日帰り温泉紀行  インチキ山屋の温泉体感記
 ★File.019★
    信州・松代温泉

2003年01月02日
国民宿舎・松代荘 「松代温泉」
▼場所・温泉名・・・長野市松代町/松代温泉
▼泉質・・・・・・・・・・高張性中性高温泉
           含鉄・Na・Ca・塩化物温泉
            ( 源泉: 45℃, pH 7 )
▼料金・・・・・・・・・・500円(入浴のみ,
              小学生200円, 幼児無料)
▼入浴場・・・・・・・・大浴場、露天風呂

▼п@: 026-278-2596
                http://www.matusirosou.com

  真田十万石の城下町、松代。この歴史の町では、いたる所に真田の家紋「六文銭」が描か
  れている。この松代荘では、さらに武家屋敷風の概観と日本庭園、玄関は冠木門を、ロビーは
  「風林火山」をイメージして造られている。そう、ここの温泉は武田信玄が川中島の合戦での、
 刀傷と疲れを癒した「隠し湯」として知られている。あくまでも国民宿舎なので、日帰り温泉施設
  としての特別な設備はないが、温泉の成分は全国でも有数の量を誇る名湯。カルシウム、鉄
  分と共に塩分が豊富で、一見 "泥水" のような茶褐色不透明のグロテスクな外観だ。源泉の
  温度は約46度。入浴時には適切な温度(やや高め)になっているので、地下水でうめたりボイラ
  ーで沸かしたりは一切していない。さらに、循環濾過もしておらず、常時かけ流し状態のため、
  見た目とは大違いで清潔かつ新鮮な、100%天然のマニアックな温泉である。
  この特異な温泉は、地下の炭酸ガスにより自噴している。元々は透明な源泉だが、いったん空
  気に触れ炭酸ガスが抜けると茶褐色に変色するそうだ。また、豊富な無機塩が直ちにスケー
  ルとなって混濁し、泥水のような様相を呈している。鉄分の臭いが漂う。

●COMMENT
大きめの内風呂と、小さな半露天風呂があるだけで凝った造りの風
呂は一切ないし、休憩室なども用意されていない(別料金で借りれる
らしい)。純粋に、温泉そのものでの一本勝負だが・・・、納得した。こ
れだけで充分な高得点である。温泉には、必ずその成分分析表が提
示されているが、それは源泉での分析値であり、そこの風呂の湯を
測定したものではない。ここのは、一切の手を加えていないのでまさ
に分析値そのものである。その証拠に浴槽の淵や底には分厚いスケ
ールがびっしりと張り付いて、まるで鍾乳石のようになっていた。
元々高温ではあるが、実際ものすごく温まった。昔、幼少の頃によく
入った、薪で炊く鉄釜の風呂の臭いを思い出した。切り傷にも良く効く
との事。
純粋に温泉として、素晴らしい。この泉質、清潔感だけで拍手!!。
食事や休憩については評価できないが、やはり、この歴史の町にふ
さわしい、見せかけだけでない質の良さで光っていた。
料金もマル。機会があれば、何度も入りたい温泉だ。
赤くて(うんこ色?)、熱かった。
風呂も施設も広かった。中庭(日本庭園)が、きれいだった。ながーー
い、ツララがあった。
以上!!  おわり!                                         (小5)

  



   ●再訪 COMMENT
   2011年8月28日・再訪した。 8年前と料金も設備も変わらず、そして泉質も同一で健在だ。
 

温泉については、何も云う事はない。文句なく最高の温泉だ。
8年前のレポートとコメントはそのままで、変わりない。
あらためて素晴らしさに感心し、とても心地良い。施設そのものも申し
分ない雰囲気で、ヘタな旅館などより遥かに上質な国民宿舎なので
次はぜひ、宿泊での利用を検討したいと思った。
さて、大人になった Mayu のコメントは如何に…??

やはり熱い。1分も浸かっていられませんでした。それなのに とても温
まるし、鉄臭さがとても良い。
床石というか、タイルの上に5mm以上のスケールが付いていて、元は
水色なのに湯と同じ色になっていました。小5の当時は、"うんこ色" だ
と評価しましたが、"どろんこ色" に訂正します。 (変わらねーか!?  笑)
でも、色のせいもあるのか、身体に良さそうな成分が詰まっている事が
感覚的にわかります。
それから、ビンのコーヒー牛乳はありませんでした (T-T)


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