想いでピアス B

        〜ロロノア家の人々・外伝“月と太陽”より
 


          



 ただでさえ向こう見ずな航海である。年端の行かない少年二人。まずは仲間を集めて、その頭数に見合う船になってゆくというのが順番だろうに、たった二人でこのキャラベルを操るという離れ業をやってのけている。………いやいや、そうじゃなくってだな。たった二人でこの"グランドライン"へ乗り出した彼ら。例えば最も穏やかだと言われていた"イーストブルー"での単なる航海にしたって無謀だというのに、全くもうもう、順番の目茶苦茶なお子たちであることよ。
「けど、今の時代、どこの海だって同じくらい物騒だっていうからなぁ。」
 キッチンのテーブル、配達鳥から買い取った新聞を広げて、衣音が呟いた。
「んん?」
 こちらはあまり新聞には縁のない船長殿が"何のことだ?"と小首を傾げるのへ、
「だからさ、グランドラインの苛酷さの例えにって、イーストブルーが引き合いに出されてるけど、海流や風やらって環境以外の条件で話をするんなら、どうかしたらイーストブルーの方が物騒かもなって思ってさ。」
 とんとんと突々いた先には、イーストブルーで一斉検挙された海賊の話題。半端ではない船団が一網打尽にされたと記されてあり、
「こういう話題の場合、検挙された数は氷山の一角と見ていい。」
 穏やかな海と言われていたのはもう古い話題なのかもと、そう言いたい衣音であるらしく、
「…まさか、母さんを狙ってる奴らかなぁ。」
 何しろ"元・海賊王"だ。新しく王座に就きたければ前任者を倒すのが一番分かりやすいセオリーだろう。だが、
「う〜ん、それはないと思うんだけどもなぁ。」
 何も戦いがまるきりなかったとは言わない。直接にはあまり生々しい話は聞かなかったものの、それでも…例えば父上が腕を上げる過程での壮絶な一騎打ちだとか、倒れても倒れても立ち上がって諦めることを知らなかった母御の戦いぶりだとか。そういうシーンがあったんだよという程度には話して貰って知っているし、後に出会ったウソップやチョッパー、ナミやサンジという曾ての仲間たちからもその裏打ちを得てはいる。だが、当時の海賊王の証しというか条件というか。ゴール=D=ロジャーが遺した"ワン・ピース"の謎を解き、その秘宝を得た者というのが"海賊王"の玉座に就く条件のようなものであったという話であって。ことは単純な"力比べ"ではないのである。そして…今の時代は、ただ彼を倒せばいいというものではなくなっている。
「それって"秘石"でしょう?」
 二人の話にベルが割り込んで来た。もう"仲直り"は済んでいて、お料理には"?"がつく彼女が、されどこちらは得意なお菓子を作ってくれていたところである。自慢のベイクド・チーズケーキとストロベリーのアイスクリーム。どちらの材料も、先日寄港した島で仕入れたばかりのフレッシュさ。ミントの葉を天辺にあしらった、愛らしい盛り付けのデザートを並べる白い手を眺めながら、
「秘石?」
 船長殿が訊くと、ベルは鹿爪らしい顔になり"うんうん"と頷いて見せる。
「そう。あたしもよくは知らないんだけれど、謎の石っていうのを手に入れようっていうのが、今時の海賊たちの間で囁かれてる"海賊王"への道なんですって。」
「???」
 メジャーだとか流行だとか何だとか。そういう"今時"に疎いところは、恐ろしいほど両親似の船長さんで、鋭角的な目許をきゅうっと顰
しかめている彼の傍ら、
「つまり、それが今一番価値が高いとされてる秘宝な訳だ。」
 こちらは普通に"事情通"な衣音が相槌を打つ。
「そゆこと。噂でしか知らないけど、宝石としての価値があるんじゃなくって、不思議な力の鍵になってるとかって話でね。だから、手に入れた人は…。」
「その不思議な力とやらを操れる?」
「そう。でも、一体どこにあるのやら。昔の…そう、あんたのお母さんだったっけ。先代の海賊王が見つけた"ワン・ピース"の中にあったって説が有力だったんだけれどね。」
 ………おやおや。
「それで海賊崩れがあんな山ん中にまで来たりしてたのか。」
