPGとかPNGとか、パスで書いてない絵も読みこめるってこと?」
リトラ「そうそう。だから、パスを書けなくても簡単にパスの絵が作れるんだぜ。」
ま、こだわるんなら後で補正しなきゃいけないけどな。
それと、こうやって出来た絵は元の画像の上に重なって表示されるから、
すかさず移動させてからビットマップにエクスポートして、好きな場所に保存しろよ。」
プーレ「そうしたら、使いたいお絵かきソフトに戻って開けばいいよね。」
メニューバーのファイル内の「インポート」で元絵を読み込む→メニューバーのパスから「ビットマップをトレース」
プーレ「しきい値を上げると薄い色の線でも認識しやすくなるから、
調整して線が切れない最適な値を探してね。」
リトラ「多重スキャンは完成したカラーイラストでやっても面白いぞ。
ちなみに向いてる線画の濃さは、最低でも前のページのの色調整とかが終わった線画位は必要だな。
それなりに濃くないとうまく行かないぜ。」
リトラ「で、出来た線画がこれな。」
プーレ「……きれいに透明になってるね。」
リトラ「まーな。ちなみに形式は必ずPNGで出てくるぜ。
後、線画ははっきりしてる線がぐちゃぐちゃ重なってない絵の方がいいぜ。」
プーレ「そういえば、二重まぶたの線がくっついちゃってるね。」
リトラ「そうなんだよ。だから、少女マンガみたいなすげー細かい髪とかはひでぇことになるかもな。」
プーレ「うまく行かなかったところは後で修正してもいいけど、限度はあるもんね……。」
リトラ「まあ、髪と体の線がくっつくのが嫌だったら、先に2枚に線画分けてこの作業すればいいけどな。」
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