まりにも適当作り方


プーレ「ここは絵の講座だよ。」
リトラ「見りゃ分かるよな、たぶん。」

始めに

1.道具

下書きがアナログの場合
・白紙(表裏真っ白じゃないとスキャンした時
透けて悲惨
・シャーペン 0.3〜0.5(細い線がいい人は0.3がいいらしい
・消しゴム(よく消える奴

今回のマシン環境
・パソコン:VALUESTER L(スタンダードタイプ)
CPU→Core2Duo E6300(1.86GHz)メモリ→2GB
※Vistaをお使いの方は、お絵かきするなら
1GB以上のメモリが推奨。
OS→WindowsVista HomePremium
・ペンタブ:Intuos3 PTZ−430(一番このシリーズでコンパクトな奴)
※ペンタブは大きいと画面と比率が近づくので描きやすいが、この程度でも問題なし。
・モニター:解像度が1280×1024のNECのモニター(NOT付属品
※モニターはこれより一回り小さいと画面が狭く感じる。

2.今回のソフト
・PhotoshopElements5.0(メイン)

・CGイラスト4+(補足で多少紹介)

リトラ「ソフトは好みでな。」
プーレ「フリーソフトで始めたい人は『Pixia』っていうソフトとかがあるよ。……レイヤーが使いにくいけど。」
リトラ「上で上げた市販ソフトは両方1万円超えてるけどな。
    こいつら使って物足りないなら、ガッツリ金溜めてPhotoshop買っとけ。10万円近くするけどな。」
プーレ「やり方によっては同人誌もかけるらしいよね。」
リトラ「らしいな。けど、ちょっと面倒だった気がしたぜ。」
プーレ「面倒くさくて、しかもお金がある人ならコミックスタジオでも買ってね。」

3.エレメンツのショートカット集
こちら(別ページ
プーレ「リンク先はショートカットキーの表だよ。」
リトラ「色塗り中とか、いくつか知ってるだけでも楽だぜ。」

その1.線画をスキャン

プーレ「清書をパソコンでした人は飛ばしちゃってね。」
リトラ「スキャンする時の解像度は好みだけどよ、後で印刷するなら200は確保しとけよ。
   そうでなきゃ、72以上で自分が好きな数字でな。」
プーレ「うちにある絵は、みんな100で取り込んでるよ。」


プーレ「清書して取り込んだ絵も、この状態だとけっこう汚いんだよね。」
リトラ「だな。だからまずは、レベル補正を使うぜ。」
プーレ「これを使うと、白いところをより白く、黒いところをより黒くしたり出来るんだ。」
リトラ「プレビューを見ながら、線が飛んじまわないように調整しとけばいいぜ。
    ちなみにレベル補正の代わりに、明るさ・コントラストでいじってもかまわねーぞ。」
プーレ「線画の色が薄いと大変だから、もしどうしてもうまく行かなかったら、
    そういう時は細かいゴミだけ消しておいてね。」
リトラ「逆に線がはっきりしてる絵なら、色域選択で白いところを選んで範囲内を消すとかな。
    エレメンツなら、自動選択ツールで隣接のチェックを外すと同じようなことが出来るぜ。」



レベル補正の画面
自動選択ツール


 

プーレ「レベル補正は、右の白い三角を動かすと白いところの、左の黒い三角を動かすと黒いところの色を調整できるよ。
    紙の白いところをもっと白くしたい時は右の三角を左に、
    線の色をもっと濃くしたい時は左の三角を右に動かしてね。」
リトラ「プレビューにチェックを入れとけば、画面に調整後の結果が反映されるから、見ながら調整すると楽だぜ。
    うっかり線が飛んだりしないように気をつけろよ。」

補正+修正後


リトラ「この絵の場合は、最初にレベル補正やった後、自動選択ツールで白い部分は透明になってるぜ。」
プーレ「でも線画のフチは透明じゃないから、このまま下にレイヤーを重ねると汚いんだよね。」
リトラ「乗算にして一番上においときゃいいだろ。」
プーレ「それだと、線画だけきれいなピンクとか七色とか出来ないよ?
    乗算だと色が重なって暗くなっちゃうし。」
リトラ「しょうがねーな。エレメンツのパターンを説明するぜ。
   あるサイトで紹介されてた方法だけどな。」

擬似レイヤーマスク(らしい)のやり方
1.線画を全て選択(ctrl+Aで可)で選択してコピーしておく(※まだ貼り付けはしない


2.線画レイヤーの上に調整レイヤー→「色相・彩度」を作成
リトラ「このとき色相調整してる時の画面が出るけど、いじるなよ。」

    


   

3.右側のレイヤーサムネイルをAltを押しながらクリック
プーレ「絵画面が真っ白になっても気にしないでね。」



4.調整レイヤーに線画をペースト
  Ctrlを押しながらレイヤーサムネイルをクリックすると線画以外を選択
  
(※普通のレイヤーでこれをするとレイヤーの不透明部分を選択)

    


リトラ「実はこのテクを紹介してたところだと、
   Ctrl押す作業の前にレイヤーマスクをフィルタのところにある階調の反転をやるんだよな。」
プーレ「何で今回は省いちゃったの?」
リトラ「違う絵でその方法でやったら、何か
縁取り文字みたいになってすげー事になったから。」
プーレ「うわっ……つまりこっちなら、そういう絵でも綺麗に透明に出来るんだね。」

5.選択範囲を反転(線画を選択状態にする)新規レイヤーを作って塗りつぶし


リトラ「ほら出来た。」
プーレ「一手間かければ出来るんだね。」
リトラ「他の方法でも出来るけどな。特に高い方は色々あるらしいぜ。」
プーレ「えーっと、チャンネルを使って線画を選択したり、CDに入ってるっていうプラグインを使うんだっけ?」
リトラ「らしいけど、バージョンによって違うらしいからそこは確認しないとわからねぇ。うちにはないしよ。」
プーレ「そっちを知りたい人は、線画抽出とかで講座を探すといいよ。」
リトラ「プラグインとかフィルターは一回入れりゃワンタッチでも、そいつを入れるのはパソコン初心者じゃ難しいかもな。」

CGイラストの場合
プーレ「線画のレイヤーを選択して、選択範囲のレイヤーの明度で新規作成を選んでね。」
リトラ「それから違うレイヤーに塗りつぶしてコピーな。」
プーレ「あらかじめ線画の汚れは綺麗にしておかないと、それもコピーしちゃうけどね……。」

スキャンオマケ
リトラ「カラーイラストを取り込んだ時の事を説明するぜ。」
プーレ「実は線画を取り込んだ時よりも大変だったりするよね。」
リトラ「そうなんだよ。レベル補正とかをガンガン使うと肌色飛びやすいしなー。」
プーレ「余白を自動選択ツールで囲んでから削除すると、絵が浮いちゃうときもあるもんね。
    そういう時は、紙の白いところをスポイトで拾って塗りつぶすといいかも。」
リトラ「後は、色相調整とかで彩度とか明るさをいじってきれいにすりゃいいぜ。
    設定にもよるけど、しらっ茶けたりするし。」


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