 そうそう頻繁ではなかったが、それでも卑怯乱暴な一団が急襲を仕掛けて来るという事件が何度かはあった。いくら伝説の"海賊王"とはいえ、とっくに引退していた彼を狙って、海賊たちが海から遥かに遠い山野辺の村までやって来るとはよくせきのこと。そういう目的あってのことだったと言われれば納得もいくというもので。
"暇だったからじゃあなかったんだな。"
 ………おいおい、坊っちゃん。
「でも、そんなのおかしいってもんでしょ? 力を得たならどうして、その海賊王は世界の海の覇王になりもせず、とっとと陸に上がってしまったんだよって理屈がすぐさま後追いして。それでまあ、最近では、それはなかろうってことになってるらしいの。」
 配膳を終えて自分もテーブルにつき、ケーキを口へと運びながら、ベルは話をそうと結んだが、
「詳しいな、お前。」
 この"グランドライン"に漕ぎ出した身でこうまで何にも知らなかったというのも、それはそれで物凄いことだが、それは"今更"だからさて置いて。何の資料もないままに、自分たちの親の代からの噂話の変遷とやらをすらすらと並べたベルには、船長さんも素直に感心した様子。どこか尊敬の念さえ浮かんでいるよな褒められ方に、
「これでも"グランドライン"育ちですからね。それに、パパの"バラティエU"には色んなお仕事やあちこちの海域の人が一杯来てたから、情報にも事欠かないのよ。」
 まんざらでもないと小さく笑ったベルではあったが、
「ねぇねぇ、それより。ルフィ…さん、だっけ? どんな人なの? 教えてよ。」
 彼女としてはそちらの方こそ、知りたくて堪らない対象であるらしい。だが、そんな彼女には、少年も衣音もキョトンとして見せる。だって何しろ、
「ご両親から聞いてないのか?」
 他の"知己"とは訳が違う。彼が"海賊王"となるに至るまでの、波乱と冒険に満ちたその旅路。壮絶にして得るもの多き、何にも替え難き至高の思い出が一杯詰まった、夢の航海を共に過ごしたところの、それはそれは頼もしくも素晴らしき仲間たち本人だのに。小さい頃から…それこそ衣音も時には近所の子供たちさえも一緒くたに、ルフィ本人から沢山の冒険談を話して貰っているから尚のこと、ベルが何も知らないままなのが不思議でしようがないのだが、
「うん。だって今の今まで海賊だったこと隠してたんだもの。」
 ふるふるとかぶりを振る彼女であり、
「あ、でもね、別に後ろ暗いとかそういう意味からじゃないんだって。ただ、あたしが誤解しないかとか、うっかり外で話したらとかいうのを心配してのことだって。」
 成程、それはそれで何となく判る。十数年前の解散も、決して"ケンカ別れをしたから"とかいう空中分解ではない。独特で強固なスクラムは、ああまで個性がバラバラだった彼らをしっかと繋いでいて。その中心にいたのが少年の"母"に当たる、モンキー=D=ルフィという人物だ。それは頼もしくて素晴らしい仲間たちだったと両親はいつも言ってたし、この船をくれたウソップやチョッパーやカヤも、そしてベルの両親であるサンジもナミも、それは懐かしそうに、どこか焦がれるような眸で少年を見た。彼の姿の上に、大好きだった船長と頼もしかった剣豪の面影を見ていたのだろう。とはいえ、
「母さんの話…ねぇ。」
 何も知らない者同士ともなると、
「別に威厳や風格があったとか何とかいうことは無かったな。父さんの方がよっぽど恐持てしてたし。」
 ましてや身内だ。特別な何か…オーラだのカリスマ性だのを放っていたとしても、それで"当たり前"な人という把握があり、
「ただまあ、無茶はよくやってたな。」
 大猪を追い回して夜を明かしたとか、縦横無尽に根を張る竹林を"いっせのせ"で一気に土壌ごとめくり上げ、根ごと植え替えての模様替えを夫婦二人だけでこなしてしまった怪力ぶりとか。そういうことが"尋常ではない"という定規、一応は持ち合わせている子らではある。
あっはっはっはvv
「それと、子供の眸から見ても目も当てらんないほど、好き同士だった。」
「何よ、それ。」
 それが自慢?と小首を傾げるベルへ、
「ああ、それが皆のパワーの源だったからな。俺の自慢だ。」
 緑頭の少年船長は、目映いまでの笑顔を見せて、それは嬉しそうに胸を張って見せたのだった。


