「小川学長の名誉教授推薦」

 

「小川学長の名誉教授推薦」(推薦者:榊原研究科長)という“悪い冗談”のような事案が、一昨日(33日)の総合理学研究科委員会において審議事項として予定されていたが、“正式に審議して否決された場合の不名誉を考慮すれば、正式な議題として取り上げない方がよいのではないか”という趣旨の意見があり、結局、この事案は流れてしまったという。

 

これを伝え聞いたある教員から、“これは、面白いですね、少しだけ、気分がよくなりました。”とメールがあった。これが、教員一般の正直な気持ちだろう。

 

4月からは従来のような、法的に裏づけられ、人事・学位・入学卒業判定等に決定権を持った「教授会・研究科委員会」そのものが、「学問の自由と大学の自治」の精神とともに消滅させられてしまうが、中田市長および横浜市官僚らによる“横浜市大の解体・破壊”に積極的に加担し、「万死に値する」(脚注1)と断罪されている小川学長に対して、あたかもその“功績”を讃えるかのように、教員自らが“名誉”を与えるなどという“愚”だけはなんとか避けることが出来た。

 

一般教員の良識が歯止めになり、最後の最後になって、研究科委員会がかろうじて機能したわけだが、4月からは、良識の歯止めを利かせるこのような場も、すべて、なくなってしまう。

 

(脚注1)

「学長は万死に値する」

http://satou-labo.sci.yokohama-cu.ac.jp/050304yoshida-banshi.htm

http://myoshida64.hp.infoseek.co.jp/ycu/ycu2004.html 

http://www.kit.hi-ho.ne.jp/msatou/05-03/050304yoshida-banshi.htm