05/12/14中田市長、BSE問題で意見表明 《吉野屋については、最近食べていないのでぜひ行って食べたいと思います。不思議なもので、食べられなくなるとどうしても食べたくなります。》(2006.1.8)

 

市長定例記者会見質疑要旨(平成171214日)

http://www.city.yokohama.jp/se/mayor/interview/2005/051214.html より

 

《記者:BSEの問題で、アメリカ産の牛肉が入ってくるようになります。・・・市長は、吉野屋の大ファンだということですが、早速食べに行かれるのでしょうか。》

《市長:・・・吉野屋については、最近食べていないのでぜひ行って(食べたいと思います)。不思議なもので、食べられなくなるとどうしても食べたくなります。・・・》

 

 

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“市民派”中田市長のダーティーな素顔 ほか

 

【抜粋】

記者:
 BSEの問題で、アメリカ産の牛肉が入ってくるようになります。横浜市の対応、あるいは教育委員会の給食関係の対応について、改めてお伺いします。また、市長は、吉野屋の大ファンだということですが、早速食べに行かれるのでしょうか。

市長:
 安全性については、国の動向を注視しながら、今後、横浜でも、その流通に適切な措置を講じていきたいと思います。今、言われた学校給食なども、おそらく慎重に判断をすることになるだろうと思います。 
 吉野屋については、最近食べていないのでぜひ行って(食べたいと思います)。不思議なもので、食べられなくなるとどうしても食べたくなります。日頃目の前にあっても、「今日は吉野家でいいか」といった程度にしか思ってなかったりするものが、なぜか、しばらく禁断の時間があると、やたら希少価値的になってきて、この間、一時期再開したときには、なつかしさで涙をこぼすような人まで現れていました。私は、そこまではいきませんが。
 ご質問があったのでお答えしますが、吉野家は、スタンスとして非常に良いスタンスだと思います。すなわち、自分達の価値を守るために、オーストラリア産や中国産では駄目だ、ということで、再開しなかったわけです。これはなかなか見上げたものだな、我慢比べに耐えたな、と思います。他(社)が我慢しきれなくなって、あるいは我慢しきれなくなったというよりも、ビジネス的に申し上げれば、(牛丼の販売)再開で、客は一気に流れてくるわけです。牛丼好きはそれなりにいて、かなりのマーケットがありますから、そうなると、吉野屋で食べられないのであれば、「あそこに行こう」ということで、相当ビジネス的にも成立するわけです。ところが吉野家は、それでは自分たちの、価値を維持できない、アイデンティティを落とすことになると、おそらく考えたのでしょう。私は、それはなかなか見上げたものだと、ずっと思っていました。ですから、吉野家は我慢比べに勝ったという感じです。そう思います。

記者:
 危険性は感じませんか。(アメリカ産)牛肉の安全性を信じて、食べるということですか。

市長:
 もちろん、しっかりした判断を行っているのだと思います。実はこの件で(今までも)申し上げてきたのですが、重要なのは、異常プリオンなどがある部位を食べてはいけないということなのです。そのことの方が本当は重要なのです。どのような違いがあるのかというと、要するに全頭検査するかしないか、生後何ヶ月かというよりも、異常プリオン等(が含まれる)、脊髄や脳といった部分を、どうやってきちんと取り除くかの方が重要なのです。全頭検査という言葉の方に、一気にみんなの意識が向いてしまっていることに、やや不安を感じます。