日帰り温泉紀行  インチキ山屋の温泉体感記
 ★File.021★
    箱根・奥湯本温泉

2003年02月08日
箱根奥湯本温泉 「天山」
▼場所・温泉名・・・箱根/奥湯本温泉
▼泉質・・・・・・・ナトリウム塩化物泉(源泉5本混合)
         アルカリ性単純泉(湯本74号源泉)
▼料金・・・・・・・・・・1000円(小人630円)
▼入浴場・・・・・・露天風呂、内風呂、釜風呂、水風呂、
          打たせ湯、サウナ
▼п@: 0460-6-4126

  奥湯本の自然を生かした野趣あふれる、かなり凝った造形の施設。江戸屋敷を思わせる外
 観と、全体に古風な雰囲気で一貫された大人の施設といった感じだ。自家源泉3本と共有源
 泉2本を駆使した、二種類の泉質の浴槽がある。いずれも高温泉だが、熱交換器を使ってい
 るため100%の源泉を溜め置きせず直接注入している。
 食事処、休憩室、喫茶、甘味処などを完備し、かなり充実している。
 ただし、シャンプーとリンスは備え付けなし。ロッカーは別料金(脱衣用1回100円、下足用1足50
 円)。飲食物の持ち込み不可。


  ●COMMENT
施設内の全てのものにコダワリを感じた。広い敷地内に複数の畳敷
き休憩室と食事処があり、いずれも和風の落ち着いた雰囲気で癒し
の効果バツグンだ。露天風呂も景観と配置も含め、とても良い雰囲
気。源泉100%は、無論文句なしに良い。ただ、完全な掛け流しでは
なく、一部循環ろ過しているようだ。これだけ良いとさすがに人気も高
いようで、午前中は適度の人数で静かだったのだが、午後1時くらい
からかなり混雑してきた。入場制限していたようだが、やはり混雑す
ると全てが台無しといった感じ。マナーの悪い輩も多くなり、狭く感じる
ようになる。平日か早い時間帯の利用でないと、良さが半減するだろ
う (まあ、これは何処もみな同じだが・・・)。食事処も、味、雰囲気とも
に大変良かった。ただ只、残念でならなかったのが、ロッカー有料(別
料金)の件だ。しかも、靴の分までシッカリ取るとは・・・。これだけ充実
した施設なのだから、仮に入館料を1100円とし、ロッカー無料の方
が、遥かに気分良く帰れると思う。(ちなみに昨年、入館料を900円か
ら1000円に値上げしたそうだ!!。)
こんなにすごい所があったとは・・・「風そうそう、湯とうとう」。休業中か
と思うほど静まり返った館のたたずまい。開館1〜2分前に始めて、お
客様お出迎えの人が現れ、上品でもの静かな心のこもった「いらっし
ゃいませ。」にて館内へ。やはり、どんな素晴らしい食事や施設であっ
ても、人間の心遣いがなってないと評価はガタ落ちである。その点こ
こは、受付も食事処、甘味処も、みな接客態度が良く、満足だ。畳の
休憩所もいくつかあり、特に10時から開く川沿いの休憩所は、「日向
ぼっこ」が気持ちいい。「みな、ゆるんで眠っています・・・。」という、文
句もなかなか。奥のマッサージルームも自由に利用できるし、小さな
書庫に置いてある本も、くだらないものはなく雰囲気を損ねない。ちょ
っと気取って、モディリアーニの絵の本などをめくってみた。Mayuはな
んと、公文の宿題をやっているではないか!!。
温泉もなかなかのものだ。一番熱い湯船は最後に入って、2〜3分浸
かって淵に座わり自然乾燥させると、温泉成分が体に残って効果が
出るそうだ。
食事も満足できた。太った岩魚の塩焼きがうれしかった。甘味処で
は、Papaが抹茶グリーンティー、私は白玉ぜんざい、Mayuは双子
餅を食べた。器の趣味も良く、お水のコースターは本物の樹の葉!!。
BGMさえかかっていない、静かなくつろぎのひと時。壁掛け生花の水
仙が、ほのかに香っていた。 
とにかく、何一つとっても癒しへの心配りが感じられるのである。ロッ
カーの件を差し引いても、満点をあげたい素晴らしい施設だった。近
いうちに、また利用したいが、桜や紅葉の季節は相当混雑するのだ
ろうなー。
とても気持ちよかった。また、来ようかな? ・・・でも、瓶のコーヒー牛乳
がないのが残念!無念!!。あと、着替え用のロッカーが1回に100円も取
るなんて、ウザイ!! 四つ星かなー?。 でも、休憩所などは、とても広く
て床の感じも良かった。ほんとに気持ちいいとは、このことだ!! 風呂
もけっこう広くて、たくさんあった。まぁー、いいんじゃない!?。
一度行ってみる価値はあるね。近くに川もあったから、気持ちよかっ
た。  (小5)

 

 

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