           ***


 思春期の葛藤としてちょろっと拗ねた時期もなくはなかったが、それを除けば、誰より何より大好きな両親だった。


「? どした?」
 おやつの時間に家まで戻って来た子供たち。中庭の縁側にて、二人をお出迎えした両親だったが、にこにこと変わりなく愛らしい笑みを浮かべている妹に比べて、兄の坊やの方は、なんだか"ぶすうっ"とむくれている。男の子と女の子、それぞれに別々のお友達と遊ぶようになって来た二人だが、遊ぶ場所というのは限られているし、どうしたって近場になるから、兄たちの遊びの輪の中で何があったか、みおも見ていたのだろう。
「あのね、お兄ちゃんね、衣音くんと喧嘩したの。」
 大したことではないと思ったらしくてつい告げ口した妹の頭を、
「余計なこと言うな。」
 後ろから本人が"こつん"とこづいたものだから、
「ふぇ…ああ〜ん………っ!」
 唐突だったこともあって、びっくりしたのだろう。たちまち妹御が泣き出してしまい、
「こら。手ぇ出すことないだろうが。」
 そう言って"こつん"と母上が坊やのおでこをこづくと、今度は坊やが、
「…うう"。」
 泣き出してしまって。それを見て、
「あやや…。」
 どうしよう…と、今度はルフィまでもが泣き出しそうな顔になった。
(笑) そんな3人を"やれやれ"と見やり、
「ほら、ともかく"おやつ"にしような。」
 いつの間にやら子供の扱いが上手くなった師範殿が、苦笑混じりにそうと提案。こういう時は、いつまでも雰囲気を長引かせず、きっぱりと場の空気を切り替えた方が良い場合もあるからで。ぐすぐすと泣きながらも懸命に腕を伸ばして来るお嬢ちゃんを抱き上げて、先に縁側から上がって行く彼を見送って、
「ほら、母ちゃんから"ごめん"するからもう泣くな。」
 傍らへと屈み込み、泣いてるお顔を覗き込む母の、眉を思い切り下げた"困った"という表情が何だかちょこっと可笑しくて。
「うう"、もうながない。」
 何とか頑張って笑って見せると、母も途端にパァッと笑顔になって、
「そっか。泣かないか。」
 こちらもまた、軽々と坊やを腕にと抱き上げてやり、
「ごめんな。叱っておいて同じように急に叩いたのは母ちゃんも悪いよな。」
「もうへーきだ。」
「そか、へーきかvv」
 本当に本当に嬉しそうに笑って、頬擦りしてくれた母だった。


