バンダルバン・用語説明(2005年)


バンダルバン案内

50音順
 
アラ
 バンダルバンの少数民族が飲む伝統の酒。米からできている。コーラやスプライトなどの炭酸飲料で割って飲むことが多い。火が付くほどアルコール度数が高い。一般にイスラム教徒はアルコールを飲まないが、非イスラム教徒はこのアラを飲む。居酒屋へは、地元の友達と一緒じゃないと入りにくい。

学校 バンダルバンの少数民族が住む山奥では学校の数や教師の数が不足している。そんな山奥の学校では、算数でも理科でも社会でもなく、『ベンガル語』のみを教える。ベンガル語の話せない少数民族の子供たちが将来、都会で就職できるようになるのが目的。聞いたところ、ひとつの学校を建てるのに大体250ドルくらい掛かるらしい。

ケイ・エス・プルー・ロード マルマ族最後の王の名前が付けられた通り。一本道の通りのものではなくロイヤル・ホテル周辺の通りのものを指す。

孤児院 バンダルバンの町から少し離れたところにある。親を失ったバングラデシュ各地の少数民族の子供たちがいる。

ジュマ民族 チッタゴン丘陵地帯に多く住む少数民族の総称。ジュマとは元々は焼畑を意味していた。現在でも山奥ではその焼き畑農業が行われている。

ショイロプロパート チッタゴン近郊の観光地。滝があるらしい(が見逃した)。ボン族が住み、大通り沿いで果実や布などを販売している。

ションコ・ノディー バンダルボンの町に流れ込んでいる大きな川。ションコ川。ションコ・ノディーはベンガル語であるが、マルマ語ではレグリー・キョンという。

タナカ ミャンマーのビルマ族同様、バングラデシュのラカイン族の女性が顔に塗っている化粧及び日焼け止め。タナカの枝を水に塗らした皿型の石に擦りつけ、それで出てきたものを顔に塗り乾かして出来上がり。

チッタゴン丘陵地帯 略してCHTという。バングラデシュの南東部の丘陵地帯。多くの少数民族が住む。しかし、バングラデシュ政府のベンガル人入植政策によって、現在ではこのチッタゴン丘陵地帯でも少数民族は人口の過半数未満となった。

チムブック 県内屈指の観光地らしいが、それほどのものではないと思う。見晴らしのよい山の上にテレビ用のタワーが建っている。

トライバル・カルチュラル・インスティトゥート 以前は博物館のようなものであったが、現在では閉鎖中。

プランティー バンダルバン郊外にある人口湖。最近観光地として知られはじめた穴場。

ペゴタ マルマ族の人々はパゴタ(仏塔)をペゴタと発音する。

マスター・ショッピング・センター ロイヤル・ホテルのすぐ斜め前にあるショッピング・センター。日本語ができるニョー・タマウンさんもここに店を出している。日本語の練習をしたいそうなので是非立ち寄って欲しい。ベンガル語やマルマ語が話せなくて困っている人は特に。

マルマ族 バンダルバン県に多く住む民族。1990年代半ばには町全体の7割くらいの人口を占めていたらしいが、10年間でベンガル人の人口が彼らを上回るようになった。 ビルマ語にやや近い言葉を話すラカイン族のものと殆ど同じ言葉を持つ。女性の服装はビルマ族に近いが、タナカは顔に塗っていない。

苗字 ジュマ民族の人々は、民族名を苗字としている。たとえばマルマ族の人は苗字が全てマルマとなる。

メグラ 入場料も取られるほど人気のある観光地。池(沼?)につり橋がかかってたり、渡し舟(ボート)もあったりする小さな自然公園。

モンディー マルマ族の代表的な食べ物。米でできた麺をスープに入れたもの。ビルマのモヒンガーに似ている。


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