他人事ではない 永岑三千輝氏『大学改革日誌』2006年3月1日付(2006.3.1)

 

http://eba-www.yokohama-cu.ac.jp/~kogiseminagamine/SaishinNisshi.htm

 

 

31(2) 「みんな失望してやめる」との見出しに引かれて佐藤真彦・本学元教授(改革のあり方に抗議して昨年3月退職された)のページを読み、脳血管医療センター問題のますます深刻化する現状を改めて確認した。一昨日あったはずの市人事委員会の公開審理はどうだったか?優秀な医師の不当配転問題(医師を普通の事務部署へ)は、今回の4人の医師の「失望」退職問題の露呈でも裏付けられるように思われる。その根本に、「話し合いがない」こと、民主主義的討論の欠如があげられているのも、重要である。

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二十七日の同市人事委員会での口頭審理で証言した神経内科医は、「センター長は命令ばかり。医師にディスカッションの余地を与えない。みんな失望して辞める」とぶちまけた

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他人事ではない。

本学人事委員会の人事の進め方には規程と内規の問題(218日付、一楽教授の問題提起、内規非公開問題)、その運用の面で不明確さ・不統一性などがあるようだが(そうした情報も教授会が定期開催されていないので公然とした形には今のところなっていない)、それもまた若手の人々が「失望してやめる」一因になるのではないか?

最近ある教授が定年前に退職されるとの情報を得たが、その重要な原因もいろいろな意味での「失望」のようである。