 恐らくは"痛かった"とか"びっくりした"とかいうのではなくて。何かしら…喧嘩したことから"悔しい"だとか"歯痒い"だとかいう悶々とした気持ちに胸が一杯になっていて。いつでもクラッチアウト出来る状態にあったところへ、大好きな母御にこづかれたものだから、それが"切っ掛け"みたいになって泣き出してしまった坊やだったのだろう。よーしよしとあやされて、しかもおやつはツタさんのお手製の葛餅と、通いの門弟さんがお家のお祝いごとのおすそ分けですと持って来て下さった、ちかちゃんのお家のお饅頭だったから、涙はとっくに引っ込んだが、
(…笑)
「………。」
 妹は再び遊びにと出掛けたものの、坊やは縁側の柱にぼんやりと凭れたまんま。所在無さげに中庭を見やっているばかり。初夏の庭にはドウダンツツジが、鮮赤色の花を散らした丸い茂みになって幾つかうずくまっており、芝生の若々しい翠の鮮やかさと拮抗し合ってなかなか趣き深い。
「…うう。」
 何度目かの溜息を洩らして、何となく気持ちを持て余している昼下がり。ルフィはツタさんと一緒に夕飯用の買い物に出ていて、構ってくれる相手も居ない。元来活発な子で、じっとして居るのは性に合わない。だのに、何だか行き場がなくて。
「どうした?」
 うぐうぐと悶々と。もうちょっと置いといたなら、地団駄踏んで暴れていたかもしれないタイミング。廊下を戻って来た父が、坊やに気づいて声をかけてくる。
「遊びには行かんのか?」
「…うん。」
 一番のお友達と気まずくなった。それが何だか…何だかで。先程のやり取りから、誰と気まずい坊やなのかは判っているから、
「そっか。他の子じゃあ、楽しくないのか。」
 相変わらずに言葉の少ない父だが、ちゃんと通じるから不思議である。別に衣音以外にもお友達は沢山いるし、衣音に御用があったり風邪を引いたりして遊べない日だって、これまでにも何度もあった。それでも…今の"衣音と喧嘩中"という状態では、誰と一緒でもやはり楽しくはないと思うし、父もそれを指して言っているのだと判る。
「掴み合いの喧嘩だったのか?」
 傍らの居間、定位置に腰を下ろして新聞を広げつつ、そんな風に聞くものだから、
「違う。俺が叩いた。」
「ほう。」
 あんなに仲が良いのにそれはまた珍しい。だが、だからどうしたと急っつく気配はなくて。ぱらり…と新聞をめくる音。そして、
「何か悪口…は言わない子だよな。」
 一応は話相手を続けてくれる父である。
「うん。そんなんじゃない。」
 時折、片足の踵を上げては膝辺りをすりすりと擦ったり、どこか落ち着かない仕草の出る彼ではあるが、ここは道場ではないのだからと父上もそうそう細かく叱りはしない。
「説明してんのに、何か伝わんなくて。」
 それほど癇の強い子ではない。思うようにならないからと言ってすぐに手が出るほど、我儘勝手な子でもない。まして相手は一番大好きなお友達。何だかクイズのような案配だったが、それでもやはり急かすことはない父上で。しばらくの間合いが空いてから、
「…あのね、俺、俺が知ってることは衣音も知ってるってつい思っちゃうんだ。」
 坊やはぽつぽつと話し始める。
「だってさ、一々言わなくても同んなじ事したいって思うし、遊ぶ時とか当たり前に一緒だし。みおよりもっと、もしかしてツタさんとかお母さんより一杯、俺のこと何でも知ってるし。」
 居間の方を向くと、父は新聞へと視線を落としたままで。こちらから見える横顔には、和服なのにいつものピアスが耳の下に揺れていて。それに見とれていたら、
「…お前の方はどうなんだ?」
 あまりに静かな声だったから、もしかして空耳かと思ったほどだったが、
「衣音くんがお前のこと沢山知ってるだけか? お前の方はどうなんだ?」
 やっぱり静かな声で繰り返されて、
「…えっと。」
 再び柱に凭れた坊やは、足元を見やってもじもじと。
「衣音だけじゃない。俺も一杯知ってる。」
 何色が好きかも、何味のアイスが好きかも。微笑う時、必ず顔を見てくれることも。剣を振る時、柄をぎゅうっと絞り込むのが、自分より先に上手になったことも。妹のちよちゃんのこと凄く可愛がってて、泣かした奴は絶対泣かし返してることも。もっと一杯、色んなこと知ってる。
「じゃあ、今はどうだ?」
「…え?」
 これはちょっと意味が判らない。訊き返すと、
「今の今、衣音くんが何を考えてるんだろうか。いきなりむずがって叩いて来たお前のこと、どう思っているのだろうか。…それは判るのか?」
 問われて、
「………。」
 言葉に詰まった。というよりも、
「それが判んないから、困ってるんじゃないか。」
 むうっと膨
むくれて。だが、
「…えと。」
 ああそうかと、やっと気がついた。もしかして衣音のこと怒らせたかも。ぷいっと先にそっぽを向いて、さっさと帰った来てしまったが、だから見えない判らない。大好きなのに、一杯知ってた筈なのに。今の衣音がどう思っているのか。怒っていたらどうしよう。いつもとっても優しいけど、あんまり怒ったりしないけど。今日みたいなのは初めてだから、どうなのかが全然判らなくって。そして、それが物凄く不安だったから苛々と落ち着けないくせに、こちらから見に行く、話に行くのまでは出来なくて。

