オマーンってどんな国?

オマーンってどこにあるの?

アラビア半島にある、日本とは気候も文化もまったく異なる国。
でも本当は私達ととても近い国なのです。
豊かで美しいオマーンのそんな一面をご紹介します。

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遠くて近い国

●オマ−ンはどこにあるの?
アラビア半島の東端にある南北に長い国です。北はホルムズ海峡をはさんでイラン、西はアラブ首長国連邦とサウジアラビア、南はイエメン、東はインド洋に面しています。 長い海岸線と、標高3000m級の高い山脈や、どこまでも続く砂漠など変化に富んだ美しい国です。

●オマ−ンの人々の暮らしは?
内陸地方に住む人たちは、主に畑を耕したり、らくだ、羊、やぎ、牛、ロバ、馬など を飼う遊牧生活をしています。
海岸地方の人たちは、今でもシンドバットの時代から続いているダウという木造船を使って漁業や海運業で生活をしている人もいます。
オマーンの人たちは大昔から航海術にすぐれ、このダウ船を操って海で活躍してきました。
中でも、16世紀から17世紀にかけては、アフリカの東海岸から、インドの西海岸までオマ−ンの王様が、支配する大海洋帝国でした。

●イスラム教とは?
古代エジプト信仰(しんこう)から、ユダヤ教がおこり、これから分かれてキリスト教、このあとイスラム教が誕生しました。
どれも同じ様に、神様を崇(あが)める兄弟宗教です。
オマ−ンの人々は、この中のイスラム教を信じてくらしています。コ−ランには、人間の一生涯の生活のしかたや、守らねばならない事が書かれています。
国の法律もイスラム教の教えに、そって作られています。

●国のおもな産業は?
おおむかしは、南の地方でとれる、乳香(木からとれるヤニ)を、ラクダの背中にのせて、砂漠をこえてヨ−ロッパまで売りにいっていました。金と同じ価値でとりひきさ れていました。この乳香は日本の線香と同じ使われ方や、虫よけにも使われていましたが、ヨ−ロッパにキリスト教が広まるにつれて、乳香が使われなくなり価値が下がりました。
むかしは、天然の真珠(しんじゅ)をとって外国に売っていましたが、日本の養殖真珠におされ、これもだめになりましたが、そのころアラブで石油が発見され、今ではこの石油が国の繁栄を支えています。
しかし、この石油はオマ−ンにはたくさんありません。そこで天然ガスを、2000年から日本(大阪ガス)や韓国に輸出しています。

●日本との関わりは?
オマーンにとって日本は一番の貿易相手国です。
電化製品のほとんどが、日本のメ−カ−の物が使われており、街には日本車がたくさん走っています。
また、日本は石油や天然ガスのほかに、ナツメヤシ、鞘インゲン、などの農産物、マグロなどの海産物も輸入しています。