  「……………。」

 お父さんはそれっきり黙ったままだ。時々大きな手で"かさり"と新聞をめくる。

   ――― 答えは自分で出しなさい。

 静かな横顔が、そう言ってるような気がした。
「…うん。行って来ますっ。」
 縁側から踏み石へ飛び降りて。踵を踏み潰した…そいでお父さんから叱られたのだが懲りないままの運動靴へと足を入れ、返事も待たずにパタパタと駆け出している。枝折戸を出て表へ曲がるその瞬間、顔を上げた父が笑っていたような気がしたが、今はそれどころではなかったから。広っぱまでの一本道を、ただただ勢いよく駆け出した坊やであった。


           ***


"あのピアス…。"
 一つ屋根の下で長いこと一緒に暮らして来た実の息子だって全部は知らない。これ以上はないほどに睦まじくも愛し合ってた夫婦であれ、やっぱり知らないことはあるようで、
"母さんも知らないって言ってたもんな。"
 見た目はともかく、その気性・性分には似合わない…ような気がしてならなかった、あの三連のピアス。
"やっぱ、そんだけ人生長いと深いって事なのかな?"
 おやおや、なかなか穿ったことを言う。ふと見やった壁の丸い船窓。そこから見えるだけの海と空は、昼下がりの陽射しをたたえて受けて、目映いばかりの明るさに満ちている。だがだが此処は"グランドライン"だ。ほんのすぐ明日にでも、いきなり大嵐の只中に突っ込むことになったりもする、油断も隙もない航路。
「………。」
 ぼんやりしていると、その視線を遮るように白い手がぶんぶんと振られて、
「どしたの? ケーキのお代わりなら、まだあるわよ?」
 ベルが怪訝そうに声をかけて来る。突然大人しくなった少年を彼女なりに心配したのだろう。はっと我に返った少年の前、焼くのに使ったプレートごと、テーブルへと持って来て、さっきの倍もの角度・大きさのチーズケーキを追加してくれた。
「あはは、サンキュ♪」
 苦笑する彼とベルとをやさしく見やる衣音のこともまた、全部判ってる訳ではない。彼らの旅路は始まったばかり。仲間たちの一杯、そして自分の沢山を、重々判り合うのはこれからだ。
"でもなぁ〜。な〜んかクセのある奴ばっかり、集まりそうな気がするんだよなぁ。"
 あ、あはははは…。それはまた、どうしてかなぁ〜?
(汗)


  〜 なし崩し的に Fine 〜  
おいおい


  *カウンター33333HIT リクエスト
     ヒロ様『ロロノア家の長男坊のお話』

  *そういえば久し振りの"長男坊"でございまして、
   一つのシリーズに取り掛かると、
   ついそればかり続いちゃうものだから、
   きれいさっぱり"すこ〜ん"と忘れ去っておりました。
(おいおい)
   その弾みでか、異様に長いお話となってしまいましたが、
   こんなでも宜しかったでしょうか? ヒロ様?
 


BACKTOP***